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詩「恣恣/丈夫につくって」

ほしいものを口にするこだった
「くちびる」キスを
した
「からあげ」料理
した
「睡眠」添い寝
した
「死」
死をした 何を?
ふたりで
死にキ
スをした
ふたりで
鶏の端
と端をつけて揚げた
ふたりで
入り
口を押しあった
ふたりで

ほしいものを口にしたこだった
「耳」
「くるぶし」
「ひじ」
「さしんぼう」
ふたりで焼き鳥屋へいったときの話になる
あさぼらけ 渋谷の街の仮死人 ひつじ
求めれば与えられたこだった
わたしは
それを隣で全て聞けてしまったこだった
改札のボートを漕ぐ手がひんやりとした空気と
かたまりあいそうになるのを見ていた 
ひとびとが
ある日 国道をもとめた
どうなるかと思った
ガシガシと 歩いていった
手に入るものばかりなので
わたしは後片付けばかりしている
わたしはそれを隣で聞けてしまった
わたしは
「   」

となりで生きられた 生命であった。











今まで書いた詩ですよ。





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