時を文字として重ねるという話。
私は手帳をつけるのが好きだ。学校で手帳が配られた中学一年生の時から毎年続けている。
先生はスケジュール管理を習慣づけるために生徒たちに配っていたようなので、まんまとその魂胆にハマったと言える。
毎年度の切り替わりになると、手帳コーナーで浮き足立ちながら今年はどんなものにしようと考えるのだ。
手帳をつけるというのは記録であり、情報の管理であり、記憶の蓄積だ。
予定や課題を忘れないために書き込み、また思い出や思考の流れをそこに連ねる。
何冊にもなったそれは私が過ごしてきた時の積