墨画師・東學「世界一うつくしい肌絵画集のできるまで」

絵師&アートディレクターとして稀有な才能を持つ現代の北斎、東學!その東が女体という最高…

墨画師・東學「世界一うつくしい肌絵画集のできるまで」

絵師&アートディレクターとして稀有な才能を持つ現代の北斎、東學!その東が女体という最高のキャンバスを得て、今生に生み出す肌絵達。その仕事を「世界一美しい本」としてこの世に結実させようとする東學肌絵写真集プロジェクトのメイキングNOTE。 Instagram @gakuazuma

最近の記事

初ボディペのリターン、実行!

今回のクラファン・リターンのなかでも一番のレア体験ができるのが、「ボディペイント」だ。かなりのチャンスとはいえ、挑むのには勇気がいる。このリターンをGETしたのは、あるクリエイティブ系の会社の経営者さんで、學さんのことを古くから応援してくださっている方だ。大阪の気風のよい旦那衆といったところか。その世界のラスト侍といった空気もある。で、せっかくならなんかおもろいリターンがええな、ということで、選んでくださった。モデルやってる女友達にボディペイント体験をプレゼントするというもも

    • DRESS CODE

      「東學肌絵図鑑」は二か国語にしたいと思っていて。英訳は、旧友である衛藤千穂さんにお願いした。英語のタイトルは、翻訳ソフトで出てくるようなタイトルでは足りなくて。ずっと考えていく中で、ふと「DRESS」というコトバが降りてきた。墨のドレス、彼女たちひとりひとりの内面を映し出したドレス、美しさの自信をまとうためのドレス。そして「DRESS CODE」みたいなタイトルはどうかなと。いわゆるTPOにあわせた服装のルールみたいなことばの意味がある一方で、ぶっとんだところにこの女神たちの

      • 墨画ライブペインティング

        道頓堀ZAZAにある劇場のひとつが8月末でクローズとなる。 そのクロージングに花を。という企画でお声がけいただいた久しぶりのライブペイントです。 2020年のコロナ禍のなかで、退陣を余儀なくされたいくつもの要素がここにあるわけで。 「道頓堀」=外国人観光客の聖地だった場所。 「道頓堀ZAZA」=その人たちがエンタメを楽めるためのコンテンツを提供した劇場。 「小劇場」=密すぎる 「ライブ、エンタメ」=密すぎるそのたくさんの要素がぎゅっとしてしまっているのが 今の私たちの暮らす

        • 出版社さんと。

          いろいろ考えて今回は、自費出版で突っ切ろうと考えていたのです。そのぶん、好きにできるし、印刷にも凝りまくれる。農家直売のみかん、と同じように、つくりたてをあなたに直接届ける。と、鼻息荒くしていたのですが。そんなところに東京の出版社アトリエサードの岩田恵さんが「きっと力になれると思う」とメールをくださって。2回、お逢いした。2回とも、土砂降りで。2回目はカミナリどがーん。「雨女か?あたしは」と笑いながら。 アトリエサードさんの本には何度か、掲載させてもらっているご縁もあったが

          制作工程、ぜんぶ見せます。

          1冊の画集が具体的にどんなふうに出来上がっていくのか・・・業界が違えば、まったく、スケジュール感も違うと思うので。異業種の業務をのぞき見する感覚で見守ってください。編集肯定、印刷工程の裏側をみなさんにお伝えしていきます。 さて、今日は、アサヒセイハンのプリンティングディレクターであり、私たちの古くからの親友の築山万里子さんと部下の山本君がきてくれて、画集の表紙打ち合わせです。束見本は、以前からあがってきていたのだけど、表紙にもう一工夫ほしかった・・・それで、新しい提案をもっ

          亀甲縛リボンをかけてw

          「亀甲縛りの縄をかけて、お届けするのんどう?」 ・・・とスタッフに相談したら 「おおお、いいじゃないですかーーー」 とノってくれた。何種類かのロープを買ってきてくれて、縛りの実験がはじまりました。學さんにわたして、縛ってもらいます。 「うーーーん、4メートル必要やな・・・」 「え、4メートルも? 赤い紐だけで@600円する」 「えーーーー、@600円は高いなあ」 「でも、面白いよね。バカみたいで。亀甲縛りぼん」 「やってみるかー」 「やろやろっ」  ※スペシャル版のみ。 ★

