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【知ってる?】習慣化を目指すときに「やる気」に頼ってはいけない理由

習慣化を目指すなら
「やる気(モチベーション)」
頼ってはいけません。

なぜなら「やる気」ほど、
不安定で不確実で持続性のないものは
他にないからです。

まるで、生まれたての赤ん坊のように
欲望のままに行動しようとする。

「やる気」とは、あなたが
「どうにかコントロールしよう!」
と考えること自体、おかしな話。

本来は、
どうにもならない代物しろものなのです。



今回のテーマは、
習慣化を目指すうえで
「やる気」に頼ってはいけない理由

についてお話しします。

「良い習慣を手に入れよう」と
意気込むことは大切です。

しかし…

習慣化に取り組むときに、
よくおちいりがちな失敗があります。

それは、
「やる気」に頼って
習慣化に取り組むこと
です。

どうして、
「やる気」に頼って
習慣化してはいけないのか。

今回は、習慣化を目指すうえで
「やる気」に頼らない理由について、
詳しく解説しながらお話しします。

ぜひ、共感していただける幸いです。

では、いきましょう♪



✔どうして、習慣化に
「やる気」は向かないのか

たとえば、あなたの目の前に
二つのある物が置かれています。

ひとつは、
いま取り組むべき宿題のノート。

もうひとつは、
大好きなアイスクリーム。

本来であれば、
取り組むべき宿題のノートに
いますぐにでも
手を付けなければいけません。

もしも、「やる気」に
行動の舵をお願いしているとなれば、
最初は「宿題」に意識を向けることは
難しくありません。

ただ…
数分もしないうちに

あなたは間違いなく
大好きなアイスクリームに飛びつきます。

「取り組むべき宿題」を
放りちらかして…

べつにアイスクリームだけに限りません。

好きなテレビ番組、youtubu、
ドラマ、ゲーム、SNSなどでも同じです。

「やる気」だけでは、
欲望には勝てないのです。




「やる気」とは、
 一貫性を強く持ちます。

瞬間的な爆発力は
素晴らしいものがあります。

ただ、同時に瞬時に消えやすく、
とくに欲望に逆らえない習性を
持っています。

「やる気」だけで行動を制御していると
いとも簡単に
”あなたの理性”を崩壊してきます。

そして、毎度毎度、行動を起こすたびに
「やる気」とお話し合いをしていては
時間がいくらあっても足りません。

そもそも、「やる気に頼らない」という
根本的な考えをあらためないと
先に進めません。

たとえば、上記の
「勉強とアイスクリームの例」でいえば、
”勉強を終わらせたら、
 アイスクリームを食べる”

