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詩「重なり、波打ち、かすむ鼓動」



鼓動を置く。
その上にさらに鼓動が重なる。
共鳴しあって
新しい音を知る。

鼓動を置く。
その上でこんどは鼓動が跳ねる。
ぴょんっと飛び
新しい場所を知る。

鼓動は進む。
その先でどんどん鼓動が波打つ。
早まるスピードの中
新しい夢を見る。

鼓動はめげる。
その先もけっして鼓動は止まらない。
息を切らして
新しい絶望を知る。

鼓動は思い出す。
その先でゆらゆらと鼓動は揺れる。
ぬるいまどろみの中
新しいいまを知る。

鼓動は寄り添う。
その先でじんわりと鼓動は温まる。
その温度を感じながら
新しい愛を知る。

鼓動はたたずむ。
その先できざまれた鼓動を思い出す。
優しいひだまりのなか
新しい昨日を知る。



鼓動はかすむ。
その先でゆっくり鼓動が閉じる。
研ぎ澄まされた光の中
これまでの夢を見る。






***

なんか同じリズムで
進んでいく詩を書きたくなって。。
むりやり文字数や言葉の系統を合わせて作ってみました😅

鼓動が高鳴る、という感覚、というか表現は、すごく身近ですよね。

けれど鼓動の高鳴り、動きは、ひとつに止まらないな、と。そしてそのいくつかを表現してみたいなと思い立ち、書いてみた次第です。


きょうもあすもあさっても。

動き続ける鼓動に身を任せていきましょう。!!(?)

(鼓動鼓動打ち過ぎて、鼓動のゲシュタルト崩壊おきました)




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