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失敗を経験した人とそうじゃない人の違い

「失敗」 
方法がまずかったり情勢が悪かったり、
目的が達せられないこと

だれしも失敗はしたくないもの。

人間関係の失敗、仕事の失敗、
金銭面の失敗、人生の選択の失敗。

自分の思いどおりに事が進んで、
「ストレスフリーな人生を歩みたい」と
考えるものです。

習慣化に取り組む人も
「どうせ取り組むなら失敗したくない」
と考えます。



さて、そもそも
「失敗」とは経験しないほうが
人生にとって良いモノなのでしょうか。

「そりゃ、失敗しない人生を歩みたい」と
声が上がるかと思います。

一見、失敗を経験しない人生のほうが、
なんとなく良い人生に思えてきます。

結論から言わせていただくと…

人生に”失敗は必要”です。


なぜなら、
失敗を経験した人とそうじゃない人では、
人生で転んですぐに立ち上がるときに
大きな違いがあるから
です。

「人生で転ぶ」とは、
予期せぬ大きな失敗が
あなたに降り注ぐことを指します。

もしも、あなたが「失敗」という経験を
まったく積むことなく過ごしていた
とします。

そんなある日、あなたは
突然の大きな石(不確定要素)に
つまづいたとしましょう。

おそらく、立ちなおるまでに
相当な時間を要します。


反対に、あなたが普段から
失敗を重ねていて慣れていれば、
話は変わります。

人生で転んだとしても、
すぐに立ちなおれる未来が待っています。


今回は、失敗を経験した人と
そうじゃない人の違い
というテーマでお話しします。

失敗を経験していれば、
人生の落とし穴にハマったとしても、
すぐに這い上がれる能力を手にできます。

どうして、失敗を経験した人は
上手な対処法を身に付けられるのか。

詳しく解説します(^^♪


普段から「失敗」を恐れて
チャレンジできていない人や
ついつい安牌な行動を取る人へ、
ぜひ失敗の必要性について
見直す機会になればと思います。

では、いきましょう♪



✔失敗すると身に付く
 ”ある”こと

失敗すれば怖いしツラいし、
状況によっては周囲の信頼関係にも
悪影響を及ぼしますよね。

だからといって失敗を恐れていては
あなたにとって不利益な状態です。

なぜなら失敗すると、
”反省を経験できる”からです。

「もっと、こうすれば良かった」
「ほかに良い方法があったはず」
「どうして、
 がんばらなかったんだろう」

失敗したからこそ、人は振り返って
”失敗の原因”を探して、反省します。


「いやいや、失敗する前から
 反省しながら過ごせばいいじゃん」
と思うかもしれません。

残念ながら、あなたは
失敗しないと反省しません。

じっさいに
自分の思いどおりに進んでいるときに
反省しますか。

おそらく、
思いどおりに進んでいるときほど
「順調順調!このまま行こう!」
と考えるはずです。


そもそも
良い方向に進んでいるときほど、
反省する点は見つからないものです。


人は、失敗するから反省します。

これは、
原理原則です。

失敗するから
 ⇒反省する


反省のメリットは、
”成長の兆しにつながる”ことです。

「反省する」からこそ、
自分の欠点に気づいたり
足りない能力を補填したり
自分にしか不可能な新しい道を
切り開けます。

失敗する
 ⇒反省
  ⇒成長につながる



✔どうせ失敗するなら
 思いっきり転ぶべし

失敗といっても、人によっては
失敗にたいする捉え方は
大小の違いはあります。

もしも、
あなたが「失敗するかも」といった場面に
遭遇したとき、中途半端な失敗で終わると
成長の恩恵は受けにくいと考えてください。

むしろ大胆に失敗したほうが、
はるかに器の大きな人間になれます。

「恥ずかしい...」
「絶対に笑われる」
「あとで取り返しがつかないかも」

そういった考えが
よぎるかもしれません。

だからこそ、おおっぴらに
失敗を広めたくないと考えて、
中途半端な失敗を求めます。

しかし、中途半端な失敗では
あなたの時間のムダです。

なぜなら、
中途半端な失敗と大きな失敗では
「反省の質」は、まったく違うものに
なるからです。

