【プロフ-2】プルデンシャルにいた長塚さん/セミは土の中で7年②
僕が起業直前にいた、プルデンシャル生命という生命保険会社でライフプランナーという仕事をしていたときに入社年次で数年、年齢も5歳以内くらい上の先輩に「長塚さん(実名)」がいた。
まるっこいめがねでオシャレな出で立ち(プルはずっといると大体最低限オシャレになっていく)で、支社での一人しかそんな人はいないってくらい独特で、サスペンダーがトレードマークだった。先輩の口癖は
「そこに正座しとけ」
と関西弁で。売れなくてめっちゃ悩んでいる後輩は、支社50人>営業所10人の近い10人くらいの先輩から、入れ替わり立ち替わりアドバイスやら説教やら人生訓をもらう。(今にして思うと30そこそこの「彼」が人生訓を垂れていた。)
そんなこんなだから、約4年もいたプルデンシャル時代、誰に何を言われたかなんて膨大すぎて覚えていないのに、この長塚さんのはよく覚えている。
アドバイス、説教、なかば命令は一番きつかった「売れないのは何でかわかるか?おまえ、親を大事にしていないだろう、正座しとけ」「ご両親に○○してこい」「してきてないのか?正座しとけ!」
売れないのは親を大事にしていないから
との因果関係、相関関係をデータを取って調べた訳ではないので、僕にもそんなことはわからない。
もし、僕がめっちゃ売れていたなら「親を大事にしていなくても売れるやつは売れる、親との関係性は関係ない」なんて本を書けたかもしれない。
売れていない僕は毎週のMTGで激詰めで「(両親に)今までの人生をお詫びして、今していることを報告してくる」ことを約束させられました。
高校編でも書いたがここでも「選択権のない人生っていやだ」って思った。今書いていても思う。売れていれば、金があれば、豊かな生活をしていれば、他人(他人だけではない、近親者、家族からも)に好き放題言われないってことが世の中にはあまりに多い。
その後、僕がプロフィールで書いた「西田式経営戦略ツール」は「経営ってこうすればこうなる」をまとめたのもの。そんなことを人生の大部分をかけて取り組んだのもこんなくそな経験からだと思う(おそらく)
西田式経営戦略ツールに則って経営、事業を改善に取り組んで目指すのは、独立、事業、起業家、が一人あたり売上総利益 20,000,000円を稼ぎ続けるようになれること、でそんな起業家をたくさん輩出してきた。(これができている経営者は従業員4人未満の経営者の中のトップ2%・経産省の資料による)
中には、3000万、5000万、1億(売上げじゃないですよ)という起業家もごろんごろんいる。だから、四の五の言わずに金くらいは稼いでしまってよ、と言っている。
その週末、僕が育った家からは車で30分くらいのところに妹と3人で暮らしている「初めて行く実家(おかしな表現だけどそうなんだ)」に菓子折をもって訪ねていった。
週明けにはまた、長塚さんと営業所先輩たちの「激詰め」が待っているので、うやむやに帰るわけにも行かない。それに、売れていない僕は、それをすれば、売れるようになる、と思っていた。
これって危険な考え方です。曰く、便所掃除すれば経営がよくなる。この壺を買えば金運がよくなる、この財布を使えばお金持ちに。あそこの勉強会に行くと売れるようになる、
あの先生に教われば儲かるようになる……
全く自分の頭で考えていない僕は、言われたとおりのシナリオを実行した。過去の行いの中で自分がわがまま放題や心配をかけたことなどを謝る。
そして、今どうしているのか、など、「報告用」に実践した。つまり、そんな「謝る」気がさらさら無いわけです。
だって、その母親との関係性の中で家を出たわけで、そこから10年くらいの歳月が流れていますが、まだ若い20代、広い心もなく(今もないですが)敵愾心みたいなものばかりだったのに、です。
で、なんでこんな話を書いているかというと、
じゃぁ、今、大人になって広い心を持ってお金も稼いだし、ビジネスもセミリタイヤしたし、時間もあるし、、、、?
よくある親孝行に世界一周旅行に? そして新築の家をプレゼント? 本当にいい老後を送ってもらって? 「あの頃はお互いに悪かったなぁ、若かったなぁ」なんて?わかり合えて?
