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問題勃発?と思ったら|M&Aアドバイザーのつぶやき

こんにちは。かきもとみさです。私は世の中に少ない女性M&Aアドバイザーとして仕事をしています。

今日は「つぶやき」ということで、雑談です。

M&Aというのは、オーナー社長にとっては30-40年も手塩にかけた会社を第三者へ手放すタイミングであり、人生にとっても一大事。

そして、その譲渡対価もそこそこに大きな金額が動くケースが多いもの。

財務や法務など、あらゆるビジネススキルを必要とするものですが、M&Aアドバイザーとしては、何よりも大事なのは「揺れ動く気持ち」に寄り添ってあげられること。そう私は思っています。

どの案件でも、売主側と買主側の要望が相反するものとして対立し、「このギャップをどう埋めたら良いモノか・・・・・」と頭を悩ませる場面というのはつきものです。

そんなとき、どんなマインドで対処すればよいのかを私なりの考えを書いてみたいと思います。

問題を問題にしない

「これはマズイ状況かも」「これは先方は受け入れてくれないかも」と、際どいネゴシエーションになったり、何か重大な点で案件が躓きそうになることも結構あります。

そんな時は、アドバイザーが「これはマズイ!」とあたふたと焦ってしまうのは一番ダメだと思っています。

むしろ、当事者たちが「これは問題だ!」と心の中ではシビアにとらえている状況であっても、アドバイザーは「大した問題ではないですよ!そんな悲観的にならなくて大丈夫です。」という余裕の心持ちで、平常心でいられる余裕を見せたいところです。

大抵の問題(双方の意向や要望のズレ、ハードネゴ)は、勃発したとしても、売主側と買主側の双方が「この案件を前に進めたい」と願っている限りはいずれかの形で着地するもの。お互いに「譲らない」という姿勢を貫くような場面に苦悩することはあるかもしれませんが、そこはアドバイザーの腕の見せ所。

冷静沈着に、次にすべきアクションを共有し、当事者たちの立ち振る舞いについてアドバイスできると良いと思っています。

その着地の見つけ方の難易度はあるにせよ、とにかくアドバイザーが「これは問題だ」と騒ぎ立てないことくらいは常に意識できると思っています。

「問題」を「問題」にしない。これができると強いかなと思います。

逆に、売主や買主が心苦しい状況になっていたり、「もうだめかも・・」「破談するかも・・・」と思ってしまうような状況で、「それは大変なことですよ。」「ここは先方に伝えたら破談するかもしれませんよ」と騒ぎ立てたら当事者にどれだけのストレスがかかることか。

どんな状況に陥ったとしても、アドバイザーがだけは「大丈夫ですよ。なんとかなりますよ。だから心配しすぎなくて大丈夫ですよ」と当事者たちの気持ちを安心させてあげる必要があると思います。

最後まできちんと成約するかどうかわからないのがM&Aです。当事者たちの揺れ動く気持ちに流されていてはアドバイザーは務まりませんよね。

双方、目指す未来は同じなのだとしたら、成約前に過度なストレスやフラストレーションを抱えさせないこともアドバイザーの仕事の一つだと思っています。

例え心の中で「こ、これはやばい・・・💦」と思うような状況であっても、案件の当事者たちに余計な心配をかけさせないような平静さと心遣いができるようになりたいものです。


本日はここまでです。

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ではまた♪Adiós❤

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