BOOK#6「Lean UX 第2版 ―アジャイルなチームによるプロダクト開発 (THE LEAN SERIES)」
●今回読んだ本
「Lean UX 第2版 ―アジャイルなチームによるプロダクト開発 (THE LEAN SERIES)」―ジェフ・ゴーセルフ, ジョシュ・セイデン著(出版社: オライリージャパン|2017年7月4日発行)
●内容メモ #ネタバレ
解釈が難しい。
理解があっているのか、とっても不安。。。
▽LEAN UXの定義
コラボレーティブかつ横断的な活動によって本質を素早く明らかにするための実践的な手法。成功の定義についてチームの共通理解を得ることを目指す。実践する際は、次の原則を用いてチームの構成、場所、目標、仕事の進め方を定義する
▽LEAN UXの3つの基盤
『LEAN UX=デザイン思考+アジャイル開発+リーンスタートアップ』
【1】デザイン思考
私たちの仕事の範囲をインターフェースや中間生成物を超えた領域まで広げるのに役立つ
【2】アジャイル開発
ソフトウェア開発は短期間のサイクル、定期的な価値の提供、意識的な学習に集中できる→ユーザに(ソフトウェアの開発を通じて発見した)アイデアを素早く提供し、そのアイディアがどう受け止められたかと言う感触を探りながら、随時調整を行い、新たな学習を目指していく
※価値観※
1.プロセスやツールよりも対人コミニケーションを
2.包括的なドキュメントよりも動くソフトウェアを
3.交渉よりもユーザとの協調
4.計画に従うことよりも、変化への対応
【3】リーン・スタートアップ
構築(build)-計測(measure)-学習(lean)のフィードバックループをまわす。
(1)プロセスから無駄を省く。必要なことを口頭で伝え合うことで、分厚いドキュメントを介した情報伝達が不要になり、チームの理解を正しい方向に導くためのプロセスに集中できる
(2)多様な担当者で構成される「システム」に調和をもたらし、透明性のある部門や領域横断的なコラボレーションによって、デザイナー以外の人たちをもデザインプロセスに関与させる
(3)目標達成のためにアイディアが効果的な働きをしているかどうかを、チーム全体で迅速な実験と測定によって把握する
▽LEAN UXの3つの原則
実践する際は、次の原則を用いてチームの構成、場所、目標、仕事の進め方を定義する
【1】チームビルディングに関する原則
・部門横断的なチーム
・小規模で同一の場所にチーム
・自己充足的で、権限を持つチーム
・課題焦点型のチーム
【2】チームや組織文化の指針となる原則
・疑問から確信へ
・結果(アウトプット)ではなく、成果(アウトカム)を重視する
・無駄を省く
・共通理解を生み出す
・ユニコーン、エバンジェリストやヒーローは不要
・失敗を許容する
【3】プロセスの指針となる原則
・バッチサイズを小さくしてリスクを減らす
・継続的に発見する
・GOOB:あなたのユーザ中心思考を用いる
・仕事を外面化する
・分析よりも形にする
・中間生成物中心の仕事の進め方から脱却する
▽Lean UXのプロセス
【1】前提の整理
(1) ビジネスの成果
(2) ユーザー(ペルソナとしてモデル化することも)
(3) ユーザーの成果(最終目標、体験的な目標、長期的な目標など)
(4) 機能(プロダクトやサービスへの変更や追加、改善等)
【2】事前に準備すべき重要点
・現行のプロダクトやサービスの利用状況を示す分析レポート
・プロダクトやサービスの利用時における特定ユーザの行動を説明するユーザビリティーレポート
・過去の課題解決への試みとその成否に関する情報
・課題の解決が会社の業績に及ぼす影響についての、ビジネス面からの正当性
・同じ課題に取り組む競合の動向を示す競合分析
【3】課題ステートメントから始める
・既存プロダクトやサービス向けテンプレート
『[サービス名/プロダクト名]は、[この目標]を達成することを目標にしている。しかしこのサービス/プロダクトは、[その目標]もう達成しておらず、私たちのビジネスに[このような悪影響]を生じさせている。[測定可能な標準]に基づき、ユーザの成功率を向上させるためには、どのように[サービス/プロダクト]を改善すれば良いか?』
・新規プロダクトやサービス向けのテンプレート
『現状、[ドメイン]は主に[ユーザセグメント、ユーザのペイン(不満点)など]を重視している。既存のプロダクトやサービスは、[マーケットのギャップ]に対応できていない。当社のプロダクトやサービスは、[ビジョン/戦略]でこのギャップに対処する。当社当社が第一に重視するのは[ユーザセグメント、ユーザのペイン(不満点)など]である。』
【4】仮説の構築(顧客の課題、リサーチ、前提)
仮説ステートメントのテンプレート『私たちは[このステートメントは正しい]と考えている。そして、マーケットから以下のフィードバックを得た時、それが[正しい/間違っている]かどうかを判断できる。[定性的なフィードバック]、[定量的なフィードバック]、[主要業績指標の変化]。』
※仮説の定義に悩んだ場合、まずは機能面から着手すると◎。
※成果を基準にすると、チームは「プロダクトやサービスを届けたか?」ではなく「このプロダクトやサービスは、私たちはユーザにどのような良い結果をもたらしたか?」と言う発想を持つようになる。結果ではなくこれらの結果によって生み出される成果(アウトカム)を重視すべき。
【5】ビジネス成果を明確に
・AARRR
・ペルソナ(ペルソナ、ペルソナの目的、シナリオ、ストーリーマップ)
▽デザインと開発
コラボレーティブ・デザインを通じて協業しながらデザインを作り上げれば、デザインの課題と解決策についての共通理解を得やすくなる。
ガイドラインの共通メリットは、(1)一貫性の向上 (2)品質の向上 (3)コストの削減。
▽MVPとプロトタイプ
仮説の定義が終わったので、次はどのアイディアが妥当か、どれを捨てるべきなのかの検証と決定を行っていく。
▽フィードバックとリサーチ
・MVPの評価
[1]クイックにできるリサーチ
[2]継続的なリサーチ
[3]コラボレーティブ・リサーチ(目標はチーム全体で、共通理解を深めること)
●その他
▽なぜ読みたいと思ったのか
SUNABACOデザインコース受講中にLeanUXの概念を学び、補足したいと思ったから
▽興味を持ったきっかけ
参考図書としてオススメ本だったので
▽この本を読むことの意義
LeanUXの理解を深める
▽どんな本の内容だと思って手に取ったのか
LeanUXとはなんぞやが整理できる本だと思って
▽実際読んでみてどんな本だったのか
難しい…。
今回はとりあえずわかる部分だけ理解して、また改めて読みたい。
リーンスタートアップとLeanUXがごちゃごちゃする。。。
▽どのように始まり、どのように終わったのか
概念→プロセス→実践→具体例
▽タイトルをつけ直す(要約)とすると?
Lean UX
▽知らなかった単語(用語)について
コラボレーティブ・デザイン…Lean UXで推奨されている共創スタイルのデザイン手法。コラボレーティブデザイン思考をもとに、相まみえた状態でおおまかなデザイン(レイアウト)を形作っていく集まりをデザインスタジオという。
●Amazon
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?