日本嫌いなのになぜ日本で働くのか?
私は日本が嫌いです。
急になんだお前?って思いますよね。
本当にすみません。
ではまず
簡単に自己紹介させていただきます。
自己紹介
東京で生まれ、3歳の時に
母がドイツの大学院にいくのをきっかけに、
日本人もアジア人も稀にしか見ない
ミュンスターという田舎町に連れて行かれた
現在、23歳新卒1年目の帰国子女でございます。
もちろん日本人学校もインターナショナルスクールなんてなく、現地校ですくすくと育った私です。
いつまでも自分は完全なるドイツ人だと思い込んでおりましたが、
日本人である現実を何度も母に突きつけられ喧嘩しました笑
会話は家族は日本語、
私がドイツ語という状況で
日本語を聞き取れることはできるも
読み書きは小2レベルまで。
(小2まで赤ペン先生を国際郵便してました )
当日ビザを取得できず、
日本とドイツで10年離れ離れだった弟とは
ついには会話がほぼ成立していなかったです。
高校受験前に日本へと帰国した私ですが、
思春期真っ最中のドイツがどれほどの地獄だったのか。
クラスで一番のチビで年も一番下
(ドイツは9月入学のため、6月30日までなのですが奇跡の6月30日生まれ)
金髪の巨人族の中で一人アジア人として
よくやっていったなと今では思う、、、
反抗期のドイツ人はどうなのか、、、
それはもう誰よりも自分が一番だという
自信がエスカレートして敵対意識丸出しの
猛じry…
若かった私はそこまで感じておりました笑
体当たりを、これはもう本当に言葉通りの
体当たりをされ毎日血だらけで帰ってきては
ムカついて、喧嘩の負けとか認めたくないから母には何もいっていなかったのですが、
血だらけの私をみて驚く母が全部コラムに書いているのもまあまた面白い。
ちょっと脱線しましたが笑
普通の日本人とはちょっと違う
経歴を持っている私ですが、
こんな残酷なドイツの思春期が嫌で、
当時流行っていた
SHIBUYA STYLE(カラオケ番組)とか
Takeshis Castle (痛快なりゆき番組 風雲!たけし城)とか
名探偵コナンとかナルトとかもう本当に日本がキラキラして見えていたんです!✨
そんなこんなでしゃーなしに
自分が日本人であることを認め笑
日本に帰国しました
詳しくドイツの子育てや
私の育ち方について知りたい方は
ぜひ母が私がドイツで育った
10年間書いていたコラムを
見ていただければと思います。
そんなこんなで今に至りますが、
今やっと人生の半分を日本で過ごせし
日本イヤイヤ期に入って何年でしょう笑
そう今では日本が大嫌いになりました。
なぜ日本が嫌いなの?
まず私が日本の異常さに気づいたのはもうそれは早くて、、、
帰国して人生初めての日本での授業でした。
起立。気をつけ。礼。
?!??!?!?!?!??!?!
軍隊に入ったか?!?!
ここナチスか?!?!?!
頑固に立ち上がらず、隣の女の子びっくりして
必死に私を立たせていたの今でも覚えています笑
立ち上がったと思えば、礼の意味も知らないから
担任と目があって笑われました笑
何より水泳の時間ビキニでいって男の子が鼻血出して、
先生に倉庫に強制的に連れて行かれ
サーフィンスーツをはかされたのも
本当に学校史上に残る大事件。笑
まあ、きっとみんなより私の常識があまりにも違ったので、
個人的にはみんなの反応が異常と思いつつも
まだまだ日本を嫌いになりません笑
ここから少し真面目になりますが、
私が日本を嫌いになり始めたのは
「一本道が決められた人生」を知った時でした。
高校は帰国枠を使い、結構いいところに入るも
大学は学科で選ぶものだと思い、
大学に行くという選択をするだけでも立派だと思った私ですが、
「偏差値」という言葉を知り、
「数字」と「肩書き」が全てだったことを知ります。
ドイツでは、違います。
実績が全てですので、大学の資格を取れるのも立派。
ましては大学を卒業することもすごいことなんです。
でもそれは、本当に意味で『自分のやりたいこと』か。
ドイツの大学卒業学科は仕事とかなり強く結びつきます。
かなり重要です。なので、ただ偏差値や名前だけで
簡単に大学選びなんてできないのです。
話は日本に戻しますが、
いつかはドイツに戻り、ドイツに関わる仕事をしたいと思った私は
独文を選び、ある程度いいところにいったものの
入学式の時から、実は全然ドイツの興味ない子がいたり
滑り止めだったとかいう奴もいて
本気でこいつらいかれてんのかと思った。
自分の人生だろ。
嫌ならくんな。
言い方は悪いですが、正直にそう思いました。
でも『日本社会の常識だから』『これが普通だから』
ん?????いや!?!?!?!?
