【ドラマ感想】2021年秋ドラマ

今季のドラマはやはりダントツで「最愛」がよかった。

TBSテレビ「金曜ドラマ『最愛』」

「この人が出てるなら観たい」と思う俳優さんが何人かいるが、
おそらく松下洸平さんも、今後その一人になると思う。
大変よかった。
ナチュラルに素敵。
脇を固める俳優陣も少しくせはありつつ、でもわざとらしくなりすぎず、
謎を煽ってくれる役作りで全体的に、満足。

宇多田ヒカルの「君に夢中」がまた世界観を広げてくれる。

息子と「犯人は誰か」談義を繰り広げ、
ラスト２回で「犯人は大ちゃん」説を繰り広げる息子と
「大ちゃんが犯人やったらお母さんは人間不信になるわ」と
あーでもないこーでもない論争。
息子の友人の主張も聞きつつ、
楽しいドラマ鑑賞となった。
私は「真犯人フラグ」より断然「最愛」派。
（比べるものでもないが）

日曜劇場『日本沈没ー希望のひとー』

回を進めるごとに満足度が増したのが「日本沈没」
初め、理解が追いつかなかった「何がどうなって日本が沈没するのか」も
聞き流せるようになるほど
ドラマの展開が面白くなっていった。
特に、世界各国に日本人移民を引き受けてもらうための
交渉の様子などなかなかスリルのある展開でよかった。
何より、小栗旬演じる「リーダー像」が大変魅力的。
本当にこんなリーダーがいたらいいのになあと
心から思える。
こんな時代だからこそ、求められる「リーダー像」？
小栗旬と松山ケンイチ二人の掛け合いは
引き込まれた。
夫に不興だった香川照之の役作りは、
私的にはツボだったんだけど。
田所博士…やりすぎの役作りも
もう超越してるなー香川照之、と感心してしまう。
唯一、残念だったのは脇を固める官僚たちの
妙にコテコテな演技…
演出…なのかな。
気になって仕方なかった。

二つともTBS。
個人的には好きなドラマは最近TBSが多い印象。
「最愛」はオリジナル脚本とのこと。
大変良いと思う。
これからも期待、期待。