見出し画像

【全部読みました!】2020年の正月に読む予定の本(^o^)

年末に宣言した本全部読みました。
かなりお勉強になりました。
経済関係などは、またダンディヒロさんの新noteでもぼちぼち書いていこうと思います。

 あちらでは、「イチオシマガジン」同様に、素晴らしいnote紹介もやっていきます。またその他、各賛助メンバーがそれぞれの得意分野の記事を寄稿する予定です。

 実は私は少しだけ経済にも詳しかったりするので、そうした、また違ったみこちゃんの一面もご覧いただければ幸いです。


よろしくお願いいたします。


~~~~~~~~~~~ここから過去記事~~~~~~~~~~~

みなさま
あけましておめでとうございます

画像1

毎年新年は、これまでとは別傾向の読書でスタートすることをやってます。今年は、中国を通して世界を見る視点を獲得することをやってみたいなと思っています。

正月用の本を去年色々仕込みましたので、盛大に積ん読状態になっている書斎机の本を紹介させていただきます(^o^)。

アメリカがくしゃみをすると日本が風邪を引くという状態が、今後ちょっと複雑になるかなと思っています。アメリカと中国が”つば”を飛ばしながら喧嘩するものだから、まずこの超大国が風邪を移し合って意識朦朧。

ダブルパワーでそれが日本に来るので、米中が風邪を引くと日本が肺炎になるという状況が来ないかなと心配ですので、状況を整理しようと思って買いました。

マクロ経済的に俯瞰するのは、テレビのニュース解説に任せるとして、私の関心の深いIT業界から具体的なイメージを作ろうと思って買いました。

表紙の大きな文字は、グーグル(Google)、アップル(Apple)、フェースブック(Facebook)、アマゾン(Amazon)の4社の頭文字でGAFAですね。

一方のBATHは、Baidu(百度、バイドゥ)、Alibaba(阿里巴巴集団、アリババ)、Tencent(騰訊、テンセント)、Huawei(華為技術、ファーウェイ)の4社の頭文字でGAFAです。

この本の独自性は、これらをバラバラに解説するのではなく、それぞれ似たようなミッションによってVSの形で分析している点です。例えば、Googleと百度は両方検索エンジンですので、G VS B となります。

著者がいわゆるIT業界のビジョナリストではなく、メガバンクで調査員をしていた経験もある人なので、状況の客観的整理にはうってつけの本だと思いました。

保守系の思想をお持ちの方にはあらためて説明するまでもない著名人、青山繁晴さんの本です。日中関係の最新情報をキャッチアップしようと思います。

かなり以前より、独自のネットワークで日中関係の最新情報をもとに、日本の針路についてご提言されています。

現在は執筆活動もおこないつつ、参議院議員としてもご活躍中なので、ますますいろいろな最新情報に触れられていることと思いますので、楽しみです。

日米中の現状が把握できたら、今度はそれぞれの国のアキレス腱に相当するものはなにか、各国についてそれぞれ洞察を深めたいと思い、最初にアメリカから行こうと思いました。

Googleは世界第2の利益を誇る会社であるばかりでなく、現代の経済思想の震源地だと思っています。

私自身はGoogleの事業内容の方向にはすこし懐疑的だったのですが、そうした本は皆無でした。ここにきて、とんでも本ではないしっかりとした論拠のあるこの本が注目を浴びていますので、腰を据えて読んでみようと思います。

これも私見となって恐縮ですが、私は中国再飛躍の鍵となり、またアキレス腱ともなりうるのが中国の金融政策だと思っています。アジアインフラ投資銀行(AIIB)で日本国内も参加するのかどうかで議論がありましたが、どうやらその後の中国の金融情勢を観ていると、人民元のピークはあれだったかなという感じです。

通常の人民元での世界制覇みたいな話は、昨今の中国経済の鈍化が鮮明になった事情からも明らかなように、もうすでに過去の話となりつつあると思います。

現在失速中ですが、逆転ホームランはおそらくデジタル人民元と、アリババ(先ほどのBATHのAです)などの世界一の国内人口普及率を誇る、中国キャッシュレス決済網がネット上で結びつくことだと思います。

