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自然と人のダイアローグ

行ってきた(2022/07/03)


In Dialogue with Nature

自然と人のダイアローグ





タイトル「フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで」

モネにゴッホに、リヒターってわたし得でしかない
フリードリヒはわたしの知識不足であんまり詳しくないから、勉強したいな




展示とか変わると上野の街並みもちょっと違って見えるのが好き







順番は展示と違うけど、まず

ゲルハルト・リヒター



(この前個展行った時の)





《雲》



横にモネの《舟遊び》が飾ってあったんだけど、なんか二つの作品の醸し出す独特の世界観があって対比が良かった

《雲》









ファン・ゴッホ

お気に入りの画家だけど今回は他に見たいものが沢山あったから、等閑になっちゃった。わらう


《《刈り入れ(刈り入れをする人のいるサン=ポール病院裏の麦畑)》

いろんな呼び名があるけど

晩年、精神を病み療養中であったゴッホが ”自然という偉大な書物の語る死のイメージ” を描き出した作品で、今回が初来日となる。

「自然と人のダイアローグ」の名前の通り、自然と人って切っても切れない関係だし、生きることにも死ぬことにも関わってくるよなあ



《ばら》

印象派の絵とか、日本の浮世絵とかから影響を受けて、自分の描き方を見つけていったゴッホ

精神を病んでしまって療養中に描いた《ばら》
翌年自ら命を絶ってしまうんだけど






クロード・モネ


前述した、《雲》の横にあった作品

《舟遊び》


ゴッホ同様、日本の浮世絵からインスピレーションを得た作品なんだって

モネでもゴッホでもそうだけど、日本の文化や絵を好きって思っていたことが日本人として嬉しいし誇らしい






《波立つプールヴィルの海》


モネが好んだ画題の一つ、故郷であるノルマンディー地方の海と空

比較的薄く塗られているらしくて(だけどダイナミック)、左右や下から覗き込んで見てた。筆の動かし方、見てみたいなあ




《チャーリング・クロス橋、ロンドン》


個人的に色合いは《ウォータールー橋、ロンドン》よりこっちの方が好き




《ルーアン大聖堂のファサード(朝霧)》

連作三十三枚のうちのひとつ




モネは《睡蓮》が目当てだったけど、わたしが自分の目で見て心を持っていかれた作品

《セーヌ河の朝》


『光の画家』って呼ばれた、って、当時の人素晴らしいなって素で思った

本当にきれい、色彩も光も時間が経つにつれて変わっていって、その中でも『あ、美しいな』ってふと思える一瞬が残されている感じ。語彙力無くてうまく表現できない




モネが自然を愛していることが絵を通してとっても伝わる




《黄色いアイリス》


この作品、こんなに大きいこと知らなくて圧倒されちゃった

やっぱりどこか日本の雰囲気がある。モネと日本といえば、《ラ・ジャポネーズ》も好き






そして大本命

《睡蓮》





飽きることなく睡蓮を描き続けて、どんどん肥大化していった作品

パリのオランジュリー美術館、いつか行きたい。モネの希望通り、光が自然に入り込む造りになってるんだって

あとマルモッタン・モネ美術館








愛する人の死、視えなくなってくる眼、そういう悲しみの中で支えてくれる人の優しさとモネの意志で描きあげた作品たち




美しいね。本当に








その他


(ってまとめ方して申し訳ない)




わたしがとても魅了された二枚の絵

横に並んでた



《ケイテレ湖》

アクセリ・ガッレン=カッレラ


見入ってしまうね




《ブローニュ=シュル=メールの月光》

テオ・ファン・レイセルベルへ




《舟遊び》と《雲》も、このふたつも、対比の仕方が好き









《ポントワーズの橋と堰》

ポール・セザンヌ



《オリーヴ園》

ルノワール





《ポン・デ・ザール橋》

ポール・シニャック

他の作品もそうだけど、パステルカラーのモザイクタイルみたいな絵の雰囲気、かわいい



《夕日の前に立つ女性》
《朝日の中の婦人》

カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ
タイトルにある、フリードリヒ

一押しのものかと思ってたら、案外小さかった。逆に小さい方が良いのかも

日の出なのか日の入りなのかは、研究者によって諸説あるみたい





後半怒涛のようにわたしの好きな絵たちが来て、多分心拍数か血圧か何かが上がってた





盛り沢山で行く価値しかないから是非行って欲しい

撮影は一部除いて可能だけど、邪魔にならない程度で

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