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ちょっとでもできるようになったと思うようにしようと決めた大人の三回目の一人旅〜富山・金沢編〜その3

慣れない場所だからだろうか、旅の初日はいつもうまく眠れない気がする。

あれか、旅に出る前から全部決めておけばもっと余裕もって早く寝たりできるのか…

天気予報を調べると、半袖で良さそうだし天気も良さそうだ。

準備を済ませて駅へ向かった。

途中のコンビニでゼリー飲料とブラックサンダーと飲み物を買う。

改札を通ろうとした時に注意書きがあったので、念の為駅員さんにも確認をした。

富山から高岡まではSuicaで行けるが、高岡から雨晴まではSuicaが使えないので切符になるとのこと。高岡で一旦改札を出て切符を買うようにと教えてくれた。

ホームに着き、ゼリー飲料とブラックサンダーを飲んで食べて電車を待った。

しばらくすると電車が来たので乗り込んだ。ちょうど座れた。良かった。と思っていると、よく見たらまた四人がけッ…!!よく見たら優先席ッ…!!!

遊覧船の時と同じである…何故何度も繰り返すのか…すぐに立ち上がって、座らずに景色を見ていることにした。

高岡に着いて一度改札を出る。切符を買うのなんていつぶりだろうか。合ってるか心配になりながらもちゃんと買えた。切符を通して改札を入り直し、電車に乗って雨晴駅へ向かった。

車内は学生さんが多くてめちゃくちゃ混んでいた。結構な爆音の学生さんたちもいたが、生活にお邪魔させてもらってるのはこっちの方なんだよなあと思って気にしないことにした。この考え方はどこへ行った時でも忘れないようにしようと思った。

雨晴駅が近づくにつれて、だんだん海が見えてきた。

高岡駅から二十分ほどで、雨晴駅に到着した。富山駅からは約一時間。

駅で少し写真を撮り、駅員さんに切符を渡して海への行き方を教えてもらって海に向かった。

朝早いのもあってか、人が全然いない。

海岸沿いにつき、海岸沿いをぐるりと歩いて道路に出て、再び駅に戻ってきた。

調べていた電車にもちょうど良い感じに乗れそうだ。切符を買って来た時と反対側のホームへ行こうと歩きだす。

切符を買った時に駅員さんはたぶんちゃんと教えてくれてたんだけど、ちゃんと理解してなかった私は反対側のホームはどっから行けばいいんだ…?とホームへの道を探して彷徨ってしまった。

歩いていると前からおじさまが歩いてきたので訊いてみることにした。

「すみません、反対側のホームってどこから行けばいいですか?」

「私も初めて来たので…私もその電車に乗るので駅員さんに訊いてみましょう」

地元のおじさまかと思ったら、同じく海岸を見に来ていたおじさまだった。

立山連峰を見に来たんだけど見られなかったと言っていて、どこから見れるんですか?と尋ねると丁寧に教えてくれた。

自分が見ていた景色が雨晴海岸から見える景色だと思い込んでいたのと、立山連峰を見られるっていうことをちゃんと分かっていなかったので、立山連峰が見えていないことすら私は分かっていなかった。

そして今これを書きながら改めて調べ直し、えっ、立山連峰めっちゃ見たかった…となっている。いや結果あの日は見られなかったけれども、そもそも立山連峰がメインの景色だということを理解せずに私は雨晴海岸に何をしに行ったというんだ……