現在ドルが基軸通貨の地位を揺るぎないものにしているのは、いうまでもなく国際的な決済に必ずドルが必要だからです。しかしエンドユーザがキャッシュレスアプリを使い、国際間の為替価値の調整をデジタル人民元がやってしまえば、理論上は基軸通貨としてかならずドルを使わなければならないということではなくなるはずです。

ということで、キャッシュレス社会がどこまで進んでいるか、人民元との融合は可能なのか、その課題は何なのかなどのお勉強をするつもりで買いました。


アメリカのアキレス腱は、今書いた「基軸通貨」としてのドルがいつまで健在か、というところにかかってくると思います。

みなさんも不思議に思っていると思いますが、普通は量的金融緩和政策( Quantitative easing、QE)をあんなふうに米国流にやったら、一国の経済はハイパーインフレでめちゃくちゃになります。

アメリカはそうならないのは、世界中で基軸通貨の需要があるからです。お札を擦り続けても、国内のインフレは多少起こりますが、大部分は決済用のドル需要(FXなどの市中に出回らない市場)で買い続けられます。

この本は、そうしたなんだかちょっと、変な部分をえぐっている珍しい本です。「それってアメリカさん、美味しいところ乱用しすぎじゃね?」とい問題意識で国際金融を整理してあるので、新書ではありますが精読しようと思います。

ドルが基軸通貨の地位を降りることはなくても、人民元との二極体制になるならば、国際金融市場はあっという間に様変わりすると思います。それを確かめたくて買いました。

日本円が基軸通貨になることはもはや絶望的な夢物語なので、ではいったい円はどれほど脆弱なのかについて、ちょっとSFみたいですがこの本で勉強しようと思い買いました。

SF的というのはこの本の副題にそれを感じたからです。

画像2

ドル化とは、日々の経済活動において、国内通貨のみならず米ドルなど信用力が高い外国通貨が使われる経済現象である。財政破綻を迎えた新興国においてその動きが顕著だが、いまや先進国最悪の財政を抱える日本でも、人々が資産防衛の為に預金を米ドルに交換し、日々の決済を米ドルで行う日がやってくるかもしれない。本書では歴史的なドル高の裏で世界的に進んだドル化の分析を通じて、日本で行われている経済運営の見直しを提言する。 Amazon紹介文より引用

これもトンデモ本ではなく、著者はシンクタンク出身の人ですので、安心して読めるかと思います。2020年代には、私たちの財布の中身は福沢諭吉ではなくて、米ドルがはいっているかもしれない?ドルは依然として強いのか、円はそれほど弱体化するのか、答えを探そうと思います。

ということで、三国の弱点を整理した後は、鍵となる産業界の動向について、IT以外のところを経由して理解の幅を広げようと思って買いました。

というか、実はIT覇権(GAFA VS BATH)もその本質はフィンテックであると私は思っています。

今年度はファーウェイ問題のように5Gが技術摩擦の争点になりましたが、おそらく2020年度は、そしておそらくその後も米中の技術摩擦の軸足はAIに移ってくると思います。

なぜならば、先ほどのアリババ+デジタル人民元の脅威についても、基礎となる技術は暗号通貨技術のブロックチェーンと、それを運用するためのAIだからです。

といわけで、そのあたりの知識を整理したいと目論んでいます。分厚いのでおののいています…。


上記の本は理論的な考察が多いので、途中で@@あたまくるくる~になるのは必至。そこでキャッシュレス社会(脱銀行化社会と言い換えてもいいと思う)について、これでもかと具体的な未来を予想しているこの本を副読本として買いました。

といってもこれも未来予想にありがちなトンデモ本ではなく、米日での大企業の財務畑ご出身の会社経営者の人が書いているので、まさにこの種の本を書くにはピッタリの人ではないかと思われます。

目次パラパラしましたが、読み物としてもかなり面白そうで、さきにこっちを読み終わりそうなので、ページを捲りたい欲求をセーブしつつ、BANK4.0読解のアシスト役を最後までお願いしたいと考えています。

