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『お探し物は図書室まで』青山美智子・著


2021年本屋大賞第2位『お探し物は図書室まで』(ポプラ文庫)を読みました。

大好きな石井ゆかりさんが解説。
ゆかりさんの著書『月のとびら』も、小説に登場します。

ゆかりさんは、”単にラッキーかどうかを告げる星占い”ではなく、”星を読むことで、人生の流れを知るヒントを教えてくれる”方だと思います。

話は元に戻ります。

『お探し物は図書館まで』は短編集。

人生や仕事に、もやもやしたものを感じている5人の物語。

街の小さな図書室の司書さんが、彼らに本を選んでくれます。

ささやかな羊毛フェルトの付録付き。

そこから、一人一人が、何か大切なことに気づいたり、ちょっぴり幸せな気持ちになったりしていきます。

小説に出てくる本や、登場人物の心情にはっとさせられたり、勇気づけられたり、癒されたり。

図書館を訪れた方たちは、(この人に必要なの?)と思えるような本から、何かヒントをもらったりします。

思わぬところから、ひらめいたり、意外な展開になったりすること、ありますよね。

人生の不思議で、面白いところかもしれませんね。

あなたに似た誰かも、登場しているかもしれません。

おすすめの一冊です。

梅の花がきれいでした。梅ってバラ科さくら属なんですね。


遠くに見えるのは、松山総合公園の展望台です。


梅にもいろいろな種類がありますね。




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