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2020年8月の記事一覧
誕生日の朝に|女の哲学
明け方突然やってきたエネルギーは
私の身体を包み込み暖めてくれた。
緊張しきった私の筋肉をことごとくほぐし
冷えた体を熱くした。
あなたを感じた。
私と重なるあなた。
あなたの香りは私を徐々に溶かしていく。
まるで何もなかったかのように。
そう、何もなかった。
最初から何もなく
あったのはただ
二人が存在しているという事だけだった。
私
何もしなかったというのに|女の哲学
昨夜のこと。
わたしは何もしなかった。
あなたに全身を組み伏せられて
まるで人形のように放心したまま
ただ全てを受け入れていた。
激しい行為だったはずなのに
まるで海の波に揺れているような
不思議な二重性の中で心が漂っていた。
あなたのエネルギーが
私の底のさらに深みへ
静かにやさしく溶けていった。
あなたにしがみ付く身体と裏腹な私の精神は
知らなかった世界|女の哲学
目覚めたとき
今日は昨日までとは違う予感がした。
あなたに抱きしめられた。
気を失うかと思った。
何かが浸透してくる
あまりのスピードと深さに。
命を凝縮した球体の水槽に
突然放り込まれ、
溺れる間もなく
全てが洗い流されたかのような。
あなたの指が私の秘所に優しく触れた。
窒息しそうだった。
長く待ち望んでいた以上の何か。
触れら
私は何に感じたのだろう|女の哲学
私は何に感じていたのだろう?
あれほどまでに。
身体?指?ペニス?精液?
そんなものは今までも感じたこと。
めずらしくもないこと。
それとは全く次元の違う何か。
とんでもない快楽を
感じたこともあるし。
ドラッグで感覚が開かれたり
予想外の解放感で弛緩したこともある。
それとも違う深い何か。
私は何にあれほど感じていていたのだろう?
連続す
That Bridge あの橋の上で |女の哲学
あるアメリカ先住民シャーマンの物語:
数年前に初めて広島を訪れた時、原爆ドームの前の相生橋を渡っていた時のこと。(相生橋は原爆投下の目標とされていた橋)
一人の老女が自分に向かって歩いてきたそうだ。お互いの顔を見てびっくりし、動けなくなった。そして駆け寄り、抱き合ったという。全くの見ず知らずの二人なのに、姉妹だったとわかった。何十年もの時を経てやっと会えた二人だった。
愛し合う魂は、巡り巡って必ず
引き返せない未知の道|女の哲学
私が持って生まれたこの激情は
一人の男を一生深く愛しぬくためにあった。
身も心も精神もすべて開ききって、
ひとつになれる真実を生きるため。
私の恐れは、自分自身の中に巣食う激情ではなく
愛しぬける男が見つからないかも知れないという恐れだった。
あなたが持って生まれた情熱は
一人の女を一生深く愛する出口を求めていた。
人の理解をはるかに超える壊滅的とも思
遍在するあなたへ|女の哲学
今夜は本当に大好きだった人のために祈る。
いや、祈るのは私自身の慰めのためかもしれない。。。。
会うのは一年に一回ぐらいだったけれど、
魂の種類がとっても似ていて、
会った瞬間から大好きだった。
そのハチャメチャブリは筋金入りで、
動物的な嗅覚は絶品だった。
言葉を超えた感覚の世界で話せる稀有な人で、
その存在がとても有難かった。
そのまんま、ただそ
川は流るるを|女の哲学
川の声が聞こえた。
老子のような叡智の響き。
こんなことを話していた。
慌ててメモした言葉。
川は
流れて
神気を発する。
樹木は
その気を浴びて
根を表面に突き出しはびこりながら
命を育む。
蜻蛉は
神気の中を悠々と飛び回り
それぞれの命を遊ぶ。
水は
形を変えながら
本質は変わらず
水自体は
その徳を一切知らず
ただ流れるのみ。
周りに命を張りめぐらせ
神気によって世界をつくる。