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2023年の個人的ベストエンタメを振り返る

今年もぼちぼちエンタメを摂取したので、覚えている限りでお気に入りだった作品をまとめていきます。元から継続して好きなコンテンツは除き、今年面白かったものを書きました。
2023年は「人に勧められたものを試してみる」がモットーだったので、普段とは違うものに出会える瞬間も多かったです。

映画

毎年50本前後(多分)観ています。本当は100本を目標にしたいけど、他にもやりたいことが多すぎて自分にはこのくらいが限界。今年は40本くらい鑑賞しました。

以下はTwitterに載せた、2023年公開映画のベスト10です。

1位 エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
2位 グランツーリスモ
3位 怪物
4位 ウォンカとチョコレート工場のはじまり
5位 アステロイド・シティ
6位 バービー
7位 鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎
8位 シン・仮面ライダー
9位 君たちはどう生きるか
10位 ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語

https://x.com/Sumitopia/status/1741441367208014205?s=20

今年は『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』がダントツで印象に残っています。3回映画館に行って3回とも号泣し、パンフレットも買いました。ちょうど就職活動中にこの作品と出会い、将来への不安や人間関係のわだかまりなど、上手く言葉にできない自分自身の葛藤が重なって苦しくもありました。でもそれらを全て吹き飛ばしてくれるほどのカオスと温かさが心に刺さりました。
大好きなウェス・アンダーソン監督作品も数本公開されました。『アステロイド・シティ』は正直かなりの難易度だったのではないかと思います。元々入れ子構造的な要素があったウェス作品の中でも最高に複雑で、どんどん小さくなっていく画面を俯瞰して眺めているような感覚でした。
これは『君たちはどう生きるか』『シン・仮面ライダー』『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』でもそうなのですが、監督のバックグラウンドや前作までの行間を読み取る必要のある作品が多かったのではないかと思っています。前提となる知識が無いと作品を楽しめない、というのはあまり個人的には賛成し難く(宗教や歴史的文脈はまた別ですが)、なるべく1作品で完結してほしい派なので、その考えを元にランキングを付けました。

加えて過去の作品や、既に鑑賞済みの作品を再び見る機会も多かったです。今年初めて観た中では『時計じかけのオレンジ』がドストライクでした。何故今まで通ってこなかったんだ、というくらいキューブリック作品は間違いなく自分好みです。今度キューブリック作品一気見の会を1人でやろうと思っています。リバイバル上映では『パルプ・フィクション』『LEON』を観ましたが、好きな作品を改めて映画館で体験できることの贅沢さを実感しました。

音楽

元々ジャンル関係なく何でも聴いているのですが、今年は話題の曲やSNSで話題になった曲をなるべくチェックしました。といっても元々かなり流行に疎いので、あまり囚われずに聴いています。
今年はハロー!プロジェクトの曲を沢山聴いた年でした。特にモーニング娘。(今は'24)がお気に入りで、バイト中ずーーーっと作業用BGMにしていました。いつの時代にも良さがありますが、17年以降くらいの新しめの曲が個人的に好きです。
他にも普段から女性アイドルは幅広く聴くので、かなり詳しい方だと自負していますが、今年はTHE ORCHESTRA TOKYOが特に好きでした。色んなタイプの曲があってお気に入りです。全く飽きません。

上半期はワルキューレをよく聴きました。実は自分が聴き始めた数か月後にファイナルライブ(グループでの単独公演がラスト)が開催されるという、なんともツイてない事態に。平成アニソンが好きなので元々曲は知っていましたが、今年はパフォーマンスに惹かれました。
藤井風にもハマりました。でも去年の紅白も楽しみにしてたので去年から聴いてたような気もします。現存している曲は大体一通りチェックしたはず…?気持ちがパッと明るくなるわけでもない、大袈裟に涙を煽られることもない、でも確実に気持ちを揺さぶられる感じの音楽が好きです。星野源さんにもこういう要素を見出しています。
下半期はUNISON SQUARE GARDENとDIALOGUE+、Mrs. GREEN APPLEばかり聴いていました。田淵のオタクだと思います。卒論で焦っていた時に「CAPACITY超える」をずっと流していました。シンプルなのに癖が強くてすっかり中毒です。


