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2023年1月の記事一覧
詩「サム※タイム※トラベラーズ」
テイタイムの煙に見えた
明日の独特のライン に
今宵のみの鳩が 飛来飛来
するする
ビビビスケットを秘す て 浸す
くらい黒子に水気つく
(気をつけなければ 舐め取られる)
Windows/95度開ける
流し場の濠の夜 濠の昼
朝は池朝に行け
足軽足重にスプーンの手の装飾
手が手が手が匙を匙を匙を
持っつ
「伝票を読み上げます玄米俵に一俵」
※スマートフォンに日記を打つ習慣があります
ご縁に握手し
詩「わたし/おじさん」
わたしにはおじさんがいた
夕暮れ時に伸びる影の先端にふっと
降り立つように彼はそばにいた
大きな通りを並び歩いて
よくわからないショッピング・モールに
ふたりでよく行った
ごみごみした場所を好んで
影を踏み合う遊びに
いつも夢中になった
現れる影 彼 縫う影と彼
おじさんの長髪 髪隠れ縫う影に晴れ
稀な彼のラメの爪に晴れ 縫う影に田園
調布行きの列車の雨 さめざめとふれ金
畦畦に泣ける 影トカゲと