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アカデミックレポートを書く際のコツ

皆さんこんにちは。Mikiです。

前回の記事では、海外の大学・大学院進学時に必要なアカデミックライティングについて投稿しました。

今回はその続編として、アカデミックレポート作成時のコツについてご紹介します。

アカデミックレポートを書く際のコツ

今回は、私がアカデミックレポートにおいて大切だと思う3点をそれぞれ紹介します。キーワードは「構成」「一貫性」「客観性」です。

1. 構成から考える

まず、アカデミックレポートでは「構成」をしっかりと作り上げることが重要です。いきなり文章を書き出してしまうと、軸がブレて「結局何を言いたかったのか」ということが読み手に伝わりづらくなってしまいます。

構成を作るためには、まず与えられた問いやテーマに対し、「自分は最終的にどういったことを述べたいか」ということを考え、軸を明確にします。そしてレポートの最終ゴールが決まったら、その主張に説得力を持たせるための構成を考えていきます。

アカデミックレポートの流れとしては、「イントロダクション→本文→コンクルージョン」といった「構成の型」があります。特に本文においては、複数の段落を活用し、自分の最終的な主張に説得力を持たせるため、論理的な構成を作ることが大切です。

各段落でどういったことを書くことが望まれるのか、「構成の型」を事前に頭に入れておくと、色々なレポートに応用することができます。

2. 一貫性を持つ

また、アカデミックレポートに取り組む際は、「一貫性を持つ」ことがとても大切です。

初めは「このテーマでいこう」と頭に浮かべてスタートしても、書き進めていくと脱線したり主張の軸がブレてしまったりすることが良くあります。すると読み手から「この人は何が言いたいんだろう?」と思われてしまうため、そういったことがないように一貫性を強く意識する必要があります。

そうした意味でも、まずは事前に自分の主張内容を明確にし、その軸がブレないよう、しっかりとした構成を作り上げることが重要です。レポート全体を通じて軸が通った構成を作ることができたら、その状態を守ったまま、少しずつ具体的な文章に落とし込んでいくことで、一貫性を保つことができます。

「1つのレポートにつき、1つのメッセージ」というように意識をして、それい以外のことが頭に浮かんでも、潔く「書かない」という判断も必要になることがあります。

3. 引用リソースを活用し、客観性を貫く

また、アカデミックレポートにおいて「外部からの引用リソースをどれだけ活用できるか」ということも重要になってきます。

アカデミックライティングでは、与えられたテーマに対して述べる個人の意見は「主観的」ではなく「客観的」であることが求められます。本文の中で「I」を用いることは個人的な意見と捉えられるため、できるだけ避けるべきです。

客観的にレポートを書き進めるためには、自分が最終的に述べたい結論に対し、「なぜそうなるのか」という「証拠」を提示していくことが求められます。そのためには、「これまでの研究結果や実績のある教授が、こうした意見を述べている」と引用して自分の主張に説得を持たせたり、意見の異なる複数のリソースを引用し、自分なりのオリジナルの結論に紐づけるなど、工夫が必要です。

アカデミックレポート事例

ここまで、アカデミックレポートを書く際のコツを紹介してきました。実際のレポートはどのような見え方になるのか、過去に私が投稿した記事を紹介したいと思います。

私がリバプール大学院に在学中、1つの授業の中で実際に取り組んだレポートを以下の記事で紹介しました。リンク内からレポート本文をダウンロードすることができます。

ライティングレッスン 受講者コメント

また、現在私が運営するプラットフォームにて、ライティングのマンツーマンレッスンを実施しています。

ここでは、実際にサービスを受講いただいた方のコメントご紹介したいと思います。

現在リバプール大学院にてスポーツマネジメントコースを受講中の江波戸さんから、本サービスを受けた感想コメントをいただきました。江波戸さん本人とリバプールのコースに関しては、以下の記事で紹介しています。

・Mikiに依頼しようと思ったきっかけは何でしたか?

イギリスの大学院留学に向けての情報(アカデミック英語の勉強や就活など)が少ない中で情報収集していたら、noteでMikiさんのことを知り進路の相談や英語面の相談をしたいと思い連絡させて頂きました。

・レッスンはどんな内容で行いましたか?

スポーツマネジメントMscで想定され得るテーマを決めてもらい、レポート構成の作り方・引用の方法・レポートを書く際の情報の集め方などを一緒に行いました。

・レッスン後、役に立ったと思う部分はありましたか?

引用方法とレポート構成の作り方をコース開始前に学べたことが良かったです。日本の学部時代は卒論が必須でなく、あまり学術的な論文を求められるコースではなかったため、事前にイギリスで求められる引用方法を知れて良かったです。また、構成の作り方は一度型を理解出来ればテーマが変わっても応用出来るので、入学後も活きています。

・本サービスを他の方にもおすすめしますか?

お勧めします。
海外の大学院進学を決めている人はもちろん、特にスポーツビジネス関連のコースに行く人にお勧めしたいです。理由は他のコースと異なり、自分のコースでは論文だけでなく一般的なスポーツメディアやコンサル会社のレポートを引用することも多いからです。そのため、Mikiさんとの授業で情報の探し方を知れたことが良かったです。

また、大学院のアカデミック英語対策レッスンは他のサービスだと価格が十万を超えることが多い中、学生にも手が届く価格で実際に同じスポーツ領域を卒業された先輩のレッスンで生の経験談なども聞けることが出来たのは留学前に大きな安心材料になりました。

さいごに

以上、アカデミックレポートについてご紹介してきました。

本プラットフォームでは、アカデミックライティングを含めた英語に関わるサービスを展開しています。

サービスご希望の際や質問などは、こちらのお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。


これからも、留学を目指している人へ有益な情報をお届けできたらと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!





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