アルジャーノン

中学生の時に読んで衝撃を受けた短編版『アルジャーノンに花束を』。後に長編化されましたが…

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中学生の時に読んで衝撃を受けた短編版『アルジャーノンに花束を』。後に長編化されましたが、今でも短編版の方がベストだと思っています。主に映画、ドラマ、マンガ、音楽、政治・社会、軍事などについて書いています。 Twitter @j4lVPBIIBIJeHDq

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維新の「身を切る改革」の正体~国会議員定数や議員報酬等を削減して喜ぶのは誰か

この記事は、以前書いた「最凶の強欲新自由主義政党『日本維新の会』が推進する『ルサンチマン・プロパガンダ』」の国会議員定数や議員報酬等に関する部分を元記事から切り離し、大幅に加筆・修正したものです。 国会議員を槍玉に挙げる維新の「ルサンチマン・プロパガンダ」「維新」は、「〇〇の一つ覚え」のように何かと言えば「我々維新は『身を切る改革』を実行する政党です」と宣伝しているが、実はこれは維新が得意とする「ルサンチマン・プロパガンダ」の一種。 標的にしているのが国会議員報酬等と議員

    • 世界一の貧困格差大国ニッポン~貧困と格差を拡大再生産する政府自民党の「逆再分配政策」~

      米国を超える貧困大国日本名目GDPの世界シェアが米国に次いで17.5%を占め、一時は米国をも追い越すかと思われた1990年代前半の「栄光の時代」はどこへやら。今では世界シェアも5.5%にまで縮小し、僅か30年の間に尾羽打ち枯らしたような世界一の超衰退国家に落ちぶれ果てた日本。 堤未果が2008年に出版し、ベストセラーとなった「貧困大国アメリカ」の中で、「米国の今の姿は、明日の日本」と言う意味の事を書いていた。この本が出た頃は「リーマンショック」の真っただ中だったので、その外

      • 能登地震被災住民を見捨てる政府自民党の冷酷な「新自由主義棄民政策」

        被災者救援先進国イタリアの「被災者緊急支援システムTKB48」政府と石川県の能登地震被災地への対応が異常であまりにもひどすぎるので、私見を書いておく。 能登地震発生後の予算委員会で日本共産党井上議員が、日本が見習うべき先進的な「自然災害被災者救援システム」としてイタリアの例を取り上げた。 自称「先進国日本」と違って本当の先進国イタリアも自然災害が多い国だが、1980年代から各地に「被災者緊急支援システム」=TKB48(大規模地域分散備蓄体制)が整備されるようになった。

        • 軍人・軍属戦没者の約6割140万人を餓死させた日本軍の大罪

          本稿は次の記事の続きです。 はじめに個人的な話で恐縮だが父親から戦争の話を聞かされていたせいか子ども時代から戦争には関心があり、戦記漫画やジュニア向けの戦記ものなどをよく読んでいた。勝っても負けても日本軍が連合国軍と真正面から勇ましく戦う話ばかりだったので、当然戦死者は激戦の中で「名誉の戦死」を遂げたものとばかり思っていた。 しかし、成長して大人向けの戦記などを読むようになると、だんだん旧日本軍の粗が見え始め、戦死者も戦闘中の戦死ばかりではなさそうだという事に薄々気が付く

        維新の「身を切る改革」の正体~国会議員定数や議員報酬等を削減して喜ぶのは誰か

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          村下孝蔵名曲ベスト20~1960年代~80年代の泣ける名曲200選⑫

          ①「踊り子」                                  「踊り子~ゆうこ」 (ライブ)                                   橋本聖子&疋田圭世「踊り子」 イカロス&五月田根美香子「踊り子」                                    ②「野菊よ」                                   ③「水無月十三夜」                          

          村下孝蔵名曲ベスト20~1960年代~80年代の泣ける名曲200選⑫

          日本国民がいつまでも豊かになれない四つの理由~対米従属・内需減少政策・利権中抜き・海外バラマキ~

          戦後80年近くの間一度も戦争や内戦をしたことがなく、毎日長時間勤勉に働き、高い税金を必死に納めている日本国民が豊かになるどころか、日に日に窮乏の度合いを強めている主要な原因は大きく分けて四つある。 理由1 日米安保条約と地位協定によって日本が米国の「新植民地」にされている事GHQ時代の米国の基本的対日統治方針 米国の属国日本に対する基本方針の柱は、二度と米国に歯向かえないように日本の国力の弱体化。これは、GHQ以来一貫した方針だが、戦後の東西冷戦の激化と朝鮮戦争の勃発によ