これも、BANK4.0読書のペースメーカーとして買いました。人工知能との関連が思想的にも掘り下げられているので、副読本としてだけではなく、ぐるっとまわって、先ほどの中国と米国の覇権争いがAIになるだろうというところから問題をえぐるときの武器にもなりそうな気がします。

頭が『超整理法』されることを祈りつつページをめくるとしましょう。

米国の金融覇権を脅かす存在は、実は中国ではなく国内にいた!と今米国議会関係者の間で大騒ぎになっているのが、ご存知Facebookのリブラです。

ビットコインとまるで違うところを確かめたくて買いました。

ビットコインはブロックチェーンの基礎を築いた功績は大きいですが、制度的に言って国という信用の後ろ盾がありませんので、いくら技術的に通貨を安定させる仕組を内在させていても、一昨年くらいにあった乱高下などが避けられません。

将来性はあるにせよ、現状は換金性もイマイチで、ましてやアリペイのような使い方などまったくできません。

日本の書店で平積みになっている「一攫千金を狙え、君も億り人だ!」みたな本に顕著なように、経済の根幹を揺るがす貨幣哲学というよりは、ひとつの投機性の高い金融商品として受け止められているに過ぎないかなと感じます。

Facebookだって国じゃないんだか同じじゃないか、と思うかもしれませんが、それが違うのでアメリカ議会では大問題になっており、Facebookを解体してしまえという議論も出ているようです。

後ろ盾が一民間企業となる国際通貨というのも夢物語ではない、これは金融関係者の間の共通認識ではありましたが、リブラはまるでサブマリンのようにいきなり潜水艦が浮上した状態で、「もう現実にできちゃうよ~」とやっちゃったもんだから、上へ下への大騒ぎです。

ザッカーバーグが議会に呼ばれて、トイレにいきたいのに行かせてもらえなかったりとか随分いじめられたそうです。なんだかアメリカの国会議員もかわいいです。

静かにブチ切れたザッカーバーグは、捨て台詞として「言われたようにGOしていいと言われるまでやらないけどさあ、そんなことしている間に中国がまったく同じことやっちゃいますよ」と言ったそうです。

台風の目としてのリブラをお勉強して、どれくらい巨大台風なのかを垣間見てみたいと思います。

学者間では知らぬ人がいない存在ですが、なぜか一般的にはそれほど有名ではない本山 美彦氏がこの分野について書かれています。私の最も尊敬する学者先生なので即買いでした。

そういうわけで、この本はまだ目次も読んでいないのですが、反グローバリズムの大変説得力のある論陣を張ってこられた方ですので、グローバリズムと国際金融とAIの関連はどうなるのか、いったいどんな切り口でそれを料理するのか読むのが楽しみでしょうがないです。


だいたいこのようなところで、あとは私のアマチュア小説家としての興味から実はとんでも本もたくさん買ってしまいました(爆)。それはちとなんか、つっこまれそうなので、ここにさらすのはやめておきます。(*^^*)

そして、最後にこれです。


三手詰の本はなんとか終わりましたので、いきなりこれに挑戦だあああ!

3ページで自爆必至のような気もしますが、羽生先生自身が書かれている本なので、熱烈な羽生ファンとしては、駒の動きを飛ばして羽生さんの文章を読んでいるだけで幸せなのです。

って、それって、シェイクスピアのセリフを読まないでト書きだけ読んでいるようなもんじゃねえかよ(爆)。

いいのさ、将棋は勝ち負けじゃねーんだぞ。
え?そうなの?勝ち負けじゃないの?

そういう方は、この記事をぜひ御覧ください(^▽^)

さて、楽しみだな…。

マルクスのお母さんは「あんた資本論なんてわけわかんない本書いてないで、実際のお金儲けをしなさい」と言ったそうです。

マルクスはマザコンではなかったので、母親の助言は"しかと"して稀代の名著『資本論』はめでたく世に出ました。

私も金融論の本など読まずにFXでもやった方がいいのかなと突っ込まれないかと思いつつ、そのご意見はあらかじめシカトさせていただき、おもちとみかんを食べつつ、積ん読を正月中に解消しよう。

成果として『資本論』はかけませんが、また読書感想文として、今年散発的にここに発表予定なので、また突っ込んでね。

♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?