見出し画像

愛を使った日のラブソング

こんにちは!1054gです!
最近本当に寒いですね❄️
寒くなると受験を思い出すのは、「受験経験者あるある」ですかね笑

さて、私の受験期ももうすぐ終わり。

今回はいよいよ、本命の「公立高校受験」!!

公立受験の時はおたふくにかかるなんてこともせず笑
なんとか無事に受験前日まで勉強に明け暮れることができました。

小学生の頃、あんなにイヤイヤだった学研は週4のペースで通い、私は朝型人間だったので、朝の4時50分くらいに起きてから勉強…。

そうして迎えた受験前日。
公立受験を翌日に控えた学研で、むーちゃんと何を話したかというと

「ご近所さんが離婚した」とか
「そういえばあそこの家も最近奥さん出て行った」

とか、そんな話をし続けていました笑
(感動的な話を想像された方、ごめんなさい)

もう帰る時間じゃん!やばい、明日受験なのにいつもより勉強してないよ笑
そう言って笑いあい、真冬の夜の交差点まで、むーちゃんに送ってもらいました。

「行ってらっしゃい!」

と言うむーちゃんの声を聞いて、私は家に帰り、そのまま受験当日を迎えることになります。


正直に言います。
緊張で、あんまり筆記試験の時こと、覚えてないんです笑

覚えているのは、問題を解き始めた頃くらいから。

ただ小さなストーブ1つしかない部屋に、知らない制服の学生と一緒に問題を解いていて
1科目が終わるごとに教室の外に出され
(あれ、なんで外に出されてたんだろう?いまだに謎)
お昼は、冷えてしまったお弁当を寒い体育館で食べました。
(この時の寒さは鮮明に覚えてる)

「やばい。受かってる気がしない。逃げたい」

特に理数系の科目の試験を解いてるときは本当にそう思っていた記憶があります。

それでも受けなきゃいけないものは、受けなきゃいけません。

とにかく回答用紙は埋めて
時間配分をよく考えながら
今までの知識をフル活用して…

筆記試験の翌日は面接でした。
私の高校は個人面接。
正直、コミュ障な私には個人面接がありがたかったです笑
それに、私は大人の方とたくさん話してきたとう謎の自信がありました。なのでもう面接は受かったも同然だなと練習のときから思い続けていて

「まあ、面接はいけるでしょ!」

と、余裕だった結果。

面接本番直前、めっちゃビビりました。

「普段大人の方とおしゃべりする」と「受験の面接」は違う by現在の自分

今更ながら
「もっと練習したほうがよかった」
「変な言葉遣いが出ちゃうかも!」
「頭真っ白になったらどうしよう…」
そんなことばかりが頭によぎり、心拍数と血圧は一気に急上昇。

でも…
もうここまできたら、やるっきゃない!!

そう思って、高校の教室の扉を開けました。

「失礼します!」

教室の中には、怖い感じの男性と、メガネで優しい笑顔の男性が机を並べて私の前に座っています。
教室に入ってから、中学校の先生たちにみっちり仕込まれた一通りの動作を間違えずにできた私は、そこでまず少し安心。
そして事前に考えるように高校から指示されていた自己PRのスピーチを3分間話しました。

ここから質問タイムという名の地獄。
残念ながら、何を質問されたのかはあまり覚えていません(ちゃんとお伝え出来なくて残念💦)
でも、唯一覚えているのが、初代のことを話したということ。

皆さん覚えていますか?

私が小学校5年生の時の担任の先生です。

「お前は小さいな!笑笑」

と自ら言って私を笑ってくれた、私に人生の転機を与えてくれた、初代です。

「小学校5年生の時の担任の先生が、とてもユーモア溢れる方で…!」

そう言った時の私は、多分、いや絶対、めちゃくちゃ笑顔でした。
そしたら、面接官の人も自然と笑顔になってくれたんです。
それが嬉しかった。
私の大切で大好きな先生の話で、この人は今笑顔になってくれた。
名前も知らない面接官の先生たち。
私の先生、すごいでしょ?

初代がいてくれてよかった。

私、初代が大好きでよかった。

そして今も大好きなんだ。

そう思えた面接はあっという間で、面接会場になっていた教室を出てから

「ああ、終わっちゃった」

という気持ちとともに、ものすごくさわやかな笑顔で、まだ行けるかどうかもわからない高校の廊下を歩きました。

ありがとう。初代。
少し大人になった今だから分かる。
現代の教育現場で、学校で、コンプレックスを笑いに変える魔法を教えることが、どれだけリスクが高かったか。
その考えが、どれほど人に理解してもらいづらいものか。
もしかしたら、私の知らないところで他の先生に怒られていたかもしれない。
初代も今まで、理解されずに孤独だったかもしれない。
大変だったかもしれない。
それでも私に教え続けてくれた「コンプレックスを笑いに変える魔法」は

初代からの愛そのものでした。

受け継がれた愛を、あの時の私は使ったんだ。

そしてそれが誰かに届いた。

そんな、普段だったら絶対気づかないような奇跡の瞬間を、私は見たんだな。


さて、「合格」という奇跡も起きるのか?

次週で「高校受験編」ラストです。
ぜひ読んでいただけると嬉しいです!

今日もここまでお読みくださり、ありがとうございました!

#ぼっち #ひとりぼっち #中学校 #中学生 #学校 #教室 #スクールカースト #クラスメート #同級生 #受験 #高校受験 #公立受験 #面接 #学研 #愛