2017年10月の記事一覧
☆ 照明がやや暗めのお店にて
あかりの具合でその場の雰囲気は変化する。
蛍光灯、シェードのついたランプ、クリスマスツリーを飾るような繊細な電飾、炎が揺らぐろうそくの灯り。
やや暗めのお店は、なんだかほっとする。くたびれている時にはちょうど良い。話す話題も、普段話さないような事がぽろっと出てしまうかもしれない、うっかりしてしまう、それは素敵なこと。
お店にいる人たちと共に、ひっそりとこの場所でひととき外の世界
☆ なめらかに感謝できない心のために
何にでも感謝できたらどんなにいいだろう、おとぎ話に出てくる心のきれいな女の子の様に。その真っ直ぐさゆえに必ずハッピーエンドが待っている。
『 言葉をどんなに繰り返しても、心の底から感謝を感じられる事は多くない 』
ーこれは密かな私の悩みだ。本当は発する言葉にしっかりと気持ちを乗せたい。
対策としてまず、感謝したくてもできない心を責める必要はない。
ー魔法のイメージをひとつ。
お
☆ ひりひりするような恋
20代の時にする恋は、痛々しくひりひりするようなものが多い気がする。周りの友人達も、みんなそんな風に見えた。
学校やバイト先で、先輩後輩があり、何かに挑戦するとかしないとか、就職するとかしないとか。一つ一つの選択が未知で手探りで、大きく見せないと自分が崩れそうだったり。
尊敬して追いかけて、体力もあるせいか、どこまでもどこまでも。その人しか目に入らなくて、駅のベンチも看板もただキラ
☆ 考えすぎるのをやめる
自分でもうすうす気付いていた、周りの人からも長い間言われてきた ー『考え過ぎなんじゃない?』と。
そんなことないよ、自分の頭でできる限り考えなくてはと、良かれと思ってやっていたのだ、より良くなるように、当たり前にそうしていた。
最近、気付いてしまった、本当に本当に考え過ぎなのだ。答の無いこと、どうでもいいことをぐるぐると巡らし時間が過ぎていく。私の場合、ほとんど考えない位で丁度良いか
☆ 結婚の挨拶に来た日
私の実家に恋人だった旦那さんが挨拶に来た日、皆緊張していた。
お昼に駅まで私が迎えに行くと、着慣れないスーツ姿が暑そうでやはり緊張していると言う。
姉と旦那さんは古い友人のため、姉も来てくれるそうだ。
家のドアを開けると、2階の居間からポロンポロンと姉の弾くウクレレが聞こえてくる。最近習ったのだと、つじあやのさんの「風になる」を歌っていた。彼女はTシャツに短パンみたいな出で立ちで、