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甘野充のお気に入り

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僕が気に入ったnoterさんの記事を集めます。
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#私の作品紹介

サヨナララ

今頃は 駅のむこう 変わらない匂いがたちこめる  僕の街 楽しかったことだけしか  思い出せないのは何故だろう  まいるよね 夕陽よ沈まないで  楽しかったことが 悲しくならないときまで すこしだけ青空盗んだら  なにげに帰ってくるかもしれない しばらくは 君もすこし 泣くだろう 誰も悪くないけど 僕のせい 電話スル。きっとスルよ それまでゆうべのように  よく食べてよく眠れ いつまでたっても 調子にノれなかった 僕とはしばらくサヨナラ 明日からのことは オレン

同級生S君の夢《Dream Diary 32》

xxxx年/05/27(x)  大型の宇宙船の船内で、大勢の女性達が沢山のお菓子と一緒に無重力遊泳をしていた。プカプカ浮かぶスイーツの中を、フワフワと上下左右に進んだり、斜め方向にクルクル飛び回ったりして、彼女達は皆何かが始まるのを待っていた。私も無重力遊泳をしながら、小学校時代の同級生のS君を探していた。色とりどりのスイーツをかき分けて、私は数人の女性にS君を見掛けなかったか尋ねてみた。彼女らは皆エクスタシーに達した表情をしていたが、S君の名前を聞くと急に顔をしかめたり、

【詩】心旅行

通り過ぎる青空を 通り抜ける感情を 追えば小さな心の隙間 残る寂しさでは埋まらない 風穴が寒いだけ 望む私を なれない私を そっと忘れる心旅行 私は一人だけでいい 眺める青空の眩しさに ただ心打たれる そんな私だけでいい

誘惑

甘い匂いのチョコは あなたに出会い 恋を知った 抱きしめられて あなたの体温でとけながら 愛を知る 甘い匂いで あなたに絡みつき 甘い匂いで あなたを魅了して あなたを虜にしてみせるわ あなたは チョコの甘い匂いに 翻弄されて 逃げれなくなる

【詩】葉桜

さらさらと過ぎる春風に 流される花びらの 儚さに立ち止まる 見上げれば青空に 背伸びしている葉桜が もう次の季節を歩いている 慌ただしさに埋もれたままに 過ぎるより 樹々たちに 花々たちに 連れられて先へ行く そんな心地でありたいと 若葉の緑に笑いかける

酒涙雨(さいるいう)

この雨の音、雨の線、 緑に映える色の無き水音を 例えば、男が夢想する娼婦性に例えた作家が居ればこそ かの娼婦の如き無垢なる女も 乙女の如き邪まな計算高い女も 全てが靄った景色に溶けて 一人称たるわたしすら 最早 自己の本質を掴めず 掴みたくもなく 足掻いて取り乱し その結果 無残であろうと ことの本質を情動を知るべく こんなツマラナイ夜は ひたすら 鏡に向かって流し目など作り 嫣然と微笑むという 無為なる時に 逃げるに限る 猫が戻って来た

自作詩 心の詩

桜吹雪舞い散って 葉桜になった大きな木 風に揺られて そよそよと 穏やかに流れていく 暖かな陽射しが 木漏れ日に 目を閉じ 空気の音や風の子守唄 全身に染み込ませる 風が止んだ時 私の心は詩うだろう 言葉にならない 心の詩を

「幸せのかたち」-詩―

幸せは どんな形 誰か 見たことがある?? いつも 後姿ばかりだよね 風と同じで 感じるものなの? 季節のように 色を 変えるのかな? 幸せは きっと 沢山の名前を もってるね 幸せは 形がなくて 人の 熱い思いの中で 生まれて 大きくなる 幸せの ものさしは 人によって 違う まず ほんの小さな幸せを 朝の光の中で 探していけば いつのまにか 幸せ鳥が 心の中の森で 鳴き始めるだろう 胸が熱くなり 笑みが浮かべば 幸せ鳥の 卵が 孵化したあかしだ 🐱🐱🐱🐱 最

