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就活を悩む薬学生のあなたへ #3

こんにちは。光谷です。新潟県内で主に薬局の会社で代表をしています。(自己紹介はこちらから)
薬学生の皆さん、就職先、キャリアの描き方迷いませんか?私自身も薬学生時代に将来についてとても悩みました。

そんなモヤモヤを吹き飛ばすために取ったアクション、エピソードを3回に分けて綴ってみます。(今回は第3弾)
↓ちなみに第1、2弾はこちら。




「離島で働く」という価値観

今回はズバリこちらについて書きます。当社は、佐渡島、離島で薬局運営をしていますので、年に何回か薬剤師の方から問い合わせを頂きます。

「『離島 薬剤師』で検索しました。」

多くの人にとっては、衝撃ですよね?
島!


船!


みつや!(笑)

勤務先へのこだわりがなければ、全国どこでも働けそうな薬剤師資格を持つ方が、なぜ「不便そう」「何もない」「未知数」なイメージがある離島で働くのか疑問に思われる方も多いかと思います。
今回はそんな離島で働く価値感を深堀りしてみてたいと思います。

離島って何?

実は日本には、418島の有人離島(北海道・本州・四国・九州・沖縄本土を除く有人島)があるそうです。(有人→人がいる、無人→人が住んでいない)

離島って珍しい感じがしますが、日本も世界的に見れば島国(離島)だし、北海道・本州・四国・九州・沖縄、それぞれ離島ですよね。

ちなみに、佐渡は、東京23区の1.5倍、ほぼ日本最大の離島といえる場所です。

↑大都会、東京。佐渡はこの1.5倍!!

なので、皆さんDrコトー診療所のような自転車で端から端にいけるようなイメージを持つ方もいますが、その考えは、佐渡に上陸して数秒後に捨て去ることになります。


実は、離島って、日本の国境に面してるところが多いので、そこに人が住んでいるかいないかで、将来的な国土・領海の問題にも繋がるんですよね。

新潟、佐渡沖の魚は全国で食べられてます!
これが将来食べられなくなるなんて・・・あってはならぬ。

そんな背景から「有人国境離島法」っていう島の生活を守る法律もあるんです。「その地域で50年、100年先も安心して暮らせる場所であるように」という、実は全国の離島には、そんな壮大なテーマがあるのです。医療体制の整備は安心して暮らせる街づくりの第一歩ですね。

「医療資源が少ないからやりがいがある。」でも、もっと大事なことがある。

離島の医療資源は、皆さん想像のとおり、大都市のように満ち溢れてはいません。薬剤師に限らず、医師、看護師など医療従事者は全国平均と比べるとやや少なめ。

↑当社社員の彼女たちは「地元組」。「移住組」もいます。

ただ、冒頭にお伝えしたように、「離島で働きたい」という方の中には、「せっかく取得した医療の資格、知識を特に求められる場所で使いたい」「患者さんや地域の方としっかり向き合える環境がいい」という事を求める方もいます。

しかし!!!もっと大事な視点があります。

それは、
「その地域が好き」
「その地域で住んでる人達が好き」
という気持ちです。

どんな会社で働くにしても、まずはその地域を好きになってみる。それが就職先をどうするかの迷いを晴らす大事な要素かもしれません。


実は、離島は薬剤師活躍の環境に溢れている

「患者さんが何でも話してくれる」
「島の人みんな優しい」
他のエリアで働いていた人が佐渡で働いた際に、こんな印象をよく述べられます。島独特の人と人の距離感の近さや、本質的にコミュニケーションを求めるような部分があるんだと思います。

そんな薬局と患者さんとの距離感がきっかけに、薬剤師が薬物治療の問題点を解消することも実は結構あります。

医療従事者が多くない。だから、薬剤師が本質的な仕事に向かう体制を作るというのは、大事なことだと思います。

(↓そんな様子を業界メディアに取り上げてもらいました)

離島はアクティブ派でもインドア派でもどっちでもいける

「離島っていうと、釣りしたり、キャンプしたりそういうアクティブなことが好きな人じゃないと楽しめなそう」

って感じる方もいるかもしれません。
たしかに当社の社員には、アウトドアを満喫している社員もおります。

ですが、ゲームやアニメなどの自宅でできる趣味を持つ方も多いです。

通勤で満員電車に揺られることもなく、都会のように遅くまで働くこともない。
「仕事も良いけど、家での時間も大切に、豊かに暮らしたい。」そんな価値観の方が佐渡には多い気がします。たまに、社員同士でも集まってゲームしたりしてるみたいですね。

  • ゲームもオンラインで全国の人と

  • 映画はサブスク配信で

  • 必要なものはアマゾン

こんな時代だから、いい意味でどこでも豊かに暮らせる時代になりましたね。(東京から佐渡に移住した方とのエピソードを下記ブログに綴ってます↓↓)


離島薬剤師でモヤモヤが晴れる人もいるかも?

「薬剤師としてのやりがい」
「求められる実感」
「地域とのつながり関係性」

私自身も佐渡で働き、こういった部分をよく感じています。
「薬を処方箋通りに作ることだけに注力して、患者さんがなかなか薬局では話してくれない。」そんな薬剤師の在り方に疑問を持った方は、意外に離島で働くことで薬剤師としてのモヤモヤが晴れるかもしれません。ずっとじゃなくてもいいと思います。長いキャリアの一部をそんな場所で過ごしてみるのも良いかもしれませんね。


3回に分けて綴ってきましたが、悩むということは自分の人生にしっかり向き合ってる証拠だと思います。立ち止まらずに、アクションし続けて、よいキャリアを歩んでいってください!あとは、選んだ道を正解にするまで突っ
走るのみ!

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おまけ)
県外出身、新卒社員も入社しています!
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24年度 入社式の光景

Fin


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