僕は今、とても幸せだよ、長塚さんありがとう。やっぱり親は大切にしないといけないよね。だからこれを読んでいるあなたも共感するところがあったら親御さん大事にしてね。
……なんてつゆほども思っていません。
……なんてつゆほども思っていません。
もう一回書きます。
……なんてつゆほども思っていません。
数年前、いつも、僕の味方をしてくれた父が他界し、長男の僕の家に父が守ってきた仏壇が来ました。何年か形通りに「守って」きました。
・・・が、ずっと探求していた「宗教」の観点からどう考えても「形骸化したこれ、いらんわ」に至り、少し前にその仏壇、表に運び出してトンカチでぶったたくと木製なので簡単に壊れて古新聞、木材、燃えるゴミになり
仏壇を、燃えるゴミに出しました。
位牌は、袋に入れて、押し入れにあります。
「ひどい、バチが当たる、お父さんが悲しんでいる、いずれ、自分に返ってくるよ、先祖を大事しないとだめだ、日本人だろ」的なことを思う人、言う人も多いかもしれない。僕は信仰ってことをずっと考えてきた。
20代一時期、日蓮さん系の団体にもいくつか「入信」してみたら「南無妙法蓮華経」って書いてあるお札、その筋で「ご本尊様」と呼びます。それも、ある時期、毎日の燃えるゴミに出しました。捨てるまでには、強い恐怖がありました。そういうのを専門用語で「仏罰」なんていいます。
キリスト教で言えば、中学校とかで習った昔々の踏み絵みたいなことができるかできないか、みたいな。「●●をすると地獄に行く」「▼▼をしないと天国に行けない」なんてのも共通ですね。
でもね、仏罰が下るかどうか、それって「シナリオ」なんです。おいおい、色々な話とつなげていきますが、仏罰が下る人には仏罰は下ります、僕には下りません。そういう「シナリオ」を生きていないからです。
親を大切にしていないから売れない、すれば売れる、というのも「一種の宗教」です。
しかもそれは「長塚さんの信じる宗教(ここでは固有の特定の宗教を指さない)長塚教」です。それを信じていない僕が、指示された行動をしたら売れるようになるのでしょうか?
残念ながら売れるようにならなかったです。もしも、売れるようになったら僕は「長塚教」に入信(心の面で)したことでしょう。
どんなビジネス、カウンセリング、成功法則、偉そうに指導する「成功者」と自分で思っている人、持ち上げられる人、そういう人が唱える
「こうすれば成功する」
は全部「その人教」であり「あなた教」ではありません。
もちろん、西田教ではありません。でもね、そういう無数の「●●教」は一見「……教」って名乗っていないので、見抜けないのですね。
そして、自分に力が無いとき、困っているとき、選択権がないとき、弱いとき、負けているとき、底辺にいるとき、場合によってはジェットコースターみたいに上がったものの落ちたとき、僕らは誰かの「宗教」の教義を実行すればと淡い期待を持つし、傾くし、そうしてしまうことの方が多い。
そして、なまじ厄介なのが、結果・成果が伴ってしまうことがあるんですよね。「長塚教入信」おめでとうになりやすい。でもね、それも「シナリオ」なんですね。
そのシナリオがなぜ起きているのか?今の毎日とその「因果関係」がわかると人生って書き換えられる、というか、「違うシナリオ」を生きられる。
残念ながらプルデンシャル時代はそんなことがわからなくて、約4年でやめることになり、起業することになりました。
その後の起業家・経営者時代に生み出してきた、探求してきた神とか仏とか成功哲学とか法則とかサムシンググレートとか大宇宙の法則とか森羅万象の法則とか引き寄せの法則とかって、たった一つのストーリーで成り立っているんだってわかったんです。
その視点から見るとプルデンシャル時代の出来事(1周回目)も、こうすればこうなったよなって確信を持ってわかります。タイムマシンが欲しいです。
でも、そこで、過去が変わると今の僕がいなくなるのでしょう?ってことは今の経営戦略ツールも完成していないから、、、、、おっと、抜け出せないループに入りそうですからこんなところにします。
シナリオのことを僕は「人生ライン」と呼んでいます。人生ラインて乗り換えられるんだ、そんな話を全部実話と体験でお伝えしていければです。ひきつづき、「蝉は土の中」の話をピックアップしてお送りします。
mits
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読み応えおなかいっぱいです(笑)
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