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「オス化」する女たち│ちょっと反省文

最近、「女」について感じることを書いてみます。

□変わらない女体

女性の活躍が謳われて久しいです。
でも、太古の昔から脈々と受け継がれてきた性別的役割のスイッチを切り替えるのって、なかなか難しいように思います。

社会環境が変わっても、体は、そうやすやすとは変化に適応できない。

女性が仕事に精を出すのは、素敵なことだし素晴らしいこと。女性が社会に出ることで、女性向けのサービスや製品の開発もグンと増えます。


でもそれによって初産の時期が遅れ、出産の回数が減ることも事実。
別の言い方をすると、妊娠中&産後の「排卵無き期間」が現代の女性には少ない、ということ。
つまり、女性の体で一生涯に起こる「生理の回数」が、昔とは比べ物にならないほど増えているんだと。


そんな情報を聞いて、「女性の体には酷なことに違いない……」と遠い目をしたのは少し前のことです。

体に、随分と無理なことをさせているんだなぁ……と自己を顧みたり。



□「競争」することに慣れた女

冒頭で、やすやすと変化に適応しないと書きました。
でも、
"女性の感覚" や "女性の常態(普段のモード)" は、もしかしたら女性の内部で少しずつ変わってきているのかも・・・と思うこともあります。

仕事で男性スタッフと互角に営業成績を競ったり、大手企業で「最年少での管理職ダービー」に参加して、逞しく仕事をこなしたり。
これらは現実、今の社会で活躍する女性の日常の一場面です。本当にかっこいいと思う。

ちなみに私は昨年いっぱいで正社員として働くことを辞めたので、もうこういった「競い合い」「成果・成績」「出世」といった言葉とは無縁な生き方をしております。


ここでひとつエピソードを。

「『女性相手』モードで話しはじめたら、男性を相手にした時のような会話になり、驚きました」という話です。



□「共感」はどこへ行った?


少し前ですが、久々に大学時代からの友人とご飯をしました。
大手企業を転々として、バリキャリで働いている綾瀬はるかさん似の美女です。

さっき挙げた「最年少での管理職ダービー」の話って、実は彼女のこと。
転職先の企業で、回転の速い頭と切れのある話術をもって、管理職候補に名乗りを挙げているそう。
今は「銀座一丁目に住んでる」そうです。
稼いでいるんだろうなぁ。

「結婚する前の(=愛人してた頃の)みきみたいな暮らししてるよ」とも言われました。
そうですか・・・苦笑)


で、長らく会っていなかった彼女とディナーするのをとっても楽しみに、待ち合わせの恵比寿に向かったのですが・・・

結論から言うと、
あんまり、楽しくなかったのです。
話が嚙み合わない。


女の子同士って、たいていの場合、「共感力が高い」を拠り所にして会話を展開していくような気がします。「そうだよね~」なんて言いながら。
きっと男性が傍から見たら「結論は永遠に出ないのか?」と思われるような、ひたすら共感の浴びせ合い。
「そう思っているの、私だけじゃないんだ」と思える安心感。女の会話は不毛と言われますが、それでいいのです。確認作業であり安心感を掘り起こせば満足。

しかし、

お酒をいれながら彼女とあーだこーだと話をしていても、なんとなく・・・共感が飛んでこない。

「それで?」とか「そのロジックは何?」とか、「つまり〇〇ってことね」とか、
なんだか学生時代に付き合っていた、ゴリゴリの理系男子を思い出してしまうような会話なのです。
隙がなくて、最終的に相手の話をまとめ上げ、自分の意見を述べたらその話題は終了
無駄なく要領の良い会話。
感触としては、とてもドライ。


途中から、「これまで彼女とやり取りしていた『共感』ベースでの会話は、もう叶わないのだな」と諦めムードに入ってしまいました。



□そして女は「オス化」する

男性と会話をする時と、女性を相手に話をするのでは、私の中での心構えが少し違ってきます。

今回の「女性を相手に話すモードで向かったら、男性のような会話になった」というのは、近頃たま~に出くわすパターン。

頭の中というか話し振りというか、
女の子のはずなのに「オス化」しているのでは?という指摘を入れたくなってしまうのです。



□私の場合:noteにて・・・

これ、友人を あげつらっている訳ではなく、自分を顧みても、思い当たる節がありまして……。

大した仕事こそしていない私ですが、
それでも時々ふいに、「何かに負けてはいけない!」と謎の敵と戦い始める(?)ことがあります。

その時の、私の可愛げの無さといったら・・・。


noteでも当てはまる事象があります。

最近再び、頂いたコメントなどへのお返事に「❤」「❣️」「💕」「🤗💖」・・・のような「ハート」を普通に、たくさん使うようになりました。

でも実は少し前まで、

「媚びているみたいだから、もうコメント欄では極力「❤」使わない!」
と誰にともなく誓いを立てて、律儀に自分ルールを守り、使用を控えておりました。(お気づきの方・・・いないですよね)

「いやいや、「❤」使いたきゃ使えばいいじゃん」
「その方が気持ち伝えやすいし」
「控える理由がどこにある?!」
と少し前に自分にツッコミを入れ、それからはまた、ふつーに使っております。



「媚びること」と、「自分のキャラクターを出して発信すること」がどうしてイコールで結ばれてしまったのか、今年の夏頃の自分に聞いてみたい。

きっと「オス化」して、女性らしさを脱ぎ捨て、
要らぬ力み でがんじがらめになっていた
んだろな。


何が言いたいかというと、

これからはコメント欄で「❤」いっぱい使いますよということです(笑)




やわらかさ、包み込むような温かさ、感情表現ゆたかな言葉、、

そういった本来の女性らしさは、大切にしていきたいものですね。(反省)



以上、藤崎みきの反省文でした。

長文お読み下さりありがとうございました。♡



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