見出し画像

心の穴を覗いてみたら、自分の「恋愛」の正体が見えてきた

うつ期の最中です。
今は若干浮上していますが、雲行きは怪しくてまだぐらぐら。

今回のうつ期に特に目立っているのは「哀しい」「虚しい」という感情。
「心にぽっかり穴が空いたみたい」とつぶやいた通り、空虚感が強い。
いつもは焦燥感が強めなので、種類が違う気がしています。


いつものうつ期にはあまり見えていない心の穴。
これって何かのヒントが隠れているのでは?
空虚感を感じ始めたきっかけも、実は分かってる。
少しだけ浮上している今なら行ける気がする。
という謎の確信があり、今後のために覗き込んでみました。

今回の記事は、今のうつ状態の要因の1つである、私の「恋愛感情」について考える試みです。

何だかまたとんでもない方向に着地しました。
自分で自分を観察すると、どうしてもとりとめのない感じになって、着地させようとすると変な方向に行ってしまう。苦笑

あまりにも個人的で、"楽しいお話"にもなっていませんが、ご興味がありましたらお付き合いください。

今回のうつを加速させた原因

今回のうつ期最大の原因は、仕事でプロジェクト3本を完遂したあとの燃え尽きです。
燃え尽きは大なり小なりいつも起きる、お決まりの現象。

今回のプロジェクトは割と規模が大きかったのもあり、後半戦は極力プレイヤー業務から離れ自分を含めた全体を俯瞰できるよう、かなり意識して業務配分していました。
明確に「落ちた」時も、まだいつも通り焦りが強かった。

ところがその後、「哀しい」「虚しい」「何をしたって無駄」という気持ちに襲われて、一気に波に飲まれた感じがありました。

うつを加速させた出来事には、心当たりがあります。
例の彼の退職です。

私が破壊衝動を発揮しそうになっていた「例の彼」

彼の退職はかなり急な話でした。3月半ば頃から有給消化に入っています。
契約更新の際に会社側の提示した条件とすり合わず、退職という結果に至ったそうです。
(他部署なので、その上長からの伝聞)

ちなみに私は一切関係ありません。何もしてないので大丈夫です。笑

彼からの好意に執着していた

彼の最終出勤日以降、虚しさ、哀しさが加速しました。
以前の記事にも書いたように、私は彼の好意に執着していたようです。
おかしな話なのですが、別に何もなかった相手に対して、勝手に喪失感を味わっている模様。

独身時代だったら「やっぱり私も、彼のことが好きだったんだ!」と勘違いして、多分仕掛けに行ってたな。イタタ…。

そもそも私は、「恋愛」をしてきたのか?

今回の一連の心の動きを振り返ってみると、過去の「恋愛」をしていた自分と同じパターンをたどっていました。
となると、今まで私がしてきたのは全て恋愛ではなく「執着」だったのかもしれません。

少なからず相手を好ましく思う気持ちはあったはずなのですが、それ以上に「私を好きになってくれる人を逃したくない」「嫌われたくない、見捨てられたくない」といった気持ちが大きかった気がします。
そのくせ「私なんかを好きになるなんて信用できない」「どうせこの人は本当の私には幻滅する」なんて捻れた気持ちも同時に抱えていたりして。
自分で書いていても意味不明です。

自分から人を好きになったのって、それこそ小学生とか中学生とか。
それも恋愛というより、アイドルに憧れるような感情に近い感じ。
その後「性的逸脱」な時期を挟み、特定の人とお付き合いをするようになるわけですが。

大体いつも相手からの好意に勘づく所がスタートラインです。
自分から恋愛感情を抱くって、よくよく考えるとなかった気がするのです。

そして、私に好意を持つ男性って、何故かみんなタイプが似ている。
一見優しいんだけど、自信がない。決断を避けがち。
なんとなく「閉じてる」
表面上私とは違うタイプなのですが、「閉じてる」辺りがおそらく私と「同類」なのです。

彼らからすると、一見奔放で明るくて「強そう」な私に惹かれたのに、蓋を開けたら自分と同じタイプだったわけで。
きっと、同族嫌悪の気持ちが沸いてきちゃったって事なんだろうな。
だから決まって「思ってたのと違った」と言われたり、私も何となくしっくりこなかったり。
そして、上手く行かなくなってフェードアウトするような別れ方をしてきたのだと思います。
(彼らは決断を避けるから、明確な「終わり」は私が彼に決断を求めるか、私が決断するかしないと、別れ話にすらならない)


恋愛感情は手放したのではなくて、最初からないのでは?

夫は私にとって恋愛をする相手ではなくて、信頼できる親友と結婚した、という感覚です。
夫と付き合うときに恋愛感情を手放したから、私は少しだけ楽に生きられるようになったのだと思っていました。

でも、人を好きになる気持ちって、手放すと決めたからってそんなに簡単に手放せるものなのか…?
恋は「落ちるもの」とはよく言ったもので、自分ではコントロール不能な感情ではないのか…?


もしかして私が今まで恋愛だと思っていたものが、実は恋愛の姿をした「執着」であったのなら。


実は私は「アロマンティック」なのでは…という気がしているのです。

アロマンティック(Aromantic, aロマンティック)は、「他人に恋愛感情を感じない」(「恋愛指向が他人に向かない」)セクシュアリティです。
ただ、恋愛指向と性的指向は別物ですので、性的欲求を誰かに抱く場合はあります。

アロマンティックとは?」JobRainbow


そして、性的欲求もよくよく考えてみればかなり薄い。
性的な行為は、私に好意を持っている相手を繋ぎ止めるための手段というか。
何なら身体が先だった、みたいなパターンも多々あり。
彼と触れあいたい、解け合いたい、みたいな情熱的な気持ちはほとんどなかったかもしれない。
ということは、アセクシュアルの可能性もある…?