普通ではないよ?!!?!
すでに日本歴3年以上経った私がまた
新たなカルチャーショックを受けた時でした。
日本は本当に教養があって、
識字率が本当に高いことに驚いたし
(読み書きができることが当たり前なのは
日本だからです。当たり前ではありません。)
就職率も高いし、本当に豊かなんです!
本当はすごい国なんです!本当は。
でも大学にしょうがなく入った人を見て、
自分の人生を『文化』やら『常識』だけに委ね、
そう言う人ほど政治にも興味をもたず、
参加もせずに国の不満を言ったり。
どういう目的で、どういう人生にしたくて
この人たちは生きているのだろう。
そう感じました。
政治参加が普通であり、
口達者であればあるほどいいとされるドイツとは
本当に色々と違いすぎる日本。
このギャップ。
口だけで行動に移さない、
受け身な日本人にイライラしてたまらなかった。
大学に行けることがこんなに幸せであること、
みんな知ってるのかな。
ドイツではどれほどの人間が幸せを求めに
命がけで来るのか。
自分の幸せや自己実現のために必死に戦うか。
もっと自由に、世界は広いんです!
ちょっとした出来事かもしれない。
「しょうがない」
「仕方ない」
「当たり前」
もう独特のこの感性が本当に嫌いです。
私はドイツの田舎出身で
まだ2国しか経験してないけど、
それだけでも日本が窮屈に感じました。
ましては政治への興味のなさはもうまるで
第2のナチスを生むかのような予兆とも感じたし、
日本で過ごせば過ごすほどたくさんの違和感を覚えた。
ただ。
日本は嫌い。
だけど、日本人は嫌いではない。
いや。むしろ大好きです。
本当に心から。
だから今まだ日本にいるんです。
なぜ日本にいるのか
そう。
日本は嫌いだけど、日本人が好き。
ぶっとんでいる人やアホな人もたくさんいますが、温かい。
ホスピタリティ。
気遣い。
空気を読む。
この独特な国民性は本当に芯からきているのか
と疑う時もあるのですが、
やっぱり荒いドイツ人と比べると
日本人といる時間は心地がいいのです。
もちろんネガティブな面もたくさんあります。
「闇がある」という言葉が適切かもしれません。
ドイツ人はその分純粋であり、
わかりやすく自己中。
自分の人生の満足度を当たり前に満たし、
自分を他人や会社のために犠牲になんかしません。
そういうところ、日本人は熱い。
どこか冷たいけど、芯では熱い笑
でも日本人が好き以上に、
私が日本にいる理由はきっと
自国愛を持ちたいという劣等感だと思います。
そして何より日本で出会った友人や仲間が
本当に好きであり、家族もこれから生まれる
大切な日本の未来のために
今の日本では幸せになれないのではと
何か必死に変えなきゃと思っているから。
日本は素晴らしい国です。
独特な文化や習慣。
美しい国だと思います。
本当に矛盾していると思いますが、
これからもこの矛盾に葛藤するでしょう。
でも自分の国を本気で愛していると言える国民って
どれぐらいいるのだろうか。
もっと日本人であることに自信を持ちたいです。
だから私は今でも嫌いな日本で
大好きな日本になるために働きます。
最後に
そして最後にプチ宣伝!!!笑
実は私最近ブログをはじめてみました!
もう本当に未熟でまだ全然記事をかけていませんが、
夢だったブログに一歩近づき嬉しさで宣伝してみます笑
まだまだ未完成な部分が多いのですが、
一度遊びに来てくださるととっても嬉しいです!
https://www.lifestylemiki.com/
もし感想だったりフィードバックとして
コメントなどいただいたりしたら助かりますので、
どしどしお待ちしております♡
(心が脆いので手加減お願いします笑)
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