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打席に立たなければ、ホームランは打てません。

どうも。イチローさんの引退会見を何度も見返している三輪です。

私も10年以上野球をしてきました。甲子園を本気で目指していました。

残念ながら甲子園には行けませんでしたが、それでも学んだことが本当に沢山あり、経営者になった今も凄く役立っています。

今日はそのうちの一つ「打席に立ち続ける大切さ」をご紹介します。

ホームランよりも三振の方が多い世界

野球をやっていれば誰もが一度は打ちたいホームラン。

1塁、2塁、3塁、ホームとグラウンドを一周走り、一緒に戦う仲間たちやスタンドからの賞賛の声をもらいながらベンチに戻る瞬間は、一度味わったら病みつきになります。

「もう一度ホームランを打ちたい」

そう思って打席に立つと、今度は呆気なく三振。その次も三振。試合が終われば、ホームランを打った喜びよりも、三振した悔しさの方が残る。なんてことは一度や二度ではありません。

プロの選手も同じです。ホームランを年間30本打ったら、それはもう素晴らしいバッターなのですが、彼らの打率は良くても3割を少し超える程度で、7割以上がアウト、つまり悔しい思いをしています。

ホームランよりも三振の方が良い。成功する確率よりも、失敗する確率の方が高く、嬉しい体験よりも悔しい体験が多いのが、野球なんです。

経営者に必要なことは、失敗を恐れず挑戦し続けること

私は2014年に前職JICAを退職し、e-Educationの代表になったのですが、一番変わったことは失敗に対する心構えです。

前職の時は優秀な上司や同僚に囲まれ、自分が失敗してもすぐにフォローしてもらえました。一方で、経営者になると違います。全ての失敗は自分の責任であり、失敗できないというプレッシャーが常にありました

・・・という勘違いをしていました。今経営者になって5年近く経ちますが、振り返ると成功よりも失敗の数の方が遥かに多く、嬉しい思い出よりも悔しい思い出が多いのが現状です。

野球と同じですね。

このことに気づいたのは、経営者になって1年経ったあたりでした。それからは野球と同じように、失敗することを恐れず、とにかく挑戦の回数を増やす、三振覚悟で打席に立ち続けることを意識してきました。

失敗が重なった時、いつも思い出すのは野球で苦しい日を乗り越えてきた時間です。イチローさんも一番印象深い思い出は、数々の記録を達成した瞬間ではなく、最後試合に出れるかわからない環境でトレーニングをし続けたことであり、その日々を誇りに思っていると仰っていました。

私も経営者として、成功よりも失敗し続けてきたことを、少しだけ誇りに思います。

最後に

いかがでしょうか?

最近、三振(失敗)を覚悟で挑戦されたことはありますか?

もしNGO/NPOやソーシャルベンチャーの経営者の方で、自分も、組織も変えたいと強く思う方は、今ちょうど募集をかけているソーシャルベンチャー・パートナーズ東京(SVP東京)の投資・協働先募集に応募されてみてはいかがでしょうか?

最大200万円の資金と、パートナーと呼ばれる方々のサポートを2年間できます。今のe-EducationはSVP東京の支援無くしてここまでの成長はなく、なかなか壁を超えられないと感じている全てのソーシャルベンチャー経営者に挑戦してみてほしいです。

応募は3月31日まで。まだ間に合います。競争率はとても高く、応募しても不採択になる確率の方が高いですが、それでも打席に立たなければ、ホームランは打てません。

だからこそ、私は打席に立ち続けます。

よかったら、ぜひご一緒に。

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