演技-新聞紙とこいのぼり
鯉のぼりは空を泳ぐ。風にはためいて優雅にたなびく姿は、いくら眺めていても飽きない。やはり動きの面白さだ。風が吹いているあいだはいいが、風が止むと少し物悲しさが出たりもする。
似たものには凧がある。こちらは鯉のぼりよりは小さめで、人が操る必要がある。風の具合と操者次第で、いくらでも高くあがる。こちらは動くことよりも、人が操っていることの方に面白さがあって、落語の「初天神」では息子よりお父っつぁんの方が夢中になってしまうくらいだ。
現代で言うとドローンだろうか。人がコントローラー