夫や子供に適切な行動を促す4ステップ

人間関係シリーズ3
【夫や子供に適切な行動をしてもらう4ステップ】
相談の中でよく語られる悩み事として、家庭の中で夫や子供にいくら問題点を指摘して叱っても、行動が改善されれず途方に暮れるお母さんたちの訴えです。

また企業の中では、部下がなかなか思うように動いてくれずいったいどのように叱ったら相手が聞いてくれるのか途方に暮れる管理職の方々の訴えです。

今回は相手が素直に聞いてくれ、行動を改善される伝え方についてお伝えしたいと思います。

【上手な叱り方の大切さ】
ここ最近パワハラという言葉が当たり前に受け入れられ、パワーハラスメント防止法が制定され、相手に配慮しない𠮟り方は法的に罰せられるようになりました。

企業のカウンセラーとして長年社員の相談にのってきた経験から、権力を持った上司のパワハラを受け適応障害に陥った社員を見てきた私としては喜ばしいことだと思っています。

その一方で叱ることに臆病になり部下を適切に叱れなくなったことで、社員の行動が改善されずパフォーマンスが上がりにくくなっている状況が垣間見られ、社員が育つためには適切に叱れる管理職の存在が重要なカギになるとも感じています。

叱ることに臆病になるのではなく、必要な時は適切に叱り、社員を育てることが出来る人材が求められていると感じています。

叱り方には実は様々な叱り方の種類がありますが、今回は4ステップを使った叱り方を紹介したいと思います。

【叱らないことの弊害】
1)問題となる行動が改善されない
2)相手が成長しない
3)ルール違反が放置される
4)相手が自分を甘く見る
5)職場や家庭の秩序が保たれない
6)職場や家庭全体がだらけ雰囲気が悪化する
7)職場や家庭の士気が低下する
8)職場や家族の生産性が落ちる

【叱りすぎることの弊害】
1)相手が委縮する
2)やらされ感で行動する
3)相手がのびのび発言しなくなる
4)相手に対する反発心や不満が強くなる
5)言われたことしかやらなくなる
6)職場・家庭全体がぎすぎすした雰囲気になる
7)職場・家庭内の士気が低下する
8)職場・家庭内の生産性が落ちる

【何故叱っても聞いてくれないのか】
ほとんどの場合は言い方に原因があります
こんな言い方をしていませんか
1.質問調・・・「なんで○○出来ないの!」「どうして○○してくれないの!」
2.命令調・・。「早くしなさい1」「早く片付けなさい1」
3.頭ごなし・・「何やってんの!」「いい加減にして!」
4.非難・・・・・「馬鹿じゃないの!」
この4つの言い方をしてるとなかなか話を聴いてくれません。

【聞いてくれないのは人の心の原理が働くから】
人は本能的に自分の意思で動こうとする心の原理があります。

自分で決めて動くことに喜びがあります
命令されると抵抗したくなります
批判されると相手から自分を守ろうという気持が働き素直に従いません。
自分の考えや意思を尊重しいない相手には不快を感じるため素直に従いません。
従がったとしても気持よく動いていません。
積み重なると空いてから嫌われ人間関係が悪化します。
最終的には相手から距離を置かれます。

【心の原理を踏まえた𠮟り方4ステップ】
ステップ1:相手を褒めます
ステップ2:こちらが何をしてほしいのか伝えます
ステップ3:相手の気持ちを繰り返します
ステップ4:相手にしてほしい行動を指示します

【ケーススタディ】
例:息子がなかなか宿題をやらずにTVばかり見ている

悪い例
母親:「TVばっかりみてちゃダメでしょ!!」
   「いい加減、宿題をやったらどうなのよ!」
息子:「今やろうとしてたのに・・・・」
   「あーあ、やる気がなくなった!!」

【効果的叱り方:4ステップの実践】
ステップ1:相手を褒める
   母親:「TVを見て楽しんでいるんだね」
ステップ2:こちらが何をしてほしいのか伝える
   母親:「でも宿題が間に合わなくて、
       あなたが困る員じゃないかって心配なの」
      「そろそろ宿題に取り掛かってほしいなぁ」
ステップ3:相手の気持ちを繰り返す
   母親:「TVが面白くてこのまま見ていたいのはわかるけど」
ステップ4:相手にしてほしい行動を指示します。
   母親:「もうそろそろTVはおしまいにして、勉強しようね」
   息子:(確かに!そろそろ勉強しなくっちゃ!)「わかった」

【4ステップ法チャレンジシートに挑戦してみよう】
具体例と4ステップのところを記入してみて下さい。
あなたの具体例は

ステップ1:相手を褒めます


ステップ2:こちらが何をしてほしいのか伝えます


ステップ3:相手の気持ちを繰り返します


ステップ4:相手にしてほしい行動を指示します

【最後に】
いかがでしたか。叱り方の4つのステップはお役にたちましたでしょうか。これは、部下や、ご家族・友人・お子様にも有効です。
まずは、チャレンジシートに書けるようになることが大切です。書くことで頭の中が整理され、見ることでさらに流れを理解し、口に出しやすくなります。最初から成功しようとせずに実験のつもりで、周囲の方に実践してみて下さい。やってみることで相手の反応も体験し、少しづく慣れていき上手になっていくと思います。

最期までご覧いただきまして有難うございました。
あなた自身が周囲の方々の問題行動から解放され、周囲の方々も成長していけるようになることを心から願っています。

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