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アカデミックライティングについて

皆さんこんにちは。Mikiです。
今日はアカデミックライティングについてご紹介します。

海外の大学・大学院に進学する際はこの「アカデミックライティング」のスキルを習得することが重要になってきます。
留学を検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

アカデミックライティングとは

アカデミックライティングとは、学術論文を作成する際に使う文章形式のことを言います。

別サイトでは以下のように説明されています。

アカデミックライティングとは、論文やレポート課題などの学術的な文章を書くスキルを指します。 アカデミック(学術的)な文章には厳格なルールが存在し、独自の文章構造やスタイルがあります。

アカデミックライティングとは?(英文添削アイディー)

主にアカデミックライティングとは、学者や研究者がリサーチや研究の成果をまとめて発表する際に使用される手法ですが、大学・大学院に進む学生もこの決まりに基づいた形でレポート課題に取り組むことが求められます。

アカデミックライティングのレポートを作成する際は、通常の英会話やテキストのやり取りでは登場しない、「アカデミック」な言い回しや文章構成が必要となります。具体的な例を以下にまとめます。

アカデミックライティングで必要なこと

アカデミックレポート作成時に必要なことを3点紹介します。

・フォーマルな言い回しを用いる

アカデミックライティングでは、口語で使用する言葉やカジュアルな言い回しを避け、フォーマルな文章を用いることが求められます。

例としては、
-「isn't」ではなく「is not」とする
-「But」や「So」などから文章を始めることを避ける
などが挙げられます。

それぞれの単語や表現に対して明確な正解はなく、曖昧な判断にはなりますが、総合的にレポートとして「アカデミック」であるという印象を持ってもらうことが必要です。実際にレポートを作成する中で、何がカジュアルで何がフォーマルとみなされるのか、体感として身につけていくことが大切になります。

・主張が一貫した構成を作る

また、アカデミックレポートを作成する中で、「構成」がとても大切になってきます。いきなり書き始めるのではなく、まずはレポートのテーマに対して自分の意見をしっかりと固め、レポート全体で一貫した主張ができるよう、筋の通った構成を作り上げることがとても重要となります。

アカデミックレポートの構成の流れとしては、
・イントロダクション
・本文
・コンクルージョン
が基本となり、本文では自身の主張に説得性を持たせるため、読み手が分かりやすい形で論理的に展開することが求められます。

・信頼できる引用ソースを用いる

また、アカデミックライティングでは、自分の主張をサポートするために、外部から信頼できるリソースを引用する過程が大変重要となります。引用方法には特有のルールがあり、レポートの最後には「Reference」としてリソース一覧をまとめる必要があります。

外部のリソースであるにも関わらず、正しく引用せずにそのまま使用した場合は、盗作(Prejudice)として通報され、単位が認められなかったり、退学処分にまで陥るケースがあります。

引用方法に関しては、経験がない人にとっては慣れない手法のため、事前にしっかりと習得した上で、実際の授業や課題に取り組むことが大切です。

アカデミックライティングが必要なシーン(体験談)

ここからは、アメリカの大学とイギリスの大学院に進学した私が、どのようなシーンでアカデミックライティングに取り組んできたのか、体験談を紹介します。

・大学(アメリカ、運動生理学専攻)

私は高校卒業後、アメリカのテキサス州にあるノーステキサス大学に進学しました。そこに4年間通い、運動生理学を専攻して卒業しました。

入学前、大学と同じ敷地内に語学学校があり、大学への進学を希望する生徒向けに特化したカリキュラムが提供されていました。私はその中のライティングの授業で初めてアカデミックライティングに触れ、ルールや書き方の基礎を学ぶことができました。

私が学んだのは数ヶ月でしたが、その語学学校で約1年間過ごし、大学で必要な英語スキルをしっかりと学んでから入学する人もいました。

大学に入学した後も、オリエンテーションや幾つかの授業でアカデミックライティングについて説明を受けることがあり、慣れない生徒のためのサポート機関も大学内に設置されていました。

結果として、私が選んだ運動生理学のコースでは、エッセイ式の課題がほとんどありませんでした。私はたまたまそういったケースでしたが、4年生の大学でレポート課題が出るということは良くあると聞きます。

特に文系のコースを選ぶ場合は、エッセイ式の課題が出ることが予想されるため、しっかりとアカデミックライティングを学んだ上で受講することをお勧めします。

・大学院(イギリス、MBA専攻)

アメリカの大学を卒業し、日本で3年間働いた後、イギリスのリバプール大学院でMBA(経営学)を専攻しました。

アカデミックライティングが事前に学べる機会としては、
・利用したエージェントのプログラムを受ける
・リバプール大学現地の語学学校で学ぶ
などがありました。私の周りでこの大学院進学が初めての留学となる人は、こうしたプログラムを事前に受講していることが多かったです。

他の類似プログラムでは、プレゼンテーションの課題がメインとなるコースもあったようですが、私が通った本プログラムでは、レポート課題が出る頻度がかなり多く、約7ヶ月の受講期間の間で、合計約15点ほどのレポート課題に取り組みました。

提出したレポートが「アカデミックライティングスキルをどこまで求められたか」という点に関しては、大学のアカデミックルールに基づいて厳格に採点する教授もいれば、アカデミックの要素は最低限求めた上で「ビジネスレポートとしてどうか」という評価基準で採点する教授もいました。

私はレポートに取り組むにあたり、初めは大学時代からのブランクもありかなり苦労しましたが、ネットで調べたり友達に聞いたりしながら、少しずつ慣れることができました。

また、最後のプロジェクトとして修士論文を提出し、本格的でボリュームのあるレポートを作成する経験もしました。

在学中多くのアカデミックレポートに取り組み、大変な1年間でしたが、終わった頃には達成感や自信に繋がり、現在の仕事における資料作成や論理的思考において、とてもプラスな経験として残っています。

さいごに

以上、アカデミックライティングについてご紹介しました。

本プラットフォームでは、アカデミックレポート作成を含めた英語に関わるサービスを展開しています。詳しくは以下をご覧ください。

サービスご希望の際や質問などは、こちらのお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!






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