小さな世界にあるたった1つの学校
私は日本に生まれた女の子。
ずっと日本の外に飛び出して、海をこえた世界を見たいと夢見てたの。
ある年ね、私にとってもラッキーなことがおこったの。
お父さんの仕事が理由で、遠くのヨーロッパ、カンガルーのいるオーストラリア、日本と同じアジアにあるフィリピン、中国、いろんな国を旅することになったの。
外国には肌が黒い子、目が青い子、私よりもうんと背が高い子、髪の毛がくるくるしてる子、日本で見たことない子がいっぱい。
面白いね、同じ地球に生まれたのに見た目がこんなに違うなんて。
見た目だけじゃないよ、話す言葉も違うんだよ。ハローだったりボンジュールだったり、アサラマレコム、ニーハオ、なんて言ってるかわからないね。
その子たちと私は今では大切なおともだち。同じ言葉もしゃべらない、見た目もちがうけどフシギだね。一緒に学校や公園で遊んでるうちにおともだちになっちゃった。
どうして日本の学校には私と同じ肌の色の子、日本語をしゃべる子しかいないのかな。もっといろんな世界の子がいたらとっても楽しいのに。
世界にはいくつ国があるか知ってる?196か国あるんだよ。
196か国全部の国から子どもたちが集まった学校があったらどうかな。
出典:Rawpixel.com - Freepik.com
とってもステキだろうなぁ。
196か国ある国が1つになったみたいに。
大きな世界が小さな1つの世界になったみたいに。
そんな学校あったらいいな、いつか通えたらいいな。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?