展覧会

今年は16回行きました。本当はもっと行きたい展覧会が沢山あったのですが、就活や卒論で泣く泣く見送ったものもチラホラ…。しかし美術展はその時に行かないと2度と同じ空間を体験することが出来ないので、いつもなるべく優先順位を高めにしています。卒論で美術館をテーマにしていたので、趣味を学問に活かして(ここは卵が先か、ニワトリが先かって感じです)上手く昇華していました。
個人的に良かった展覧会を5位までランキングにしました。

1位 DOMANI・明日展 2022-23(国立新美術館)
2位 とことん魅せます!富士美の写真コレクション(東京都富士美術館)
3位 ワールド・クラスルーム(森美術館)
4位 ブルーナ絵本展(松屋銀座)
5位 イヴ・サンローラン展(国立新美術館)

正直、今年はこれだ!という展覧会に出会えませんでした
勿論どれも個性があってよかったのですが、単純に自分好みの展覧会が少なかったことと、革新的なテーマの展示が少なかったように感じました。ただこれに関しては、先述した通り今年は全然美術館に行けなかったので、良い展覧会を自分が見逃してしまっただけかもしれません。そこそこ来場者数を記録していた「ルーヴル美術館展」や「モネ展」にも行きましたが、良かったけどう~~~ん個人的にはそこまで…というのが正直な気持ちです。
そんな中でも特に良かったのが上記の5つです。順番にそこまでこだわりはないのですが、1位のDOMANI展は紛れもなく1位です。しかしDOMANI展は毎年開催される特殊な展覧会であり、今年も間違いないクオリティだったな…と再確認したまでのような気もします。
3位の「ワールド・クラスルーム」は森美術館の開館20周年を記念した展覧会で、2017年の「サンシャワー展」でみた作品に再び出会えたり、気になっていた建築家の作品をみることができたりと、個人的に印象が強かったです。
4位の「ブルーナ絵本展」は話題にこそなりませんでしたが、ディック・ブルーナ好きにはたまらない内容でした。撮影NGなのが悔やまれましたが、美しいスケッチや線画の数々は脳裏に焼き付いています。

さらに、今年は大好きなイラストレーター・左先生の個展が開催されました。初めて好きになった、今でも唯一無二のイラストレーターさんです。ずっと変わらぬ独特で優しい世界観が大好きで、いつまでも憧れです。
散々悩んで画集を買わずに帰ってきたことを時々後悔します。

演劇

普段、観劇をすることは全くありません。しかし、今年は2回もその機会がありました。
1回目は好きなゲーム作品の2.5次元舞台です。映像では何度も観ていましたが、今回は本当にたまたまチケットが当選し、緊張しながら観に行きました。作法も何もわからず、たくさん調べたり聞いたりした記憶があります。
実は学校の芸術鑑賞会や授業内課題を除くと、自主的な観劇はこれが初めてでした。大学でほんの少しだけ演劇学に触れたこともあったのですが、中々興味をそそられることがなく…。しかし2.5次元舞台のおかげでハードルが下がった気がします。
2回目は劇団四季の「アラジン」を観ました。何がきっかけだったかはあまり覚えていないのですが、ずっと「中々一歩踏み出す勇気はないものの、なんとなく気になってるもの」ポジションだったのだと思います。こちらもすごく良くて、1月にもう一度別の演目を観に行きます。共感性羞恥がひどいので、生のエンタメはハラハラして楽しみ損ねてしまうことも多いのですが、歌もパフォーマンスも圧倒的なクオリティだったのでその心配は全くありませんでした。

