アメリカ大学受験におけるTest-Optional制度のメリットとデメリット
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みなさんTest-Optional制度というものはご存知でしょうか?
Test-Optionalとは、大学に出願する際にSATやACTといった標準テストのスコア提出は任意(オプション)でいいという入試ポリシーのことを指します。
つまり、SATのスコアを出しても出さなくても良いということをオプショナルと呼びます
大学入試のTest-Optionalは、今に始まったことではなく、ボウディン・カレッジが1969年に先駆的に導入したことで知られています。とはいえ、近年、このような試験免除入試はますます一般的になってきているのです。
多くの海外の大学進学を希望する学生は、標準テストのスコアを提出するかどうか迷うことになります。
今回は、Test-Optionalのメリット、デメリットについて紹介していきます。海外の大学へ進学を希望している方は自分にはこの制度が合うのかどうか考えながら読んでみてくださいね。
Test-Optionalのメリットは?
・総合的な評価を受けることができる
テストのスコアがない場合、大学はあなたをより総合的に評価しなければなりません。Test-Optionalでは、成績、エッセイ、課外活動、個人的な業績、推薦状など、出願書類の他の面をより詳細に審査されることとなります。
最終的に大学は、単なる数字(GPA、クラス順位、テストの点数)の集まりではなく、(あなたの可能性、興味、長所、短所を含む)一人の人間としてあなたを考えます。
強力な出願書類があっても、テストの点数が平凡か悪い場合は、より総合的な評価が特に有益です。このような場合、テストのスコアが悪けれ ば、あなたの実績や業績が損なわれてしまいます。また、たとえ標準学力テスト以外の多くの分野で優秀であったとしても、入学審査委員会に大学で成功する能力を疑問視されることになりかねません。
・特定の分野で自分の能力をアピールできる
特定の分野では特に優れているが、他の分野では著しく劣っている場合は、Test-Optional制度から生まれた、総合的な入試プロセスが有益です。より総合的な入試を行うことで、あなた独自の才能やスキルをより強調することができ、大学合格の可能性が高まります。
例えば、文章を書く才能は抜群だが、数学が苦手という場合、Test-Optionalを採用すれば、注目度の高いエッセイ、出版物の例、英語教師からの推薦状などで、あなたの才能を存分にアピールすることができます。
Test-Optionalのデメリットは?
・標準テストのスコアを提出した学生と比較される
標準テストのスコアの提出が義務付けられていないからといって、大学がそれを考慮しないわけではありません。スコアを提出した学生、特にその学校のスコアの合格基準の範囲内の学生は、より競争力があるとみなされる可能性があります。
標準学力テストの成績が良く、志望校の合格スコア50%中央の範囲内であれば、テストのスコアを提出するのは賢い戦略です。テストのスコアは、入学審査委員会が重視するもう1つの要素にすぎず、スコアがない場合、入試委員会はあなたがなぜスコアの記載をしなかったのかと疑問に思うかもしれません。
・より主観的な評価をされる
大学入試で考慮される標準テストの点数、GPA、クラスの順位などは、課外活動、小論文、推薦状よりも客観的な評価基準です。Test-Optional入試では、出願書類の主観的要素が重視されるため、その日の調子が悪かったり、集中力が欠けていたり、単にあなたと同じ視点で物事を見られない人の手に委ねられる可能性があります。
もしあなたのテストのスコアが、その学校の合格スコア50%中間の範囲に収まっているなら、それを提出した方が良いでしょう。客観的な指標で大学進学への準備態勢を示し、主観的な側面でそれを補いましょう。
・競争の激化
Test-Optional入試は、より多くの志願者を集めます。例えば、コーネル大学のうち3校が2020年に試験免除の方針を採用したところ、出願者数はおよそ50,000人から71,000人に急増したというデータがあります。
また、一般的に標準テストで高得点を取った志願者だけがその点数を共有する傾向があるため、試験免除校の平均点数は上昇するでしょう。
・奨学金をもらえないかもしれない
多くの大学がメリット型奨学金(学業成績やスポーツ、芸術、リーダーシップなどで優れた功績・卓越した能力を持つ学生に支給される奨学金のこと。)を与える上で、標準テストは依然として重要な役割を果たしています。テストのスコアを提出しないと、メリット型奨学金を受ける資格がなくなったり、奨学金を獲得する機会が狭まったりする可能性があります。
奨学金を希望し、学資援助を受けたいと考えているなら、テストのスコアを提出することを検討する必要があります。
Test-Optionalを適用するべき?
学生一人ひとり異なりますが、一般論として、テストのスコアは提出しないより提出した方がよいでしょう。これは、選抜の厳しいトップ大学では特に当てはまります。あなたの情報が多ければ多いほど、学校はあなたの学業面だけでなく、教室の外での姿も含めて、出願者としてのあなたの全体像を把握しやすくなります。
また、テストのスコアを提出すれば、なぜ提出しなかったのかなど、入学審査担当者が抱く疑問を解消することができ、最終的にはあなたの合格の可能性も上がります。
CollegeVineによるのテスト・オプショナル出願に関するデータによると、25%以上のスコアを提出した学生は、提出しなかった学生の約2倍の割合で合格しているというデータがあります。スコアを提出した学生は、スコアなしで出願した学生の約1.25倍の割合で合格しています。
いかがでしたでしょうか?
Test-Optionalのメリット、デメリットを紹介しました。みなさんには適した制度でしたか?
Test-Optionalは多くの大学において採用されていますが、できる限り良いスコアを取って、大学に提出することが重要であることは間違いありません。
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