”大きな失敗”を経験したとき、
反省の質はまるでダイヤモンド並みに
高品質な内容になります。

反対に小さな失敗を経験したとき、
反省の質は川辺の石ころぐらいの
取り留めない内容になるでしょう。

人生は限られた時間の中だからこそ、
反省の質は高めたほうが効率的です。

「反省の質が高い」と、
二度と同じ失敗を繰り返しません。

さらに失敗から得た経験をもとに、
対処法を見つけます。


では、「反省の質が低い」
どうなるでしょうか。

何度も同じ失敗を繰り返すことは
容易に想像できます。

「たいした失敗じゃないし、
 もうやらないでしょ」

楽観的に考えます。

小さな失敗は、
対処法を見つけるほどと感じないので
当然、振り返りも浅く、
簡単に記憶から消えてしまいます。

これでは、せっかく失敗したとしても
あなたに何の価値も与えられていないので
時間のムダでしょう。


どうせ失敗するなら、
思いっきり失敗する道を選ぶのは
あなたの成長のためでもあります。

人から頼られる人間として、
またブレない芯の強い人間として
成長するためには、
大きな失敗を経験すべきなのです。



✔失敗こそ
 チャンス到来

「失敗」は自分の想像を越える
何らかの不確定要素を含むからこそ、
どうしても不安から解放されません。

「もしも、こうなってしまったら...」

失敗を考えると、額に冷や汗をかきます。

でも、その冷や汗こそ
あなたを成長させている証拠です。

本来、失敗とは”チャンス”
同等の価値を秘めています。

「いま、この瞬間の失敗は、
 わたしに訪れたチャンスなんだ」

そういうふうに捉えられれば、
失敗への不安も軽減します。


子供の頃は、大人になるまでの
さまざまな経験によって失敗しながらも、
「今度は失敗しない」ように
生きるすべを身に付けます。

ただ、大人になればなるほど、
失敗になかなか立ち会わなくなるものです。

大人になったいま、
貴重な失敗体験だからこそ、怖がらずに
自分で掴みにいく心持ちが欲しいものです。


* * * * *


わたしも会社では、どんどん前に出て
失敗を繰り返しています。

なかには同じ失敗を繰り返して
上司からこっぴどく叱られたりします。

それでも、
失敗を怖がって挑戦しないほうが
時間のムダだと思うように心がけています。

おかげで少々の失敗に
恐怖することはなくなりました。

失敗へのリミッターが
壊れたのかもしれません(笑)

部下の失敗にも寛容になりました。

「大丈夫、大丈夫!
 失敗しても死なないから」と
声をかけています。

また、心の中では
「自分のほうが
 もっと大きな失敗してるしな~、
 経験上、たいしたことない」と
思うことができます。

いまは会社の中堅という立場で
働かせていただいていますが、
若い頃に多くの失敗を
経験していて良かった
と心から思っています。

とくに大きな失敗は、わたしに
人生の重要な思考を気づかせてくれた
と感じています。




いかがでしたか?

失敗にたいして、少しは
恐怖心が和らいだのではないでしょうか。

失敗を成長のチャンスと捉えて、
どんどん失敗を重ねて欲しいですね。

あなたの周囲にいる頼れる先輩や上司は、
間違いなくあなたより多くの失敗を
経験しています。

そして、想像以上に額から汗をかいて
猛省もうせいした経験を持っています。

反対に、
「なぜか頼りない人だな~」と感じる人は、
いままで失敗を避けてきた人です。

わたしの経験上、頼りにならない上司は
責任転嫁の上手な上司でした。

ことあるごとに…
「あいつのせいだ」
「俺は悪くない」
「ほかに方法あっただろ!」と
自分は反省することなく、
他人のせいにする姿を見てきました。

そういった上司は、失敗を失敗として
認めたくないのでしょうね。

「器の小さな人間だな~」
感じました。




コチラの記事を読んで、
少しでも失敗への考え方に
変化を持っていただけたでしょうか。

失敗を恐れずチャンスと捉えて、
日々を過ごしていただけたら幸いです。

幸ある人生のために、あなたに
素晴らしい成長をもたらしますように。

では、また
失礼します。

サポートしていただければ、あなたの習慣活動を全力で応援します!!