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『Laboみのこなし』みのってぃです。毎日note751日目

36歳になりました。みのってぃです。
今までどんな有名人と同じ誕生日かなーなんて探したことが何度かあるんだけどいまいちピンと来なくてですね。そしたら今朝に家族のグループラインで母から「ワンオクのTAKAと同じだね」と来てました。笑
しかも全くの同い年。ほえ~。めちゃくちゃ有名人と一緒だったんだなあ。
どんな業界でもそうだけど、まだ世に出ていないだけでこれから有名に、著名になっていく人もいるわけで、そりゃ今そういう情報が出ていないだけで「実は」ってこともありますからね。

というかワンオクを母が知ってることにちょっと驚きましたね。

今日は相方に美味しいお寿司のお店に連れていってもらい祝ってもらいました。この上ない幸せなことです。今日はチームのトレーニングを休んで誕生日を過ごしました。今でさえサッカー漬けの生活を軸にしていて、10年前くらいは「誕生日?そんなことよりサッカー、トレーニング!」というサッカー脳だったけど、”サッカーを続けたことによって”「人生は長い、サッカーは人生のそのほんの一部に過ぎない」ということを30代で学んできたつもりです。だからこうしてトレーニング、時には試合を休んで唯一無二の存在である相方と過ごす時間は絶対的に取ります。むしろこういう時間を過ごす時間を取ることが自分のサッカーへのパフォーマンス向上にも繋がると思います。

どこのお店へ行ってどういった寿司を食べたのかは、一番下に毎度掲載しているボクのSNSからチェックしてみてください。

相方と寿司ディナーをコースで食べていて。

「やっぱり食事の本質でこれだよね」

っていう話になって。

1時間半くらいかけて美味しい寿司を一貫ずつ食べていったんだけど、それでも腹八分目くらいになるんですよね。例えば結婚披露宴なんかに参加するとコース料理が振舞われて、それも2時間くらいかけて食べていくじゃないですか。多くの人はいつも自身が食べている量よりも少ないと思うんだけど、やはり時間をかけて食事をすればたいした量でなくともお腹は満たされるっていうのが良くわかるし、今回の寿司ディナーもそうでした。

なので普段から食べている食事も考えないとねって話になりましたね。
誕生日ディナーとはいえ、学びです。

では、話は変わりまして。
今回はここ最近でも記事にしたJRAジョッキーの「藤岡康太さん」について書いていきます。”元”とはつけずに書かせてもらいます。

先週の日曜日、中山競馬場へ行ってきました。
G1皐月賞の開催ということも相まって本当にたくさんの観客で溢れかえっていました。中には僕のように康太さんの兄である藤岡佑介騎手が乗る「ミスタージーティー」康太さんが数週間前に稽古をつけていた「ジャスティン」を応援しに来た人もたくさんいたと思います。もちろん純粋にレースを楽しみに来た人も、自身の生活をかけて足を運んだ人もいたでしょう。僕も当然馬券については全力で予想して買いました。(すべて外れでした)
中山の最後の直線前、ゴール前の立ち見の観客席なんかはもう入れないくらい人で入口が封鎖されていました。僕はなんとかゴール手前の最終コーナー付近の席を陣取って見ることが出来ました。

レースが始まるまでずっと待っていて、ふと僕の前にいた女性が手にしている馬券が目に入りました。

「ミスタージーティー 単勝 10000円」

泣ける。本気の予想なのか応援馬券なのかはもはやどっちでも良い。

「みんなの思いは一緒」と勝手に浸っていました。

本馬場入場で「5番のミスタージーティー」が紹介されたとき、競馬場全体で応援と惜しみない大きな拍手が送られた瞬間もめちゃくちゃ涙ぐみました。これ今も書きながらちょっと泣いてる。あの光景が忘れられなくて。

最後の直線も僕の目の前にいた女性が大きな声で「いけー!ゆうすけさーん!ゆうすけー!」と叫んでました。泣かしてくれるなこの女性は。ミスタージーティーは結果10着だったけど、出走した全人馬が無事にゴールできたことにこれだけ安堵した日は無かったですね。

そして優勝馬はジャスティンミラノ。
戸崎圭太騎手が手綱を引いた快速馬はコースレコードという衝撃を与えつつ3歳牡馬の1冠目を手にしました。クビ差の2着だったコスモキュランダも同等の素晴らしい走りで、この2頭は5月にある日本ダービーに向かうということで間違いなく馬券に絡んでくる筆頭でしょう。

そして上記にもあるように、康太さんが稽古をつけていたジャスティンミラノの優勝。感動でしかない閉幕。

レース後の戸崎さんも言葉を詰まらせながらコメントを残していて、このレースにかける思いや康太さんへの思いがひしひしと伝わりました。戸崎さん、ジャスティンミラノ、調教師や厩舎、馬主さん、牧場関係者のみなさん、本当におめでとうございました。

僕自身献花はしなかったんだけど、”競馬場に足を運ぶこと”がなんだか特別に感じるような一日でした。別に競馬にどっぷり浸かってるわけでもないし、競馬場に毎度毎度行っているわけでもない。だけど不思議な気持ちになりましたね。今までにない雰囲気でした。

