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メンタル体験記 -うつが治らない②-

前回かなりしんどかったので、途中で切り上げましたが、今回も「治らない理由」を書いていきたいと思います。

⑦他人から見た自分を評価の中心に置いている
(ありのままの自分を蔑ろにしている)

これは昨日のメンタルクリニックのO先生との診察。
「自分はどこか『働かざるもの食うべからず』みたいなところを思っていて、人並みに働けないことに引け目や負い目や、恥ずかしさを感じています。もっと頑張らないと。でももっと頑張ると余計疲れて動けなくなるんです」
と言ったところ、
「君は休むのが下手で、まずはちゃんとちゃんと休むことを覚えないと。また辛くなるし、この先も同じことになるよ」とのことでした。

僕がO先生を過剰に信頼しているのはこういうところで、『カチッ』とあるいは『ストン』と『スッ』と短い言葉で確信を鋭くついてくるところです。
すると、いろんなパーツが組み合わさって、うまく言えないのですが、「もし今の状態の自分がもう1人いたらどう言葉を言葉をかけるだろう?」と思った時、昔なら
「早くしないと置いていかれるぞ」
「他の人と比べて全然ダメな人間じゃないか」
「生きてて恥ずかしくないの?」
「怠け者」
こんな鞭を打っていました。
でも、今は「休め」と少しだけ思えるのです。

フィクションなら、例えばバトル漫画で敵がどんなに強大で、挫けそうになっても諦めずに頑張れば勝ちます。
なぜなら作者がいるからで、主人公を勝たせるために物語を組んでいるからです。
でも現実は違います。
70億人、いや全生命が主人公なので当然勝ち負け、生き死に、成功失敗、幸せ不幸はありますがそこの塩梅を決めるのは、他者ではなく自分なのだと思います。

もちろん、「そう見ない人もいる」のも事実多いです。
何せ自分もそうだったし、いまだに拭えてないからです。

「ホームレスは死んだ方がいい」
「生活保護者は猫以下」
と言っていた人もいました。

でもそれは今の『社会』『世論』『多くの人』が叩き、受け入れず否定しまた。
つまりそんなステイタスで人を図るのは間違っている、という一つの証拠だと思うのです。

ナマケモノという動物はゆっくり動きます。バカにできるほどに。
事実ディズニーの映画ズートピアでは窓口の職員がナマケモノで、『急いでいるのになかなか先に進めない』と言った場面も出てきます。
でもナマケモノは怠けているわけではありません。
真面目に働いているのです。

実際のナマケモノは、非常にストレスに弱く現在は絶滅の恐れもあるらしいです。
ちなみに英名でも「Sloth(怠惰)」らしいです。
だからって、ナマケモノがゆっくり動くことを責める人はいない。
そういう生物で『ナマケモノを早く動かすにはどうしたらいいか」なんて研究者がいたらイグノーベル賞候補です。

『他者から見た自分』を全ての評価軸に置いた結果、こうなったと思います。
もちろん、いまだに「カッコよく見られたい」「頭いいと思われたい」「センスがあると思われたい」…挙げればキリがないのですが、まだ少し思っていますが
でも減った気がします。
それは、このnoteで恥ずかしい黒歴史を嘘偽りなく晒してきた事も少しはある…かもしれません。
だって見返したら、あまりにも自分勝手。
あまりにも幼稚。
そしてあまりにも成長していない。

僕はどうも頭でっかちみたいで。
いろんな本、いろんな考えに触れて来ました。
でも、心にバリアをして、「それはお前だからうまくいったんだろう?」と捻くれて、全く活かしてこなかったと思います。

怖いです。
でも報われたいです。


今日は以上です。
今回は1つだけになったうえに、なんか『いきなり』感があるので、違和感を感じさせるかもしれません。
ここまで読んでくださってありがとうございます。


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