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8 大自然とムキムキお兄さんとツアー犬


バラコアと言えば、やっぱり自然をめぐるツアーが人気。


中心街にあるキューバの国営旅行会社の一つHavanaturのオフィスに行って、どんなツアーがあるか見てみることに。

ツアーはいくつか種類があり、本当は夢見ていた、希少生物が暮らす国立公園のツアーに参加したかったのですが、なんと上り下り激しい山道を7キロ歩くというのです。

それぐらい平気だろう、と思われるかもしれませんが、問題は気候でした。

季節は真夏で、さらにキューバの中でも南にいるので、既にそれまでの旅の過程で体がへばっていました。

そんな中果たして歩けるだろうか。

歩けたとしても楽しめるだろうか?

迷った挙句、そのツアーはやめ、川へ行くツアーに参加することにしました。


大自然


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川の名前はユムリ(Yumurí)。

岸から船に乗り山に囲まれた大きな川を進んでいきます。

ハバナでは、こんな自然はないので、その景色を堪能。


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別の岸に到着し、そこからは徒歩で山の中へ。

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途中の小さな川では人が洗濯をしていました。

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その川を裸足で渡り、山へ。

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山を通り抜けて奥へ進んでいくと、森に囲まれた川が出現。

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どうやらここが最終目的地らしい。

運が悪かったのか? 川は茶色い(笑)。

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ん~これだけ? と思ったが、それまでの過程が楽しかったので良しとしよう(笑)。



ムキムキお兄さん


目的地の川よりも、気になるものがありました。


それは、ツアーに同行していた、ムキムキの上半身裸のお兄さん。

川に到着すると、そのお兄さんがずっと担いでいたココナッツを割って、みんなに配る。

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彼はこのためにツアーに同行していたのでしょうか。

背筋半端ない。



ツアー犬


ココナッツの果汁を飲んで、その後実を食べる。

子どもの頃に、グアムで現地のお兄さんが木に登ってココナッツを切り落としていたのを思い出しました。


大好きなココナッツを堪能していると、ムキムキのお兄さんと同様、ずっと私たちに付いて来ていた犬が私をじっと見つめている……。


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彼女もココナッツが好きらしい。

一欠片あげてみる。

それを食べるとまた私を見つめる。

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どんどん近づいてくる(笑)。

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(当時ムチムチの私を見て驚くなかれ)

結局2人で仲良くココナッツを分け合いました。


このワンちゃんは、いつもツアーについて来ているのか、その真相はわかりませんが、帰り驚きの行動に出ます。

みんながボートに乗り川を戻っていくと、何と犬かきで追いかけてきたのです!

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見ているこちらがソワソワしましたが、無事私たちと同じ岸まで泳ぎ切りました。



しかしそれよりも驚いたのは、例の背筋が半端ではないお兄さんが川を歩いていたこと……。

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え、この川ってそんなに浅いのか? それとも……足だけ犬かき!?(何それ

言葉を発しないし、なんとも野生感あふれるお兄さん。



結局、自然の話よりもお兄さんと犬の印象の方が強く残ってしまったツアーでした(笑)



つづく…



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