おそらくその理由は自分の心情が絡んでいたと思うんです。

同世代の死。自分も誕生日が近い。

ちょうど、と言っていいかわからないけど僕の中で「生と死」が絡んだ4月14日だったと思います。

僕もこのnoteには何度か「いつ死んでもいい」と書いていて、相方の前でそれを言うと「悲しいこと言うな」と怒られたりしていて。でもそれは本気で思っていて、サッカーをしていても仕事で運転をしていても「いつ不慮の事故」で死んでしまうかわからないのが人生である、と本気で思っているんです。

藤岡兄弟も日常で「そういうことがあってもおかしくない仕事だ」と話していたそうです。藤岡兄弟と僕とでは立っている舞台もステージも全く違うけど、同じ人間としてそういった環境下にいるということは、リスクの差はあれど一緒です。だから全力で生きるし、全力で生きるために力を抜くこともあるし。そうやって小さな「山あり谷あり」を繰り返しながら僕らは過ごしているんじゃないかと感じました。

自分がどういう人生を歩みたいか?と聞かれた場合なんと答えたら良いのか今までわからなかったけど、今回の件でハッキリしたことがひとつだけあります。

「誰かに慕われている人生」

これがひとつの答えなのではないか。と

日本騎手クラブ会長の武豊さん、康太さんと同期でもあった浜中俊騎手の言葉からもわかるように康太さんは多くの人から慕われていた存在であったことがわかります。

僕も「若い選手に感謝された話」があって、短期間だけど監督、コーチをやっていた時期にまだ当時中学生だったひとりの選手が社会人サッカーチームに参加していた時期があって、僕の感覚では「一緒にサッカーをやっただけ」だったのに、久しぶりにあったその選手に「本当に、みのさんには御礼言いたかったんです!」と言われてめちゃくちゃ驚いたっていう話なんですけど。感謝される意味が全くわからなかったのに、非常に嬉しかったんですよね。

当然ですが、僕は常に「慕われたい、慕われよう!」と思いながら過ごしていません。『自分が生きたいように』に過ごしているだけです。そんな過ごし方でも「誰かが慕ってくれていることがある」ということを経験したんです。

なんでこんなことが起きるのかっていうと明確な理由はわからないんだけど、ひとつ要因があるとするなら「気を遣う」なんじゃないかなと思っています。

市川SCの代表であるケンさんはたくさんの格言を残しているんだけどその中に「サッカーは裏方の仕事探しゲーム」というのがあって、僕はこれが一番好きな格言なんです。サッカーに置き換えるとこれがチーム全体に浸透していてピッチでも発揮出来ている時はすごく見ていて魅力的で情熱的なサッカーを出来ているけど、そうでない時は本当に悲しい負け方をしてしまう。先日に行われたNarita Utdとの試合がまさにそんな感じでした。
裏方探しというのは僕の中で「どれだけ気を遣えるか」だと思っています。カオスな場面でどれだけ詳細なことに気を遣えるか、シュート一本、パス一本、クリア1本、コーチングの一言、すべてにおいてです。だからサッカーをすると人生に必要なことが学べるんです。最高の遊びでありゲームでありスポーツなんです。

急にサッカーに話を置き換えてしまったけど、これは人生にも置換できる話です。

で、大事なことは「これが俺、私にとっての気遣いだ!」と豪語することではないということです。この感覚で気遣いをしている人は僕からするとそれは気遣いではないです。とても利己的だからです。思うように成果が得られなかったとき、

「せっかく気遣ってやってんのに」

こう思っちゃいますからね。だから気遣いの対価なんて期待しちゃいけないんです。期待していいのはその気遣いをやってみて「相手がどんな反応をしたのか」を学んで自分が成長すること。それがむしろ大きな対価であって期待して良いことなんじゃないでしょうか。

よって、人生の本質は「究極の気遣い」なのかもしれない。とちょっとだけ思ってます。

そして、気を遣うという言葉なので「気」がないと駄目です。
覇気、人気、健気、勇気、元気などなどたくさんの気が存在していますが、何一つ欠けることなく所有してる人間は強いのでは?とさえ思いますね。

だからといって僕が気遣いを出来ているかといえばそうではないと思います。気を遣えていた人生だったかどうかはそれこそ死ぬ間際にしかわからないことだと思っていますので。

でもひとつ言えることは、普段通りに、いつも通りに生活しているだけで「あいつい奴だな」「あの人いい先輩だよね」「あいつできる後輩だな」って思われるのって気分が良いよねってことです。そういう人生を歩めているのなら、非常に穏やかに健やかに人生を過ごせるのではないかと、康太さんの死から教訓を得ているところです。

だけど競馬ジョッキーにとっては毎日のように早朝から仕事をして、毎週レースをやって、そういった中で体調管理をして、とても穏やかな日常を過ごせるとは思えないですよ。それはご家族も一緒だと思います。常に死と隣り合わせの日々。息が詰まります。公営競技は全部そうなんじゃないかな。

だから36歳になった今日、いろんなことを噛みしめながら1日を過ごしました。自分の人生がどんな形になって色づいていくかはわからないけど、後悔のないように毎日過ごしていくことだけはみな共通して出来ることだよなーなんて思いました。今日で人生レベル36です。レベル37になるまでいろんな技を覚えては捨て、また成長するために邁進していきます。

最後は相方が誕生日ケーキとしてバスクチーズケーキを作ってくれたのでその写真をどうぞ。

かんぺき。旨すぎる。

ひとつよしなに。

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みのってぃ。

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