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これから起業する方に知って欲しい会計の話⑧ 〜資金繰り管理とファイナンス〜

皆さんこんにちは、株式会社HIFASです。
お金は稼ぐより、使う方が難しいです。
ここで言うお金を使うとは、「ただ使いたものにお金を使う」という意味ではありません。
事業において、より発展させ売上を伸ばすためにお金をどう使うかという意味でお金の使い方は非常に難しいです。
お金の使い方によっては、売上が上がるどころか、資産がマイナスになり事業を停滞させてしまう可能性すらあります。

資金繰りの管理は、ただのお金の管理にあらず

私は、資金繰りを管理していくとファイナンス的な判断力が身につくと思っています。

ファイナンスとは経営学的な定義がありますが、
私の考える

ファイナンスとは、お金の動きを予測して経営判断すること

だと思っています。

さて、過去のブログでも何回かお伝えしていますが月次試算表を追いかけても、お金の動きは予測できません
貸借対照表を見れば、将来のキャッシュフローのボリュームはわかりますが、その決済時期はわかりません。
他方、損益計算書の利益を追いかけると、利益は資金と必ずしも連動しておらず、また損益に影響してこない財務(借入など)・投資(デポジットなど)に関するお金の動きを把握できません。
その結果、損益計算書偏重の意思決定をしていると、お金の使い所を誤る恐れがあります。

資金繰り管理で見えてくるもの

事業における投資は、お金を使うタイミングが大事であり、市場の優位性を得るためには、なるべく早く大きく投資したいところです。
手をこまねいていると、ライバルに先を越されてしまいます。

したがって、たとえ赤字でもお金に余裕があるのであれば投資すべき時もあります。
逆に「黒字でもお金が手元にない」「今手元にお金があっても近い将来無くなりそう」な時は、事業に大胆な投資はできません。

自分で会計記帳したり、会計事務所から出してもらう毎月の試算表だけを見て、「利益が出ているor出ていない」というところばかりに目がいっていると、投資できるお金があっても短期的な赤字を嫌いチャンスを失っているかもしれません。
また、誤ったタイミングでお金を使い、無駄な債務を抱えてしまうことも考えられます。

利益云々も大事ですが、時には直近の業績に関係なくお金を使って将来のための投資が必要です。
利益ではなくお金の動きに着目していれば、事業発展のために投資すべきかどうか、投資した場合のその後の資金繰りも含めて判断ができるようになります。

まとめ

資金繰りの管理は、自社のお金の動きを予測していくことの連続です。
お金の出入りする時期を把握していくことで、今ある資金を最大化し必要な時に大きく使うことが可能となります。

そうした一連の管理も、経営におけるファイナンスの一つだといえます。

このブログを読んだ皆さんが、お金の管理に着目することで新たな事業拡大のチャンスを掴んでもらえると嬉しいです。

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