というルールを作るといった考え方です。



もちろん、「やる気」にも
メリットを持ち合わせています。

さきほど、伝えたように
一度、「やる気」を出せば、
行動への爆発的な後押しになります。

乗り気でない自分の気持ちを
奮い立たせるスイッチとしての役割も
大きく果たします。

一見すると、
「行動を起こすためには
 やる気は不可欠」
と思いたくなります。

だからこそ、
習慣化への行動の原動力として
「やる気」を引き合いに出します。

「やる気」さえあれば、
習慣化できると考えてしまいます。

正直に皆さんに伝えます。

「やる気」に頼っている時点で、
あなたの習慣化は失敗に終わります。


問題はやる気が出ないことではない
「やる気を出す必要がある」と
思い込むことである

-オリバー・バークマン-


習慣化を目指すうえで、
「やる気」に頼る必要はありません。

ここで、勘違いして欲しくないのは
「やる気に頼ってはいけないんですね」
と”やる気”を全否定することです。

ややこしいのですが…
ある程度は「やる気」って必要なんです。

ときには
「やる気」にもがんばってもらって
習慣化を手助けしてもらう感じと思えば
分かりやすいですね。


「やる気」も上手に付き合えば、
その後の行動に良い循環をもたらします。

「やるぞー!」と行動して、
結果がともなえば達成感を得られて、
次回ではより取り組みやすくなります。

問題なのは、
すべての行動の”決定権けっていけん”を
「やる気」一本に集約してしまう
ことです。

こうなると行動を起こすためには
「やる気」の有無によって左右されます。

冒頭で話した、
まるで赤ん坊のように
欲望に忠実な「やる気」ちゃんに
行動の起点をお願いすることになります。

やる気に頼った瞬間、
「その行動はいつ始まるのか」
分かったものではありません。

数十秒さきか…

それとも、数年後さきか…

もしかしたら、
一度っきりで終わる可能性も秘めています。

恐ろしいですね...m(_ _ )m




✔やる気以外に
 目を向ける

習慣化に成功するために考えるべきは
「やる気に頼らない方法」を
模索することです。

具体的な方法でいえば、
アンカリング、
スモールゴール、
宣言、計画をたてるなどがあります。


■アンカリング
 日常の動作と新しい習慣を
 セットにして行動する方法。

 「○○したら、○○する」

 たとえば、
 「顔を洗ったら、
 ハミガキする」
など…


■スモールゴール
 小さな行動から始める方法。

 たとえば、
 勉強する習慣に取り組むときは、
 まずは”机に座ることだけ”
 目標に行動する。


■宣言
 自分以外の他人に
 取り組むべき習慣を宣言する。

 裏切れない人にたいして
 宣言するほど効果は倍増する。


■計画を立てる
 カレンダーやスケジュール帳に
 行動の計画を立てる。

 積みあがる感覚は、
 行動を促進される。


ほかにも、習慣化を手助けする
さまざまな方法は無数にあります。

気になる方は、わたしの過去記事を
読みかえしていただけると幸いです。



✔なぜ、
「やる気」に頼るのか

「やればできる」
自分に自信を持つことは大切です。

ただし、何度も言うように
 習慣化においては
 「やる気」だけに頼ると失敗します。

どうして、
人は「やる気に頼る」のでしょうか。


ひとつは、
いろいろ考えなくて済むからです。

つまり
「やる気を起こすことは時短行為だ」と
勘違いして認識してしまっています。

「やる気」のエネルギーを生み出す
瞬間的な爆発力は目を見張ります。

本来であれば、行動を起こすときは
計画をたてて失敗しない道筋をたどって
動き出します。

そこを「やる気」によって行動すれば、
自分の最大値で行動を起こせますし、
頭で「こうして、あーして」と
理論立てて考える必要はありません。

すべては
「やる気しだいで解決できる」と
勘違いを起こします。



ふたつ目は、
「やる気」によってもたらした経験です。

子供の頃の体験は
「やる気に頼るのはアリ」と
あなたの脳裏に植え付けます。

誰しも幼少期は、すべての経験は
新鮮で真新しいものばかりです。

「あれやりたい、これやりたい」と
取り組んだ結果、
さまざまな経験を積み重ねます。

そして、いつしか
「やる気が起きたときに
 取り組めばいいじゃん」と思い込みます。

ひとつ目につながるのですが、
子供の頃は考えなしに行動を重ねた結果、
やる気しだいで行動はどうにでもなる
という経験を重ねちゃってるんですよね。

そういった幼少期の経験は、
大人になっても変わらず、
ついついやる気に頼りたくなります。


【まとめ】
 習慣化を目指すなら
 「やる気」に頼らない

・理由
 「やる気」は不安定で
 不確実で持続性に欠ける。

・「やる気」以外に頼るには?
 具体的な方法で習慣化を目指す。
 たとえば、アンカリング、
 スモールゴール、宣言、
 計画を立てるなど…

・気をつけないと、
 すぐに「やる気」に頼る理由

 「やる気」に任せれば、
 考えなくて済むから。
 いままで「やる気」によって得た経験を
 活かしたくなるから。



* * * * *



「良い習慣を手にしたい」と
考えるのであれば、まずは
「やる気に頼らない」と
自分に言い聞かせてください。

やる気によって起こした行動に
味を占めると、さらに
次の行動を起こすのは難しいものです。

だからこそ…

一瞬でも「やる気でどうにかなる」と
考えた時点で、習慣化は
二度とあなたに振り向いてくれません。



いつまでも
「やる気というヤンチャ坊主」に
振り回されて、後悔の念をかかえる日から
オサラバしましょう。

より良き人生のために、
「素晴らしい習慣を身に付けたい」
考えるあなたに向けて届きますように…

では、また。
失礼します。


サポートしていただければ、あなたの習慣活動を全力で応援します!!