『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』 神田桂一 菊池良 作
あらすじ(Amazonより)
タイトルからして強烈なこの本、実は誕生日プレゼントにもらいまして。なかなか面白かった。
本の帯によればシリーズ累計17万部を突破したらしい。"日本と世界の文学者をはじめ、芸能人など110人が、多彩な文体で綴る、3分間の葛藤!"
と書かれているが、正直知らない文学者の方が多いくらいだった気がする。日本人は分かるけれど、世界の人はわからないんだよなぁ。
『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーのマネジメントを読んだら』は私にとってかなり好きな作品だったので、タイトルのインパクトはめちゃくちゃ強かった、笑。
さて中身は本当にタイトルのままなわけで。さまざまな文学者や週刊誌、求人広告、雑誌、自己啓発本、Siriなど.....の文体で「カップ焼きそば」の作り方が書かれている。
正直私はカップ焼きそばというものを食べた記憶が(覚えている限りで)ないのだが。これはこれで楽しめた。
特に好きなものを挙げておく。
原作の"火花"を知っているとより一層面白かった。たった見開き1ページだけれど。
ちなみにカップ麺の将来は、"3分後のわたし"であるw
「ページを閉じた瞬間に全てを忘れるような本を目指して書かれた」
とのことだったが、間違いなく目標は達成できているだろうなぁ。
おしまい。