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ちょっとできるようになったと思ってた大人の二回目の一人旅松島編その6

海鮮丼の店員さんに教えてもらった松島を見渡せるスポットは、西行戻しの松公園という高台にある公園だった。

松島海岸駅の近くのトンネル?をくぐり、マップを確認してひたすら歩き続ける。

これがなかなかの坂道だ。最初は何人か人もいたのでみんな公園に行くのかな?と思っていたのだが、ぽつりぽつりといなくなり、いつの間にか歩いているのは自分だけになってしまった。

これ、怖いな…

ちょこちょこ車は通るものの、歩いている人が全くいない。
そして周りはおうちやホテルもあったが、その周りは雑木林?森?である。

これ帰り暗くなってたら絶対怖い。絶対タクシーで帰ろう…

行きの時点で帰りの身を案じながら、ひたすら歩き続ける。

マップを少し見て確認するも、合っているのか不安になる。

でも大分来ちゃったしもう引き返せない…

いや道こわっ!!!!!!!

本当に怖くて疲れている中での全力で早歩きをした。

(今これを書くにあたって、改めてGoogleマップ見たんだけど見ただけでもやっぱり怖かった…)

しばらく歩くとやっとマップが公園の近くになってきた。

絶対タクシーで帰る
絶対タクシーで帰る
絶対タクシーで帰る

そう考えながら歩いていると、上から二人組の男子が降りてきた。

道が合ってるかと、ずっと一人で彷徨っていた不安が爆発し、公園この先で合ってますか?と話しかけた。

合ってますよと教えてくれて、頑張ってくださいと言ってくれたので笑って男子たちと別れた。ありがとう…怖かった気持ちが少し和らいだ…

少し歩くと、ようやく森を抜け、公園らしい感じになった。しかしどこが見晴らしの良いポイントかわからず、しばらくうろうろした。

車は止まっているものの、人気がなく、一人はやっぱりちょっといや大分怖かった。

うろうろしていると展望台を見つけ、ここか!と思いながら登った。

二組のカップルがいて、ささっと写真を撮って去っていった。

私もささっと写真を撮り、そして展望台を後にした。

思ったよりまだ明るかったので、一瞬歩いて帰るか…?とも思ったが、やっぱりタクシーをお願いして帰ることにした。

電話でお願いするとタクシーはすぐにきてくれた。乗り込んで元の山道を下ってゆく。

まじで安心した。
そして車だとあっという間に駅まで着いた。

お支払いするとき、本当に有り難かったので「行き大変だったんで、助かりました」と心からお礼を言った。
運転手さんに「歩いて行ったんですか?」と言われ、それに返答して会話はすぐ終わった。

お礼を言ってタクシーを降り、周りに人がいることに、街に、安心した。

運転手さんの「歩いて行ったんですか?」は会話の流れで言っただけなのかどういう意図かはわからなかったが、もしかして歩いて行くところではなかったのか…?と少し思った。

駅に着くも、電車まで少しだけ時間があったので、一瞬また海の方まで行き、思い出を刻んで駅へ戻った。

信号待ちで飛行機雲が右上に向かって伸びているのを見つけ、私も右肩上がりに上がっていけたらいいなあと思った。

松島海岸駅に戻り、電車に乗って仙台へ戻った。ヘトヘトだ。

晩ごはんお弁当にするかどうしようかしばらく悩むも、一人ホテルお弁当はなんだか悲しい気持ちになりそうな気分だったのでお店で食べようと思って前日とは違う牛タン屋さんに入った。

店員さんの感じがよくて、なによりあの衝撃の辛い漬物への注意喚起がわかりやすく貼ってあったのが私の中でめちゃくちゃポイント高かった。(もしかしたら前日のお店も書いてあって、私が気付かなかっただけかもしれないけど…)

牛タンの感じは二つのお店で違ったが、どちらもとても美味しかった。

前日買い忘れたボディソープを買ってホテルへ戻った。

諸々を済ませたあと明日はどうしようかなあと考えるも、結局決められずに眠りについた。

この日の歩数は、31194歩だった。
 

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