って書きながら、どこから見られるんですか?と謎の質問をかました私を、おじさまはどう思っていたんだろうかと今になって思った。

そのあともおじさまとたわいのない話をしながら駅へ向かった。

「これから金沢に行こうかと思って」

「いいですねえ」

「金沢だとやっぱり兼六園ですかね」

「金沢の定番と言ったら兼六園は外せないでしょう」

おじさまが断言するくらいだから兼六園は相当外せないんだと思い、兼六園へ行く意思が完全に固まった。

駅に着いて駅員さんに改めて訊くと、反対側のホームへ渡る道はあっさり駅の中にあった。今思えば、そりゃそうだよな…

反対側のホームへ渡り、おじさまも一人でいたいかもしれないし申し訳ないかなと思い、おじさまに別れを告げた。おじさまは良い旅をと言ってくれた。嬉しかった。

しばらく待つと電車が来たので乗り込んだ。ハットリくんの電車だった。車内もハットリくんがたくさんいてかわいかった。

高岡に着いたので一旦切符で出て、またSuicaで入り直してホームへ向かった。

やってきたあいの風とやま鉄道に乗り込み、金沢へ向かう。高岡から金沢までは四十分ぐらいで着くことができた。

電車を待っている間にお昼をどこで食べようかと調べていて、行きたいお寿司屋さんを見つけたのでそこへ行くことにした。

ちょうど開店前に着くことが出来たので、少し待ってすぐに入ることが出来た。

七貫盛りのお寿司を注文し、目の前で職人さんが握ってくれるのを少し見ながら待つ。サービスで海苔汁も付いてきた。嬉しい。

お寿司が出来上がり、職人さんが渡してくれた。

金沢は海鮮が美味しいと聞いていたので、わくわくしながらお寿司を口に運ぶ。

ノドグロうまーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!

身は厚いし、とにかくめちゃくちゃ美味しかった。どのお寿司も美味しかったんだけど、ノドグロ食べた時の衝撃はやばかった。まじ美味しかった。食レポの語彙力が足りなくて美味しかったしか言えなくて悲しいんだけど本当に美味しかった。

こんなに美味しいならもっと盛り盛りの食べれば良かったーと思いつつ、単品で注文しようかなと少し考えるも、充分満足したのでお茶を飲んで出ることにした。

職人さんに美味しかったですー!と伝え、レジへ向かってお会計をしてもらった。

レジの店員さんにここから兼六園まで歩いて行くとどれくらいかかりますか?と尋ねると、今日は暑いしバスが出てるからバスの方がいいよとバス乗り場を教えてくれた。

地元の方の教えに従おうと、歩いて行くのはやめてバスで兼六園に向かうことにした。結果バスで行って大正解だったので本当に教えてもらえて良かった。この日はめちゃくちゃ暑くって、もし歩いて行ってたらまじでバテてたと思う。

バス乗り場に向かうとバス乗り場は広くって、大きな掲示板もあってわかりやすかった。そして金沢駅、めちゃくちゃおしゃれ。

バス乗り場の側に案内所があったので、念の為乗るバスを確認する。

乗り場で待っているとちょうどすぐバスが来た。何番目かで並んでいたのでドアを見ていると、Suicaが使えないと書いてあるのが見えてプチパニックになる。どどどどうしたらいいんだ?!とよくよく見ていると、皆ドアの近くから出てくる乗車券をとって乗り込んでいた。お金先じゃなくて良かった…前の人に倣って乗車券を取り、バスに乗り込んだ。

金沢駅から兼六園のそばのバス停までは10分15分くらいで到着した。

どっちが兼六園かわからなかったのでなんとなく人が歩いてる方に向かって自分も歩く。

兼六園に着く前でも、すでに街の気品と美しさを感じて気持ちが良い。

少し歩くと桜ヶ丘と書いてある兼六園の看板を見つけた。どうやらここから入れるらしい。あまり人がいなかったんだが、メジャーな入り口ではなかったのだろうか。。どこの入口も同じなのかな。みんなはどこから入ってるんだろう。

階段を登って少し歩くと入り口に到着した。入園料をお支払いしてマップを頂いた。

入ってみると、今まで行った庭園の中でも最もレベルが高い感じがすぐに伝わってきた。なんか違う…!これが兼六園か…!!

