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【クソマイシリーズ】自己防衛能力ゼロウーマン参上

クソマイ(クソマイノリティ)です。
いきなりですが、クソマイは自己防衛能力が低いというかほぼゼロだ。自己防衛能力ゼロウーマンの参上だ!

先天性の難病で車イスユーザー、骨が弱く体力もない、背が低く手も短いので車イスをこぐスピードも遅い。

そんなクソマイ、なかなか危険な目にあっている。

【物乞い?事件】
学生時代、1人で駅で友人を待っていたらおじさんが近づいてきた。ズボンのポケットに手を入れておもむろに小銭をクソマイに差し出した。「ほれ、やるから」と。クソマイを物乞いだと思ったのだろうか?とにかくびっくりして「いえ、いりません」としか言えなかった。そしたらおじさんは「ふざけんなー!」と激昂して、なんと小銭を投げつけてきたのだ!
その時は怖い&注目されて恥ずかしいというのがあってすぐその場から離れた。なかなか記憶に残る事件だ

【頭おかしいんだろ?事件】
とある日、クソマイが1人で駅前を車いすをこいでいると、知らない男の人とすれ違った。そして、すれ違いざまにこう叫んできたのだ。
「どうせ、頭もおかしいんだろ!!!」と。「お前もだろ?」と言いたかったが、ふと、もしナイフとか持ってたらどうしようと思った。もし襲われたら、人通りも少ないし逃げられないな…そう思い覚悟を決めながら目をつむり必死で車いすをこいだ。

【ヤク中事件】
LAに一人旅をした時、スーパーの入口付近にいたヤク中がヘラヘラしながら「俺が押してやるよ!」と車いすをおしながら走ってスーパーの中で車いすから手を離してきた!危うく商品棚に追突するところだったがなんとか免れた。怖い以上にムカついたので入口に戻ったヤク中に遠くからヤク中が居なくなるまでガン飛ばしてやった。(ささやかな抵抗)

このように一歩外へ出ると危険がいっぱいだ。
クソマイが1人で外に出て行動してみようと思ったとき、小心者のクソマイはもちろんリスクを考えた。
一番思ったのが1人で外出中に災害(地震、火事など)にあったらまず自分を守ることは無理だ。
もしかしたら良心のある人がクソマイを助けようとしてくれるかもしれない。だが、クソマイはそれを望まない。
自己防衛能力がないのは、クソマイが持って生まれた宿命なのだ。それはクソマイが背負っていくもので他人に背負わせるものじゃない。もし、助けようとしてその人が危険な目にあったら?その人の人生は?その人の家族は?そう考えると誰かに助けてもらおうなんて全く思えない。そこでクソマイの出した結論は、

もし、有事の事態があったら助からなくていい

誰かに見つかると助けなきゃと思う人がいるかもしれないので、誰にも罪悪感を持たせずに誰にも見つからずひっそりと最後をむかえたい。それが希望だ。

賛否色々意見はあるかもしれないが、本当に有事の時に命を落としても全く後悔はない。命を粗末にしているとかではなく、熟考した上での結論だ。覚悟はできている。家から一歩外に出るときは腹をくくっている。

どうして、それでも1人で外の世界に飛び出すのか?と思われるかもしれない。だが、誰かと一緒じゃないと何かができない、どこにも行けないとなれば経験できることが限られてしまう。

自己防衛能力ゼロウーマンになることがクソマイの宿命なら、命あるかぎり人生を謳歌することはクソマイの使命なのかもしれない。

怖くないと言えば嘘になる。でも、新しい世界を知るワクワクのほうが勝っているのだ。起こるかどうかわからないことにビビって新しい世界を知ることが出来ないなんて勿体なさすぎる。
だからこれからも不安や恐怖よりもワクワクを大切に生きていくだろう。

明日はあなたの町にゼロウーマンが参上するかもしれない。

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