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網戸の中

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2020年9月の記事一覧

続・所感

BUMP OF CHICKENのラジオ「PONTSUKA!!」の、9月27日深夜の放送を聴いた。

今回の報道が彼らにとってどれほど重いものだったのかということ、3人でバンドを続けていくという決断が、妥協なんていう単語がまるきりそぐわないほどの覚悟を伴うものだったということを痛感する。

なんでこんなにいろんなものを、このひとたちは背負わないといけないんだろう。誰がこんなものを背負わせた?

聴き

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所感

 はじめに予防線を張っておこう。おそらく今日は、あなたにとって癇に触るようなことも書く。申し訳ない。

 何の話かというと、BUMP OF CHICKENにかんする先週からのできごとについてだ。

 件の報道から1週間が経って、バンドの当面のあり方についてひとまずの結論が出たらしい。3人で活動していくと。
 率直な感想。たぶん妥協点として一番もっともな選択肢である気がする。それから、何よりもバンド

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素描あるいは日記 4、または愚痴 (ライブいきたい)

少し前にもこんな趣旨のnoteを書いた記憶があるが、相変わらずライブに行けるようになる日を首を長くして待っている。

配信ライブというものが広く行われるようになってきて、いまの世の中の動きというのは速いものだと思いながら、今夜もフジファブリックの配信をアーカイブで観ていた。

配信だからこその表現や楽しませ方を考えないといけない、というのももうスタンダードになってきているのかもしれない。フジファブ

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素描あるいは日記 3

いつも昼休みには社内の食堂で昼食をとっていたが、このところ陽光のさし方が変わった気がしたので、外へ出て何とはなしに歩いてみることにする。川沿いのベンチに腰かけて軽食で済ます。残った時間で本を読む。からりとした空にすじ雲が伸びるのを眺める。絵に描いたような秋の訪れ。

夏から秋に移るときのこの空気と、それが呼び起こす感情というのは何なのかと、毎年飽きもせずに考える。少し前までの熱気と喧騒とが

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ただ同じ趣味を持っただけ

 好きなバンドのライブを観に行くようになり、その趣味を通じて知り合って話すようになった人たちと、ライブの日やそうでない日にたまに会うようになって、気づいたら結構な月日が流れていた。

 そういう人たちと行くライブのあとの打上げは、すっかり趣味にまつわる大きな楽しみのひとつになってしまった。心底から好きなことについて存分に話せる場所があるうれしさを、大人になって改めて知ったようにおもう。みんな思い思

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