アセクシュアルとは、簡潔にいうと「他者に対して性的欲求・恋愛感情を抱かないセクシュアリティ」のことです。
厳密には「他者に対して性的魅力を感じない」がアセクシュアル、「他者に対して恋愛感情を抱かない」がアロマンティック、性的欲求・恋愛感情の両方を抱かない方は「アロマンティック・アセクシュアル」と言います。

アセクシュアルとは?」JobRainbow


夫とくっついたり、撫でられたりするのは好きだったし、自分からもしていたけど…これ、性的欲求とは違う気もしています。
信頼できる相手に甘えているだけなのでは。
今や性的欲求は完全に行方不明なので、この辺りは現状ではよく分からないのですが。

なお、ジェンダーの中でもQIAはあまり研究が進んでいない分野ですし、論理的に説明している記事や論文も探した中では見つけられませんでした。
もしかしたら私の認識が間違っている可能性も大いにあります。
素人の考えていること、ということでご容赦ください。


そもそも何で恋愛感情が「ない」のか?

アセクシュアルやアロマンティックは性的指向なので、"生まれつき"ではなく、環境によって変化するものではないかと考えています。
つまり、私に恋愛感情が「ない」要因は、育った家庭環境や学校・職場環境の影響が大きいのではないかと。

ここで思い当たったのが、以前コメント欄に頂いた「母との関係性」に関する指摘。
私は母との関係性の中に問題を抱えていて、それが要因で「恋愛」ができる発達段階に達していないのでは?ないか、という気がしているのです。
有名なエリクソンの発達段階説


この発達段階に沿って成長していくのだとしたら、私はもろ「青年期」の段階でつまづいてます。
自分がどんな人間なのか?は未だにあやふやで、アイデンティティが確立できていない。
だから恋愛感情が「ない」。

そして恋愛感情がないにも関わらず、相手の好意に「執着」することを恋愛と勘違いして、「人から好意を持たれるれる私」にアイデンティティを求めてしまう。
そこで、母との関係性で私が欲しかったものを埋めようとしているのではないかと。

なお、エリクソン云々も、20年近く前に教職課程で受講した児童心理学の知識+検索した程度知識での推察です。
もしかしたら荒唐無稽な事を言っているかもしれませんが、素人が言っていること、ということでこちらもご容赦ください。
また、こうした内容がアロマンティック・アセクシュアルの方全てに当てはまるという事ではなく、あくまでも私の私に対する解釈であり、個人的な話です。

何故「女性」に求めないのか?

不思議なのが、なぜ母との関係性では埋められないものを恋愛(らしき)関係のなかで、「男性」に求めるのかということ。
別に恋愛(らしき)対象が「女性」になったって良いのでは?

高校で部活は女子しかいなかったし、大学は女子大だったので女性と過ごす時間の方が長かった。
恋愛ではなくとも、「憧れ」「親愛」の気持ちは女性に対しての方が抱きやすいし、強い。
女性ではどんな環境でも憧れの先輩、先生、上司、友人や同僚は常にいた。

ただし、あくまでも「憧れ」であって、手を繋ぎたい、抱き合いたい、キスしたい、みたいな気持ちは抱かないし、「執着」もあまりしない。
さらに加えるなら、オンナらしいグループでのベタベタした関係性は苦手だし、嫌い。

もしかして「女性」ではどうやっても埋められないものを、恋愛(らしき)関係の中で「男性」に求めているのかな?
何となくつかめそうでいて、ここのあたりが掴めないのです。

今回はここまで(あとがき的な何か)

「母との関係性」について、文章にしながら振り返ろうと試みてはいるのですが、掴めるかな?と思った辺りでいきなり靄がかかって見えなくなります。
何かがあるんだろう、というところまでは分かるのですが、急に見えなくなってしまう。
今回の記事以上にとりとめがなく、着地点が見当たらない。
そのため、なかなか記事を完成させられずにいます。

自分の事を冷静に観察するって、やっぱり難しいですね。
どうにかしたいのならやはりプロに頼むべきなのかも。
自分に合うカウンセラーって、どうやって見つけたら良いんだろう。
その前に転院してみるべき?
それよりも前に、このうつの波を何とかやり過ごすために定期受診を早めるべきなのか。


とはいえ割と文章が書けたので、もう大分浮上できてはいるかもしれません。
これも以前何かの折に指摘いただいたように、色々と思考して、文章に起こしているときは、不思議と頭痛が和らぎます。
やっぱりそこに答えが「ある」んだろうなぁ。

ちょっとしんどくなってきたので、この辺りでやめておこうと思います。
取り留めもない文章にお付き合い頂いた皆さま、ありがとうございました。

*****
今回の「恋愛」関連の顛末
(セットで読むと若干分かりやすい?余計に迷宮入り?)

若き日の「恋愛」模様
(破滅風味)


この記事が参加している募集

#熟成下書き

10,579件

いただいたサポートは、日々を乗りきるため「自分へのご褒美」に使わせて頂きます🍀 ちょっと良いコーヒー、ハーブティー、豪華ランチ、大好きな本を買う、お出かけ資金…何に使おうかな🎵