パズルのピースの、その居場所 3
時間があるとき何をしているの?と聞かれることがある。答えは簡単だ。考え事をしているだけなのだ。それなのに彼女は言う。
そんなに考えることなんてなくない?
それがあるのだから仕方がない。何も考えないようにしようとすればするほど、頭の中でガラスの破片が舞っているような痛みが走るのだ。考え続けなければならない、と今日もなぜか思っている。どこからわいてくるのかも分からない焦りを感じながら。
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湊かなえの「カケラ」という本の感想を書くのが今日が3回目だ。これがこの本の感想を書く