「あたりまえのことしかやれてない」自己肯定感の低いあなたへ。
Twitterにて目に留まった文章。
「自己肯定感が低い人間。実はなにも頑張らなかっただけなのに自己愛だけが強いっていう人が多い」
(一部言葉は変えています)
ぐさりときたひともいらっしゃると思います。わたしもです。でもわたし、ぐさりときたあとに、「ん? なんか違うのでは……。というか論破する方向性が違うんじゃない? 」と思い始めました。
なんでだろう??
…………。それはですね。
"なにも頑張らなかったのに"という部分に疑問を感じたのです。
なにも頑張らなかった、とはなんだ! 頑張ってない人なんてこの世にいない! わたしはそう思ったのです。
もう究極、生きてるだけですごいとわたし思うんですよ。。
誰かと比べてすごいとかじゃないです。
起きる。立ち上がる。だれかと話す。歩く。何かを買う。お金を払う。電車に乗る。ぼーっとする。仕事する。勉強する、などなど。
すべての動作にエネルギーが必要です。労力がかかっています。気分によっては乗らないときもあるのにやれたのならもっとすごいです。
すごいすごい言ってるけど全然説得力ないよ!! そんな声が聞こえてきそうで怖いです。
こうなら、どうでしょうか。
たとえば、Aさんには簡単にできるのにBさんには難しいことがあるとします。なにがいいですかね。ではいまとっさに浮かんだので"縄跳びの後ろ飛び"にします。
Bさんは最初はできなかったその後ろ飛びを、なんとか頑張ってできるようになったとしたす。
わあ嬉しい!自己肯定感1ランクUP!となります。。
が、もともと、それこそ乳歯が生えそろった頃からあたりまえのように後ろ飛びができたAさんはどうでしょう。
(その後ろ飛びに関しては)"できるようになった"という過程を知らずに生きることになります。
おなじ事柄で、ふたりとも同じく"できている"ということになんら変わりないのに、あれ? となります。 たぶん、Aさんに「後ろ飛びができるなんてすごい!」と言っても、「え? あたりまえですけど」と言い返されてしまうと思いますね。
だから、あなたが、あたりまえにできているそのすべての動作、能力、言動、行動。すべて、じつは素晴らしいことなんです。
あたりまえ、って思えているなら、言える状態なのなら、そのレベルにいる自分を褒めてあげてください。
すべてのひとは頑張っている。
だから、そんな自分を褒めてあげてほしい。愛してあげてほしい。
できないことができるようになったときだけが素晴らしい、とか、褒められるべきものではないと思います。
自己肯定感の低いあなたへ。
今日も生きたのならすばらしいです。
あたりまえのことしかしてない、と言い返すのであれば、もっとすばらしいです。
特別なことなんて必要ない。あなたのあたりまえを、あしたもこなしてください。
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