          日本国民がいつまでも豊かになれない四つの理由~対米従属・内需減少政策・利権中抜き・海外バラマキ~

          1960年代~80年代の泣ける名曲100選⑪~名曲聴き比べ~「ストップ・ザ・ミュージック」「人間なんて」「東京」「機嫌を直してもう一度」「オービーバー」他32曲

          ※動画再生中に画面右下隅の▢アイコンをクリックすると画面が拡大されます。 オックス「オー・ビーバー」(1968) オックス「オー・ビーバー」(ライブ) オックス「テル・ミー」(1968) GSについては、こちらのシリーズで書いています。 タブレット純+サニー多咲とバブルジェッツ「オー・ビーバー」 サニー多咲とバブルジェッツ「オー・ビーバー」 ディック・ジョーダン「ストップ・ザ・ミュージック」(1963) レーン&リー・キングス「ストップ・ザ・ミュージック」(1

          1960年代~80年代の泣ける名曲100選⑪~名曲聴き比べ~「ストップ・ザ・ミュージック」「人間なんて」「東京」「機嫌を直してもう一度」「オービーバー」他32曲

          1960年代~80年代の泣ける名曲100選⑩~「歌謡ロック編 3」~甲斐バンド、佐藤隆、加山雄三、高橋真梨子、沢田研二 加藤登紀子 他28曲

          「歌謡ロック編 」の1回目と2回目はこちら。  ※動画再生中に画面右下の▢をクリックすると画面が拡大されます。  甲斐バンド「バス通り」(1974)                    甲斐バンド 「裏切りの街角」(1975) 甲斐バンド「かりそめのスウィング」(1975) 甲斐バンド「そばかすの天使」(1977) 甲斐バンド「らせん階段」(1975) 「地下室のメロディー」(1980)                                   甲

          1960年代~80年代の泣ける名曲100選⑩~「歌謡ロック編 3」~甲斐バンド、佐藤隆、加山雄三、高橋真梨子、沢田研二 加藤登紀子 他28曲

          1960年代~80年代の泣ける名曲100選⑨~「歌謡ロック編 2」~CASCADE、吉田拓郎、シーナ&ザ・ロケット、RCサクセション、福山雅治、泉谷しげる等30曲

          「歌謡ロック 」という定義自体が曖昧なので、選ぶ方としてはあまり制約がないのがメリットです。その代わり、あれもこれもとリンクして行ったらどんどん増え行ってしまい、1回では終わらなくなりした。 選んだ曲は ①哀愁を帯びたマイナー調 ②アップテンポのリズム ③バックにエレキギター使用 の三つ位しか共通点がないような感じになってしまいました(例外あり)。 今回も1980年代以降の曲が含まれています。 「歌謡ロック編 1と3」はこちら。 ※動画再生中に画面右下の▢をクリックす

          1960年代~80年代の泣ける名曲100選⑨~「歌謡ロック編 2」~CASCADE、吉田拓郎、シーナ&ザ・ロケット、RCサクセション、福山雅治、泉谷しげる等30曲

          1960年代~80年代の泣ける名曲100選⑧~「歌謡ロック編1」~アン・ルイス、舘ひろし、矢沢永吉、横浜銀蠅、甲斐バンド、沢田研二、チェッカーズ等全44曲

          前回から随分間が空いてしまいましたが、8回目にしてようやくシリーズ名通りの100曲超えを達成。 今回は、いつもとは趣向を変えて「歌謡ロック」の名曲を集めてみました。 とは言ってもブルースロックやジャズロックなどに比べるとジャンルの概念がはっきりせず、「歌謡ロック」という日本独自のジャンル自体が果たしてあるのかないのかさえ確定していない状態なので、ピンとこない人が殆どだと思います。 単純化するとブルースロックがブルースっぽいロックであるとするならば歌謡ロックは歌謡曲っぽいロ

          1960年代~80年代の泣ける名曲100選⑧~「歌謡ロック編1」~アン・ルイス、舘ひろし、矢沢永吉、横浜銀蠅、甲斐バンド、沢田研二、チェッカーズ等全44曲

          ドラマ『マンゴーの樹の下で ~ルソン島、戦火の約束~』と日本の加害責任

          もう何度目になるのか、明日8月11日20時15分からNHKBSプレミアムで終戦関連ドラマ「マンゴーの樹の下で ~ルソン島、戦火の約束~」(2019)が再放送される。何度も再放送されているという事は、NHKがこのドラマの出来栄えに相当の自信をもっている事が伺える。 確かに安倍晋三が政権復帰後に築いた腐敗・不正・無能の「2012年体制」の下、政府の広報プロパガンダ放送局と化しているNHK地上波でこのような反戦ドラマが放送された事は、日本の軍事大国化の流れに一石を投じたという意

