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あなたにメンタルトレーニングが必要な理由

メンタルで人生が決まる

メンタルは人生において非常に重要です。

スポーツでも仕事でも人間関係でも上手くいくかどうかは、メンタルで決まると言ってもいいでしょう。経験からこれを実感している人も多いのではないでしょうか?

となるとメンタルを自分で上手くコントロールすることが出来れば、より良い人生を歩める可能性が高くなります。

しかし残念なことにメンタルを上手くコントロール出来る人はほとんどいません。これだけメンタルコントロール法と呼ばれる情報が世に出回っているのに。

もちろん出回っている情報の中にはデタラメなものがたくさんありますが、稀に有益な情報もあります。それを無料で出していいの?と・・・

当然ですが、有益な情報を得たとしても行動(実践)しなければメンタルをコントロール出来るようにはなりません。

メンタルコントロールはある種のスキルです。実践を繰り返せば誰でも身に付けることが可能です。

人生経験だけでは限界がある

メンタルの重要性が特にクローズアップされるのは、問題や壁にぶつかった時です。

問題や壁にぶつかったとしても、多くの人はそれまでの人生経験の中で学んだことで対処しているはずです。

それで解決できるのであれば良いのですが、場合によっては経験に頼ることで問題がさらにこじれることがあります。経験に頼った対処法は再現性が乏しく、応用が利かない場面が出てくるからです。

本当はこれまでの経験とメンタルコントロールを駆使して、対処した方が良いのですが、私たちはメンタルのことを十分に学んでいないのでどうしても経験に頼らざるを得ません。


抽象的なアドバイスは逆効果

メンタルコントロールに関して抽象的なアドバイスを送る人を至る所で目にします。

代表的なのが「リラックスしろ」「気持ちの切り替えが大事」「嫌なことは忘れなさい」「気にするな」「いつまでもクヨクヨするな」といったもの。

「気合」とか「根性」という言葉を発する人もいます。スポーツの世界ではいまだに見受けられますね。

言いたいことは凄くわかりますし、本人の為を思っての言葉でもあるでしょう。

しかしこれらの言葉あまりにも抽象的過ぎます。言われた方は混乱したり、自分勝手な解釈をしてマイナスになることもあります。

「気持ちを切り替える」とか「失敗を気にしない」はとても大事なことです。誰もがわかっているのですが、それが出来ないからいつまでも悩んだり、ネガティブになったり、本番で力を発揮できないわけです。


メンタルは身体でコントロールする

メンタルコントロールに必要なのは、抽象的な言葉ではなく具体的な方法です。

どうやって気持ちを切り替えるのか?
どのように嫌な気持ちをスルーするのか?
どうリラックスするのか?集中するのか?

これを身体で理解して身に付けていくための訓練をメンタルトレーニングと呼びます。

多くの人が誤解していますが、メンタルは頭で考えたりイメージすることで、コントロールするものではありません。

嫌な気持ちを「消そう」「忘れよう」としたり、無理やりポジティブに「考えよう」としたり・・・

これは間違いです。多くの人はこれでメンタルをコントロールすることが出来ません。考えたり、思ったりして頭でコントロールするのは逆効果。

メンタルコントロールは身体で覚えるものです。スポーツのように繰り返し反復することで身に付きます。

セミナーや本で知識を学ぶだけでは不十分です。

いくら泳ぎ方の理論やメカニズム、水の特性など学んで覚えても、水の中に入ったことがない人は泳ぐことが出来ないのと同じです。


何をどうすればいい??

メンタルトレーニングの難しいところは、人によって何から始めて、どうトレーニングしていけばいいのか?が大きく異なる部分です。

目的や性格、抱えている問題(悩み)やストレス耐性、思考のクセや生活習慣など、様々な要因が絡んできます。

このような理由から私がメンタルトレーニングを指導するときに重要視しているのが、よく話しを聴く(カウンセリング)ことです。

メンタルトレーニングの時間は1回60分~90分くらいで行うことが多いのですが、場合によっては90分全てを話しを聴くことに費やすこともあります。特に初めての人に対してはその傾向が強いです。

まず話しをしっかりと聴かないと、その人のことがよくわからないのでメンタルトレーニングのプログラムを立てることが出来ません。

だからメンタルトレーニングの指導は、グループレッスンやセミナー形式ではなく、マンツーマンで行うのが基本なのです。

イメージとしてはフィットネスクラブなどで行われているパーソナルトレーニングです。メンタルトレーニングは「心の筋トレ」とも言えますし。


アスリートのメンタルトレーニング

これまでプロアマ問わず、たくさんのアスリートの方にメンタルコントロール法やその重要性を伝えてきました。

メンタルトレーニングを真剣に学び実践してパフォーマンスが向上した選手が何人もいます。

それは当たり前の話しです。身体を制御しているのは心です。

どれだけ身体能力が高く、技術が優れていてもメンタルコントロールが下手であれば、本番で持てる力を発揮することが出来ません。

スポーツを真剣に取り組んだ経験がある人であれば、痛いほどそれがわかると思います。

スポーツをやったことがない人でもオリンピックやサッカーワールドカップを見てそう感じるのではないでしょうか?

もちろんスポーツに限らず、仕事でもそうですね。


メンタルが弱いことを認めたくない

私たちにとってメンタルトレーニングは物凄く重要なのですが、それに気づいている人は少ないように感じます。一般の人はもちろん、アスリートやスポーツの指導者(コーチや監督)も。

気づいてはいるが「何をどうすればいいのか?」「どのように導入すればいいのか?」「誰に依頼すればいいのか?」がわからないかもしれません。

数年前、ある競技のプロ選手に「メンタルが弱いと認めたくない選手が多い。そういう選手はメンタルトレーニングをバカにする」と言われたことがあります。

なんとなくその気持ちはわかります。

私たちは自分の心の弱さや醜い部分をあまり見たいとは思いません。見て見ぬふりをし、出来れば一生蓋をして生きていきたい。

そこを他人から刺激されると自分を守るため、攻撃という行動を取ってしまうこともあります。メンタルトレーニングを「あんなものは意味がない」とバカにするのもその一つかもしれません。

しかし自分を変えるためには、自分の弱さや醜さをしっかり見ないといけないですね。そうしなければ望んだような結果を出すことが出来ないし、人生も変わりません。

メンタルトレーニングは、マインドフルネス体験個人レッスンのページかたお申込み可能です。


プロフィール
西山 純一 
大阪マインドフルネス研究所
https://www.mindfulness-lab.com/

メンタルトレーナーとして多くのプロアスリートや経営者、アーティスト、医療従事者、教師や心理士、学生やビジネスマンなど幅広い人にマインドフルネスをベースとしたマインドの使い方やメンタルコントロール、食事改善や運動、ダイエットを指導。

指導歴は18年 1000人を優に超える人達に指導してきた。

20代前半でアメリカのパーソナルトレーナー資格を取得して、大手フィットネスクラブや関西のスポーツ強豪大学や高校でスポーツトレーナーとして活動。

同時期に大学で心理学の単位を取り、心理カウンセラーとしての訓練も受ける。専門僧堂や禅寺でも禅や瞑想を学び実践する。

プロアスリートや年商数十億円を超える経営者をクライアントに持ち、うつ病を始めとする精神疾患やガン患者、難病患者のカウンセリングやメンタルケアも行う。

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