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コーチングを始めてからの変化 剣道②

お待たせしました、後編です


こんにちは。
佐藤光成(おみつ)です!

前回までのあらすじ。
剣道坊主の私、社会人になり剣道から離れた時期もありましたがプロコーチの友人のセッションを受け、考え方が変わり無事に剣道を再開することができました。

剣道でつながりができ渡豪予定をたて、さあ出発というところ母が急逝しました。
渡豪するか迷う私…というところでしたね。

コーチングを受けていなかったら、迷うこともなかった


私の地元では、世継ぎは絶対に長男であり、母の初盆に長男の私が不在というのはこれまでで言うと後ろ指案件です。
初盆と渡豪のダブルブッキング…母ちゃんは「わざとじゃないのよぉ」と笑っていそうです。

コーチングを受ける前の私であれば、まったく迷わなかったと思います。

初盆一択

でも、いろいろな考えが頭をよぎった上でも、最終的にはどの懸念事項に対しても「どうやったらオーストラリアに行けるか」を考えている自分がいました。
何より、母も行ってきなさいと言っている気がして。

他力本願

コーチングでは他力本願、自分ができないことが他人にお任せすることも大事と習います。
私の長男としての役回りは、次男である弟に任せることにしました。

さて、そうと決まればあとは準備に集中するのみです。
私が将来的に運営したい剣道道場は、先生方が個々の課題や強化ポイントに対して連携を取りながら個別指導していくというもの。
それに近い形で行うために、事前アンケートで参加者に剣道の課題点や強化したい点をヒアリングしました。
準備期間の時点での参加人数は5名でしたが、日本出発時点で参加者は延べ15名近くになっていました。

いよいよ来週出発するという頃、問題が発生します。


台風が発生したのです。それも、直撃コースの、猛烈なやつ
それまで台風の音沙汰なんてありませんでしたから、不運を嘆きそうになりました。

幸いにも、私の日頃の行いがいいおかげで…はありませんが出発日は少し逸れ、帰国日は直撃予報の状態での出発となりました。
めでたし、めでたし(全然めでたくない。帰ってこれる?)

渡豪、そして充実の日々

オーストラリア到着後、観光もそこそこに翌日の剣道道場があるキャンベラへ移動。
わくわく8割、どきどき7割(つまり振り切れ)で迎えた初日は8名の生徒が集まってくれました。


準備体操、基本稽古、そして1人5分ほどの時間で稽古をしながらアドバイスを行い、身体の使い方や打ち方の癖を修正していきます。
ここでも、好きこそものの上手なれ。すぐに上達する人もいて非常に驚きました。

稽古後は面をとっての再個別指導です。


この時間がまた好きなのです。
剣道では面をつけるが早いか、生死をかけた戦いが始まるわけですが、面を外すと、次の戦いに備えて自分の強み・弱みと向き合う時間になっていきます。

この時間では手首の使い方、竹刀の握り方や振り方、矢継ぎ早に質問がきて、そのハングリー精神に驚くとともに嬉しくなりました。
素直に吸収しようという貪欲さを感じ、心から彼らの上達を願って指導しました。気づけば時間はとうにオーバーしていました。

同日の夜間にも同じように個別指導稽古会を開催。なんと、日中の参加者で夜も来てくれた方もいて、これほど教えて冥利に尽きることはありませんでした。

翌日以降も1日2回の稽古会を開催。
なんとなんと!全回参加してくれた生徒も数人いました。
これにはびっくり。たった数日、たった数回の稽古会でしたが何年も一緒に研鑽した仲間のような一体感さえ感じました。

嬉しいことは続くもので、オーストラリア滞在中に台風が軌道を変え無事に帰国することも叶いました。

指導を受けて嬉しいのは生徒だけではない


濃すぎる6日間、剣道を実際に教えてみて感じたのは指導を受けての上達や変化が嬉しいのは、生徒だけでなく、教えた私も同じであること。


これは趣味ではなく、仕事として続けてできないかと感じました。

「仕事とは、身銭を切ってでも社会のために行いたいこと」を指します。

私がやりたいことは、
「剣道を学びたいと考えている方々、個々の要望に合わせて剣道の魅力を伝え指導できるパーソナル剣道道場を世界で運営すること!」
そのためにするべきことは、
「仲間を集める!」
すでに日本でも、世界の剣道家向けにオンライン剣道教室などの取り組みをされている方もいらっしゃるので、自らコンタクトをとってみようと考えています。
それから「リベンジ6段!合格!」
日々剣道に時間も気力も注ぎ込める環境に感謝して、邁進していきます。


 

 


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