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小さな旅・思い立つ旅|記憶に残る郷愁の原風景[大社旋風で沸いた甲子園]

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お盆も終わり、二十四節気の「処暑」へ。激しい暑さの峠を越えて、朝の暑苦しい蝉の声から、夜の涼しげな虫の声に変わる頃。空は澄み、心地よい風は木の葉や秋草をそよがせ、もの寂しく感じる秋の心を「愁(うれい)」と表す。とてもいい漢字。

郷愁の原風景はどんなところ?

生まれは堺。でも3歳までしか過ごしてないので全く記憶に残ってない。記憶にあるのは、4歳から過ごした出雲の風景のみ。なので、地元はどこ?と聞かれれば、いつも「出雲」と答えている。

出雲平野

地元を離れて暮らすからこそ
郷愁もひとしお

お盆も過ぎ去り、地元大社高校の神話旋風が甲子園を沸かせた今、記憶に残る原風景を掘り起こしてもいいのかも、という話。

記憶に残る郷愁の原風景


58人の大社 15万人の早実

島根県の人口は七十万。でも神様は八百万(やおよろず)。江戸川区よりも、堺市よりも人口が少なく、日本で47番目に有名な県。

島根県の県花は牡丹。牡丹の花言葉は人見知り砂丘はないし、水木しげるもいない。でも、Official髭男dismSaucy DogOmoinotakeの3バンドがメジャーデビューを果たした奇跡はある。

大社旋風 甲子園ベスト8は約100年ぶり

夏の甲子園 地元大社高校の戦い

出身校ではないけれど、身近な高校で知り合いも多く、監督も友達の友達くらい近い存在なので、これはもう応援するしかない、と。

アルプススタンドが満席になれば、島根県民の9割が応援に駆けつけたと言われ、出場選手全員が地元出身(ひとり鳥取だけどほぼ地元)に驚かれ、甲子園2勝はなんと107年ぶり。

早稲田実業に勝利してベスト8進出の凄さは、最寄駅の乗降者数でわかるはず。。

全国最下位と1位の熱い戦い

出雲平野

小学校の下校路の近道で、稲刈りの後の田んぼを斜めに横断するけど、先生に見つかるとすごく怒られる、、

あたり一面田んぼ、年中風が強い、、

宍道湖

山と湖に囲まれて海は見えない。日本海の荒波は山の向こうで、身近な風景は宍道湖の静かな水面

夕日が有名な宍道湖だけど、出雲から見えるのは日の出

ぶどう畑

ぶどう畑も身近な風景。ぶどうを盗み食いする小学生が怒られているのも風物詩のひとつ

斐伊川

川幅は400mもある。雨が降れば川幅いっぱいに水が集まり、晴れていればほぼ砂浜。

出雲大社

出雲の売りはもうこれしかない。これがなければ、県外から誰も来ない。神様ありがとう。

しめ縄にお金を刺す行為がいつの間にかNGに

稲佐の浜

あまりにも見慣れた風景でなんとも思ってなかったけど、今見るととてもいい風景

出西窯

地元が民藝とゆかりのある場所だなんて思っても見なかった。でもこの青みはとても懐かしい

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