映像作品

この1年間は特撮ばかり観てました。2023年といえば!と言っても過言ではないくらい、とにかく特撮沼な日々でした。当時放送していた「仮面ライダーギーツ」をなんとなく視聴しはじめたことをきっかけに、ライダーもスーパー戦隊シリーズも大好きになりました。
大きなジャンルに今更1から足を踏み入れることに対して少し抵抗はあったものの、東映特撮ファンクラブ(月額制で過去の特撮作品やおまけコンテンツが見放題)のおかげですいすい追いかけることができました。俳優さん同士の企画チャンネルやオーディオコメンタリー、Vシネなどとにかく供給が盛りだくさんです。
完走したのは「仮面ライダーギーツ」「仮面ライダーW」「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」、現在視聴しているのは放送中の「仮面ライダーガッチャード」「王様戦隊キングオージャー」に加え、「仮面ライダー電王」「仮面ライダーエグゼイド」も少しずつ観ています。あまりバトルシーンや変身シーンには今のところ関心がないのですが、圧倒的なストーリーの面白さとメッセージ性の強さに惹かれます。
1月には仮面ライダーの舞台挨拶に行きます!3月から凱旋する仮面ライダー展も楽しみです。特撮のおかげで本当にこの1年間楽しかったです。

アニメはあまり見れなかったのですが、「BANANA FISH」を一気見する会を友人と開催して、それが本当に面白かったです。ストーリーがかなり重苦しくて視聴後はどんよりしながら帰ったのですが、その分沢山考えさせられました。2週間はがっつり引きずりましたが本当に素敵な作品でした。舞台版もみました!

ゲーム

こちらもそこまでがっつりプレイしたわけではないのですが、スイカゲームを数十時間やりました。1日1時間プレイするのが日課になっていた時期もありました、あの中毒性は恐ろしいです。
今年は過去にプレイしたゲームに再び触れる機会が多く、特に「世界樹の迷宮」シリーズをプレイし直していましたが、RTA動画にハマってそれを視聴することも多かったです。最早自分自身はプレイしてすらいないです。RTAって奥が深くてカオスで、色んなイベントが情緒なく進んでいくところがツボ
「ダンガンロンパ」シリーズも既にプレイ済ですが、これもまたVTuberの実況動画をたくさん見ました。合計何周分見たかわかりません。私がプレイしたのは5年前でしたが、当時と変わらぬ面白さでした。
年末には「ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド」いわゆるダイパリメイクをプレイしました。と言ってもまだ四天王に勝てていないので、まだしばらく遊びます。10年ぶりくらいにポケモンシリーズに手を出しましたが、ダイパは知っているポケモンが多くて親しみやすかったです。

その他

猫コンテンツにすっかりハマってしまいました。
きっかけは漫画「夜は猫といっしょ」を読み始めたことで、自分の家以外の猫も意外と可愛いのでは..!?と今更気付いたことでした(10年ほど前から猫を飼っています)。ちょうどショートアニメも放送されていて、毎週の楽しみでした。我が家の猫にキュルガがそっくりで、マニアックすぎる”猫あるある”に共感しながら楽しみました。
さらに猫コンテンツ好きを助長させたのが、YouTubeチャンネルの『猫は液体』です。6匹の貫禄ある猫ちゃんがレトロなお家で自由気ままに過ごす様子を発信しているチャンネルなのですが、動画の雰囲気も猫の絡みも大好きで、夢中になりました。猫と共に日常を過ごすゆったりとしたシーンを切り取っていて、すごく癒されます。
日テレ系の「嗚呼!!みんなの動物園」というテレビ番組内でよく保護猫が特集されているのですが、そのコーナーも毎週チェックしています。譲渡会の回では毎回うるうる、時には号泣しながら見ていました。今やっている保護猫ちゃん回も面白いです。

総括と今年の抱負

本と漫画は正直ほとんど読まないので書けることがなく、割愛しました。ですが、本は読みたいです。来年こそは、と毎年言ってるので、今年は月に1冊本を買うのはどうだろうかと思っています。その上で毎月noteに感想を書けたら万々歳ですね。

今年も好きなものに沢山触れて過ごしていきたいです。定期的にアウトプットしつつ、楽しんでいきたいと思います。


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