カーネギー人を動かす

カーネギー「人を動かす」を読みながら個人的採用力を磨く② ~「相手の強い欲求を起こさせる」の前段階~

カーネギーの人を動かすに「人の立場に身を置く」という章があり、そこで相手を動かすには「相手の強い欲求を起こさせる」が原則としてかかれている。

こういう話は色んな所で言われているが、一方で、出来てない人が沢山いるから、コミュニケーションや自己啓発本が売れ続けるのだろう。

かくいう自分もその原則を別に知らないわけではないが、自分中心、自利の押し付けになっているシーンは多々ある。

それはどうしてかというと、日々連続して起こるコミニュケーションで、「『今は原則を効かせないと行けない時だ』というセンサーが働かない」とか「(暗黙的に)ここは自分中心のコミュニケーションでいいのでは?」と思ってしまっているからだと考えている。

そもそも「相手の強い欲求を起こさせる」前段階で必要なことは何なんだろう?個人的には、3つの把握が必要だと考えていて、

・相手の欲求モデル(Ex,マズローの欲求階層説的なはなし?)
・その中で”今”「満たされているもの」と「そうでないもの」の把握
・「そうでないもの」で一番「需給バランスが崩れてるもの」を把握

して、初めて「相手の強い欲求を起こさせる」ステップに入れるのだろう。

で、その3つを把握するためには、

・その人の人生で生きてきた”慣性”を把握し、
・今の立場を時間軸/空間軸的に俯瞰して、多角的に理解する

ことが必要なのだと思います。

転職の世界でいえば、

・所属している会社の文化
・その会社がプロットされる市場の現況
・部署の文化
・職場の文化
・周囲の人のタイプ
・家系
・家庭の意向

等々。
ただ、「転職の理由は?」とだけきいてもその人が、自分の立場として自認する”ほんの一部”しか出てきていないだと思う。

もっと人を見る力をあげるためには、時間軸/空間軸的に把握範囲を上げないといけないな、と思っています。

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