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応援されるSNS発信の作り方 前編

前回、クラウドファンディングに関して書いたので、今回も引き続きクラウドファンディングの話題を入れつつ、SNSについて書こうと思います。

今やすっかり定着しているSNS。
ビジネスをやっている方であれば、拡散のツールとして活用されていることもあるかと思います。

クラウドファンディングをするときに、SNSはかなり重要なツールとなるので、普段よりも戦略的に発信していく必要があります。

このクラウドファンディング時のSNS活用方法は、ビジネス全般に役立つ考え方だと思います。クラウドファンディングをやりたいという方だけでなく、SNSで応援者を増やしたいという方は、ぜひ続きをお読みいただければと思います。

クラウドファンディングでSNSを活用する理由は、いわずもがな、自分のプロジェクトを知ってもらい、応援してもらい、シェアや支援を得るためです。

クラウドファンディングで重要になるのは、直接の知り合いからの支援や拡散です。そのため、頼れるSNSはFacebookです。

なので、ここからはFacebookにお話を絞ります。

拡散が思い通りにいかない

クラウドファンディングに挑戦された方から、「Facebooで拡散したんだけど、なかなか思うような反応が得られなかった」というお話を聞くとこがあります。

何度かうまくいかないことが続くと、Facebook投稿にはあまり意味がないかもしれないと思われ、拡散に力を入れなくなってしまいます。
そして、どんどん悪循環に、、

しかし、ほとんどの場合にはうまくいかない理由があります。
その理由をきちんと捉えて、解消していけばうまくいくようになります。
クラウドファンディングに関して言うと、思うような反応が得られない典型的な例は、下記のようなケースが多いです。

プロジェクトを開始し、Facebook拡散をした。はじめの投稿にはいいねもついたし、それなりにシェアもしてもらえた。支援者も出た。
しかし、それきり、、
2回目の投稿はいいねもシェアも減っていき、支援はほぼなし。
3回目以降になると、いいねもシェアもガクンと減った。

1回目の投稿をしたときは、期待に近い反応が得られて喜んでおり、うまくいく予感がしていたのに、2回目以降どんどん期待とは違う方向へいくパターンです。

4回目くらいで心が折れてきて、投稿自体が減ってしまう、、

そして、どうしたらいいのかわからなくなってくる。。

なにが問題だったのか

上記のケースは、大抵の場合2つの理由があります。

1つはお願いが真剣なお願いと受け取られていないこと。
もう1つは、「応援される素地を作るための投稿」と「お願いする投稿」のバランスが悪いことです。

まず、1つ目のお願いが真剣なお願いと受け取られていないパターンについて例を挙げます。

状況
新商品の体にいい野菜ジュースを開発するためにクラウドファンディングプロジェクトを開始した。何度か拡散はしたものの、支援が伸び悩んでおり、再度しっかりと支援と拡散をお願いしたい。
投稿
○○のクラウドファンディング、○日目を迎えました!
現在20名の方に支援いただいています!ありがとうございます。
今日も市場から新鮮な野菜がたくさんとどいています。ぜひご興味ある方は支援をお願いします。

これで、応援のお願いをしたと思ってしまう方が非常に多いのですが、これではNGです。
読んだ方としては、「ふーん。そうなんだ。」くらいになってしまう投稿です。

「いやいや、最後にちゃんと支援お願いしますって書いてあるし!」と思われるかもしれません。
しかし、この最後の一文は、受け手からしてみれば、ただの決まり文句でお願いされている印象にはなりません。

お願いするのであれば、もっとしっかりとお願いを分かりやすく前面にだして、さらに相手が行動に移しやすいかどうかも考えた上で投稿を作らなければなりません。

どういう投稿ならお願いが伝わるのか

まず、「誰に伝えたいのか」を明確にします。
今回は商品が野菜ジュースなので、
・野菜不足を感じている人
・健康に関心がある人
・外食が多い人

このあたりが是非ともメッセージを届けたい相手です。
そして、このターゲットに一体何を届ければ良いのかを考えます。

どのように考えるかというと、
1.商品がターゲットのどのような問題を解決するのか
2.ターゲットは商品を手にすることによって、どのようなメリットがあるのかまずはここをシンプルに考えます。

解決する問題:
野菜不足を起因とする健康障害

メリット:
健康になる。食事バランスが整う。

ここまで考えたら、そのメリットの先にあるターゲットの具体的な良いことを考えてみます。

具体的な良いこと:
痩せる、肌がきれいになる、風邪をひきにくくなる

そして、これらを投稿に入れ込みます。

野菜不足を感じている方へ

クラウドファンディング○日目。いつもご支援ありがとうございます!
日本人の○%が野菜不足といわれています。野菜不足は、虚弱体質や肥満、肌荒れの原因にもなります。

自分自身野菜不足を解消したところ、風邪を一切ひかなくなり、若返ったともよく言われるようになりました。
○○は毎朝一杯飲むだけで、簡単に野菜不足を解消できます。

そして、飲みやすいように味にもこだわり、飽きがこないよう、10種類のフレーバーを用意しています。

通常1杯400円のところ、クラウドファンディングでは200円~お試しいただけます。
ぜひ、一度お試しください。絶対に後悔はさせません。

基本はこんな感じです。

ここに、「この投稿はあなたに対するお願い」だとわかるように、「お願いです」というメッセージを最低3つ入れ込みます。
※お願いは1回では伝わりません。

【野菜不足を感じている方へ ご支援と拡散のお願い!】

クラウドファンディング○日目。いつもご支援ありがとうございます!
日本人の○%が野菜不足といわれています。野菜不足は、虚弱体質や肥満、肌荒れの原因にもなります。

自分自身野菜不足を解消したところ、風邪を一切ひかなくなり、若返ったともよく言われるようになりました。
○○は毎朝一杯飲むだけで、簡単に野菜不足を解消できます。
そして、飲みやすいように味にもこだわり、飽きがこないよう、10種類のフレーバーを用意しています。

通常1杯400円のところ、クラウドファンディングでは200円~お試しいただけます。
本当におすすめできる商品なので、ご支援をいただけると嬉しいです!
この機会に、ぜひ一度お試しください。絶対に後悔はさせません。

また、周りに野菜不足にお悩みの方がいらっしゃいましたら、この投稿を拡散していただけると嬉しいです!

こんな感じです。

この短い投稿で、三回もお願いします!というのはしつこい気がする、、と思われるかもしれません。

しかし、このくらいきちんと何をしてほしいか伝えないと、人には伝わらないのです。また「お願いします」という言葉も、言い換えることで意味はそのままにしつこさだけ軽減できます。

なので、伝えなければいけないときはしっかりと相手のことを考え、さらにお願いしたいというメッセージを、多すぎるかな?と思うくらい入れ込む必要があります。

もう1つのポイント、お願いされる素地を作るための投稿については、長くなってきたので次回お伝えしたいと思います。

まとめ
発信者と読み手には投稿のメッセージに対してギャップがある。
読み手がどう受け取るのかをしっかり考えることが大切。


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