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映画館『吉祥寺アップリンク』の内装はとてもすばらしかった

コンクリート打ちっぱなしで天井を張っていないスケルトンの空間に、床はモルタルでグレー、カウンターやテーブルはナチュラルな木…

アップリンク代表、浅井隆さんのnoteより引用
https://note.com/asai_takashi/n/nd948a0cd6bf7

こういった空間にしたくなかった、もう飽きた。というのが吉祥寺アップリンクの設計の始まりだったらしいです。

アップリンク代表、浅井隆さんの記事はこちら↓

特徴的なのはその色使い。
エレベーターを降りた瞬間にわくわくさせるターコイズ色の壁と赤いカウンター。上部にある変わった形の照明は食虫植物のようだなと思いました。(勝手な感想ですみません…)

吊り下げられた無指向性のスピーカーからは気持ちのよいアンビエント音。この音楽もここの空間に合わせて製作してもらったとのこと。

さて、もうすぐ今回見に来た映画『アアルト』が始まります。
上映されるシアターのナンバーは4。黄色いネオン管がその場所を示してくれ、どことなく懐かしい海外の映画感のような雰囲気を感じます(ちなみに海外で映画館に入ったことはないです。あくまでイメージ)

4番は撮ってなかったので2番のネオン

シアターに入ると中はすでに薄暗い。
僕の席はD列-4番。
列の入り口に書かれたDの文字を見つけて席を探します。布張りのシートには4番の刺繍が施されていてとても素敵だと思いました。

オーナーが自ら海外へ座りに行ったというシートは確かに座り心地がとてもよかったです。デザインもプライウッドと布張りのシンプルでとてもきれいな見た目でした。

素晴らしい映画の上映が終わり、その後味を味わうように回廊になっている通路を歩きました。角を回ると壁が異なる色の組み合わせとなっており、楽しく飽きさせない体験をさせてくれます。さらにオーナーがこだわったという暗い路地のような空間が体験をさらに豊かにしてくれました。

角を曲がるたびに新しい色が広がる
タイルもかわいい

難しいデザインがとてもよくまとまっていて、純粋に素敵だなぁと思える映画館でした。また、吉祥寺という街にとても合っていると感じました。

是非またふらりと立ち寄りたいなと思います。
このnoteを読んでくださった方もぜひ。

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