出かけると休憩なしに歩き続けてしまう癖のある私だったが、旅をし始めて少しずつ休憩をとるということが出来るようになっていた。

暑いし、一旦飲み物を飲もうと近くのベンチに座って飲み物を飲んで足を休める。

一息ついたので歩き始める。思ったより混んでいなかったのでぎゅうぎゅうになることなる巡ることが出来た。

高台にあるので見晴らしが良く、綺麗に整えられている木もお庭もとても美しくて来た甲斐があったなあと思った。

一通り巡ったので、兼六園を出てお茶屋さんの方へ向かった。パフェとか食べようかなと考えていたが、パンフレットで見つけていた元々食べたかったセットはチケットとかとセットじゃないと食べられないと知り諦めることにした。

金沢で参拝したかった神社、尾山神社へ向かうべく、一番最短ルートっぽい金沢城公園を突っ切って向かうことにした。

本当に暑い。日傘を持ってくれば良かったレベルで暑い。

あまり眠れなかったこともあり、暑かったこともあり、たくさん歩いていることもあり、若干調子の悪さを感じながら歩いた。

尾山神社近くの出口まで着いたので、日陰で少し休んでからまた歩き始めた。

そして尾山神社に到着!

ステンドグラスがある神社ということで気になっていて来てみたかったのだ。

神社の裏手から入る形になったので、せっかくだからと正面まで向かい、正面の鳥居から入り直して参拝した。

サラリーマンぽい二人組の男性がめちゃ触ってる石があったので、なんだ?と思ったら健康になる石らしく、私もあやかろうとひっそりと触った。

参拝も出来たし見たかったステンドグラスも見れたし満足だ。

疲れちゃったから帰ろうと、バス停を探し始めた。すぐそばに案内所があったので訊こうかと思ったら、バス停を教えてくれるとてもわかりやすい貼り紙があったので書いてある方向へ向かった。

時間を確認してなかったにもかかわらず、バスはちょうどすぐに来たのですぐ乗り込むことが出来た。

金沢から兼六園へ向かった時よりも早く金沢駅に到着した気がする。

駅に着き、せっかくなので石川県のお土産も買って行こうと思いお土産を買った。そして疲れちゃったから今日はホテルで食べようと笹寿司のお弁当も買ってホームへ向かった。

そういえば行きに電車で補助用の椅子があることを知り、電車に乗り込んだあと椅子出せるのかなあと触ってみたが、びくともしなかった。混み合う時間は使えない的なことが書いてあったので、それに該当したのだろうか。

しばらく立っていたが、席が空いたので座ることにした。

旅立つ時、羽織るものを持って行くか悩んで、結局持っていかなかったのだが、やっぱ半袖の時は羽織るものちゃんと持ってないと駄目だなと思った。腕は寒いし汗が冷えるしで本当にめちゃくちゃ寒かった。

富山駅に着き、寒すぎる体を温めたいとあったかいお茶を探し求めてコンビニを渡り歩き、あったかいお茶と一緒に食後のデザートも買ってホテルへ向かった。

そしてここで、実生活に予期せぬトラブルが起きる。

ほんとに何故。今。

ホテルに戻り、笹寿司を食べ始めるも、トラブルのことで気が気じゃない。

食べ終わった後、一旦気持ちを落ち着かせようとお風呂に入るも、気になって気になって仕方がない。

結局眠るまでずーーーっと考えこんでしまうことになってしまった。

せっかくの旅が。。

うまく切り替えることことが出来れば良かったんだが、うまく切り替えることが出来なくて時間を無駄にしてしまった。。

今回の旅は写真といいトラブルといい、まじ旅にあるまじき無駄な時間費やしが多すぎて本当勿体なかった。

写真は自分のせいだけど、トラブルは防ぎようなかったが、気持ちをうまく切り替えていたらこんなに無駄にすることはなかったし…

数日後に無事解決したのだが、ともだちに相談した際に言ってくれたきっとこの後良い事ある😭✨を信じるしかない。

脳は覚醒気味になってしまったが、体自体はすごく疲れていたので眠りにつくことにした。


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