          ドラマ『マンゴーの樹の下で ~ルソン島、戦火の約束~』と日本の加害責任

          貧困大国日本の総理が巨額の海外バラマキを続ける二つの理由

          米国と日銀が共謀して引き起こしたバブル崩壊以来、30年に及ぶ政府自民党の狂った経済財政政策のために日本経済はその活力を失って急激に衰退し、国家としてはとっくの昔に「経済先進国」ではなくなっている。 実態はG7どころかOECDからも落ちこぼれ寸前の「腐敗した貧乏後進国」に落ちぶれているのに、なぜか分不相応の巨額海外援助だけは際限なく続け、相も変わらず「世界のATM」であり続けるというあたおかが支配する不思議の国ニッポン。 際限なく海外バラマキを繰り返す日本政府岸田総理は就任

          貧困大国日本の総理が巨額の海外バラマキを続ける二つの理由

          自民党の本業~「政府発注事業 トンネル中抜きシステム」~

          この記事は、以前書いた「「長期腐敗体制」を作った「アベノアクジ」の全容③~安倍元総理の『素晴らしい業績』一覧表(詳細版)」の「中抜き」に関する部分を抜き出し、大幅に加筆・修正したものです。 元記事は、こちら。 政府自民党は、五輪、万博、Go To トラベル、持続化給付金、政府発注各種ITシステム、アベノマスク、ワクチン、マイナンバーカード、ポイント事業、政府広報事業、各種公共工事その他、政府支出事業のほぼ全てに「多重下請けによるトンネル中抜きシステムを構築している。 現

          自民党の本業~「政府発注事業 トンネル中抜きシステム」~

          米国と財界による「日本改造計画」

          この記事は、以前書いた「自民党は米国と財界によって作られた売国政党」の後半部分を切り離して大幅に加筆・修正したものです。 前半は、こちら。 米国による日本改造「バブル崩壊」後、「対日年次改革要望書」(1980年代は「日米構造協議」「日米円ドル委員会」)、「日米FTA」(本丸はTPPだったが、トランプが不参加を表明)、2000年に始まり2024年の第6次まで多岐に渡る要求を日本政府に突き付けている「アーミテージ・ナイ・レポート」※などによって米国は内政干渉同然の要求を毎年日

          米国と財界による「日本改造計画」

          参政党と「統一教会」② 参政党は「統一教会」の関連団体か?~参政党幹部と「カルト宗教団体」とのただならぬ関係

          参政党と「統一教会」第一回はこちら。 参政党幹部のルーツは自民党、そして「統一教会」・日本会議との濃厚な繋がりが最初に参政党結党時のボードメンバー(執行役員)と自民党・「統一教会」・日本会議との繋がりについて見てみよう。必死で隠そうとしている割には意外にバレバレで、創立メンバーについて少し調べただけですぐにお里が知れる。 結党時のボードメンバーは、神谷宗幣、松田学、篠原常一郎、渡瀬裕哉、KAZUYA(京本和也)の5人。 松田学 「参政党の頭脳、知恵袋」とされる現代表の

          参政党と「統一教会」② 参政党は「統一教会」の関連団体か?~参政党幹部と「カルト宗教団体」とのただならぬ関係

          参政党と「統一教会」①~ビジネスカルト参政党が急激に勢力を拡大できた秘密

          無党派中流層をターゲットにしたネットワークビジネスで儲ける参政党2022年7月の参院選で国政選挙に初挑戦した参政党は、比例で事務局長の神谷宗幣が当選、併せて得票率が2%を上回って政党要件を満たし、国政政党としての資格も獲得した。それまで一般国民には全くと言っていい程知られていなかった結党2年目の無名の政治団体が一気に議席を獲得し、国政政党に躍り出たのは異例中の異例で世間を大いに驚かせた。 参院選挙後もその勢いは止まらず、選挙直後の8月21日には幕張メッセで「国政政党誕生予

          参政党と「統一教会」①~ビジネスカルト参政党が急激に勢力を拡大できた秘密