【詩】「春」

街のざわめきが大きくなっていくのを感じるたびに 春が来るのに気付かされた いつまでも終わらない季節だと意味なく思ってしまう心 どこまで過ごしてもこの咳が止らないままで 僕はもうそれに馴れきって毎日を描いてる こんな僕を心配そうな顔と困惑顔で見つめる人たちがいる やさしい笑顔の作り方を知らないままに ずっと張り付いたこのちょっと変わった笑顔の方で どこか救われているようなアンバランスな日々 そう諦めもしないままに認めてしまっているよ どこかで雪融け水は流れて いつかは誰か

こころの処方箋

#note #雑記 心を健全に 保つには 人それぞれ やり方は あると思う 私の人生経験から得た 【こころの処方箋】 これを まとめて 紹介 しようと思う 其の壱 自己嫌悪感に襲われたら 一切、抗わずに 静かに 心の荒波が 過ぎるのを待つ 其の弐 陰陰滅滅とした気分の時は リラックス出来る方策を 考え得る限り試してみる 其の参 好きな本を読む 漫画本でも何でも 其の肆 森林浴に出掛ける 其の伍 座右の銘を考える その都度、その都度 替えても良い

「秋に棲む少女」ー詩ー

ゆっくりと 歩く 季節の音は どこか物悲しい 乾いた 葉が 耳の奥にある寂しさの泉に ふわんと 落ちて 波紋を広げる ひゅるりと 吹く風に 体ごと 飛ばされてしまいたい 本当は 地球は小さくて 秋の風に乗って 宇宙を飛び回って いるのかもしれない 孤独は絶望という 星からから生まれた ここに棲む人はいない 私は、立派なひとりぼっち。 ✴︎✴︎✴︎ 昨日の作品の続きです。 #詩 #poetry #lyric #私の作品紹介

願い事【弾き語り】

もしかしてだけどなにか御用ですか あなたと私の関係を口にしたくないの もしかしてだけどなにか御用ですか 伝えることもないでしょう あなたの願い事が このまま叶うのならば 私はもっと強く生きるよ それでいいのいいの もしかしてだけどなにか御用ですか あなたに言いたいことなんてなにひとつないから もしかしてだけどなにか御用ですか 二度と会いに来ないで あなたの願い事が このまま叶うのならば 私はもっと強く生きるよ それでいいのいいの 悔しくないわけないじゃない なんで上手くいかないのかって 素直に認められないけど おめでとうは譲るよ もう壊れそうだけどそっと堪えて あなたの願い事が このまま叶うのならば 私はもっと強く生きるよ それでいいのいいの あなたの願い事が このまま叶うのならば 私はもっと強く輝く それでいいのいいの

【詩】手のひらの恋~桜色の手のひら~

みずたまりに おりてきた雲が顔をあげて みている ぼくの心にうつる朝日 あの日の君の それは影絵のようで 一度目で恋をした 君にうつしとられたのは心だった うつり込む風景 桜舞う小路 卒業して三度目に ぼくはそっと君の手をとった 遠い街 公園の小径 四度目でそっと 手のひらにのせた 駅の改札で切符は ずっと変わらない想い 何度目かが過ぎて 来なくなった あの日の君の分かれ道 にぎった手をほどいて 駅のホームにみずたまり 想いを投げても ありがとうの切符を 手の

Moon Jelly オリジナル曲紹介(12作目)

タイトル:Halation(2024年3月16日 公開) 今回の曲は相方さんの作曲、私は作詞を担当しました。 いつも作詞するときは自分の中で物語を作り、その話を軸に書いています。 ただ今回は、自分自身の物語にしました。 過去の出来事から自分の感情を掬い取り、美しい言葉に変換して書き上げました。 20代前半のある一時期、とても仲良かった音楽仲間がいました。 その友人は真剣に高みを目指してバンド活動していました。 趣味レベルで楽しくやるだけの私とは音楽に対する熱量は全然違っ