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初心者でありたい。


2024年5月27日(月)

すれ違ったトラックに初心者マークが付いていた。
初心者マークは普通車に付いているイメージだったので、どういうことかと思って調べてみた。
準中型免許(ちょっとデカいトラックに乗れる免許)は普通車の免許を持っていなくても取れるから、いきなり準中型免許を取ると、トラックに初心者マークを付けて乗る必要が出てくるらしい。
中型、大型の免許は普通車の免許を、それぞれ2年、3年以上持っていないとダメで、新たに中型、大型の免許を取っても初心者マークは付けなくても良いらしい。
準中型免許は平成29年から始まったらしい。
つまり、トラックに初心者マークを付けてるケースはかなりレアっぽい。
なんかちょっと感動してきた。
そして、見た時は「ん?トラックに初心者マーク?」と違和感があったんだけども、考えてみたら、初心者マークみたいな分かりやすい印を付けているかどうかに関わらず、誰だって最初は初心者なんだよなぁと思った。
普通車と準中型車が特別なだけで、誰だって何かをやり始めた時は初心者だよ。
自転車も、料理も、スマホも、恋愛も。
運転手は若い兄ちゃんだった。
「頑張れよ」と心の中でエールを送ったけども、今思えばどんな上から目線だよと、自分で自分にツッコむ。
さて、僕は今何の初心者だろうか?
いつだって何かの初心者でありたいよ。

最終日、駆け込みで国立新美術館に「マティス 自由なフォルム」(https://matisse2024.jp/)を見に行った。
相変わらず、まだ会期はあるから慌てなくても・・・と思っていたら、ギリギリになる。
とりあえず行けて良かった・・・。
マティスは・・・本当に好き。
3年前に、自分でちゃんと絵を描くようになってからは、本当に好きになった。
特にマティスのドローイング(線描の版画含む)の良さは、自分で描くようになってから初めて分かった。
作品を見てて、やっぱり絵画は自分の中心なんだなぁと思った。
中学から高校にかけてダリとルノワールをキッカケに美術が好きになり、大学時代に伊藤若冲や上村松園、速水御舟を見て日本画が好きになり・・・って感じで美術好きになった。
しばらくただの美術好きだったけども、O JUN先生の影響で本格的にカタギの世界を離れてそっちに行ってしまい・・・結果、東京藝大油画出身の面々との関係が深くなった。
色々見たり作ったりはするけど、やっぱり絵画が自分の真ん中の軸としてあるんだと思う。
今までもこれからも。
マティスの自由な色と線と形が踊る平面を見て、そんなことを思った。
今、見れて良かった。

フランスのニース行こう。
マティスの足跡を辿りに行こう。
ロザリオ礼拝堂、この目で見よう。

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