          実験_下絵で創るブックカバー

          學さんのDNAを感じられるような唯一無二感。 もうすぐクラファンをスタートさせるのだけど、リターンとして、なにかプレミアな世界観をつくれんかなーとずっと考えてて、學さんの衣裳デザイナーの蓮月みづきさんに相談したら。「學さんのアトリエに転がっているラフとか下絵なんかを組み合わせるとか、ライブペインティングのときのペンキまみれの衣裳を仕立て直すとか、そういった、いわゆる高級な表紙というのではなくて、學さんのDNAを感じられるような唯一無二の力が宿ったようなものがいいなあ」というお

          LINE対談:横たわる美女(Saeko)

          「別れる」。それは、幼いころに経験した母との決別だったり、これからの自分自身を愛するための決意だったり。シングルマザー、3人の男の子のママであるSAEKOが、ボディペイントにリクエストしたモチーフには「別れのものがたり」が潜んでいた。えー、ちょっと悲しい女にみえるやーん。 ★7/29~9/23【東學肌絵図鑑クラファン開催中★ヤバすぎるリターン満載】 (Saeko編) みか=さえどんは何してるひと? Saeko=イラスト描いたり、デザインしたり、少し前までこどものアート教

          LINE対談:横たわる女神(IZUMI)

          (IZUMIちゃん編) 第三回目の女神は、訪問看護師いずみちゃん。もう、それだけでゾクッとする男性諸君のきもちよくわかります。職場の人や、家族の人たちには、ナイショなのかなあ。いずみちゃんの中でなにがドカーンと解放されちゃったんやろ・・・。うふふ。 2020年9月23日まで【東學肌絵図鑑クラファンサイト★ヤバすぎるリターン】 みか=いずみちゃんは、看護師さんだよね。 Izumi=訪問看護してます。お宅に直接伺って、ケアさせてもらってます(^^) みか=あー、お年寄りの方の

          LINE対談:横たわる女神(KAORIN)

          第二回目の「女神」はKAORIN。aka.セクシーむつごろう。はじめてあったときロリータファッションのポケットに、モモンガ入れてて。えっ・・・!おうちに多種多様の動物がいるらしく。もう、小動物から學さんまで、飼いならせちゃうコ。 ★7/29~9/23【東學肌絵図鑑クラファン開催中★ヤバすぎるリターン満載】 (KAORIN 編) みか=コロナで撮影とか、イベントとか中止になってるとおもうんやけど、どんなかんじなん? KAORIN=驚くほどないです!ゼロ! みか=そだよね・

          LINE対談:横たわる女神編(あかね)

          「女神」というんですよね、學さんは。モデルさんのことをとてもリスペクトしながらそう呼びます。肌絵というものは絵師とモデルさんひとりひとりの一夜限りの共犯作業。“感情”のあるキャンバスとして學さんの前に横たわる彼女たちのこころをちょっとずつ、のぞき見。 2020年9月23日【東學肌絵図鑑クラファンサイト★ヤバすぎるリターン】 (あかねちゃん編) みか=あかねちゃん、普段なにしてるひとやっけ? あかね=会社に勤めてます。 あかね=事務職。 みか=ほおお。仕事場では、そのミス

          LINE対談:疫病時代のエロリスト(後)

          (→つづき) ★7/29~9/23【東學肌絵図鑑クラファン開催中★ヤバすぎるリターン満載】 がく=でも、なんとかええ写真が撮れて、自分じゃないみたい!嬉しい!ってところまで持ち上げると自信につながる みか=人からエロにしか思われへんとこの奥に、學さんしかできないもんがあるんやなあ がく=3ヶ月前からストレッチ始めたり みか=アラーキーとかもそうなのかな がく=アラーキーはまた違う。あの人はありのままを切り取る天才 がく=アラーキー節炸裂 みか=てことは、學さん節が、作品に

          LINE対談:疫病時代のエロリスト(前)

          ★7/29~9/23【東學肌絵図鑑クラファン開催中★ヤバすぎるリターン満載】 がく=自分のためにの作品作りばっかりしてきたから、ボディペイントし始めたのかなぁ。セラピーっぽい事にもなってるし、そもそも女神たちとのコラボやし。女神達もめっちゃ喜んでるだろうし。 みか=あのがくちゃんが、人のために! がく=どの? みか=エロリスト がく=自分勝手の。なんか、新宿の壁画描いて、落書きが無くなったのがけっこう響いてる みか=そうかあ、すごいやん みか=できることあるんやねえ、私らに

          このひとのなかに闇はないのか

          明るいのです。學さんは。こんな絵をずっとかいていて。美しい女性たちはそれぞれに心にいろんなものを背負っていて。神様に逢うみたいに學さんのところにやってくるという人もいるようで。隣で生きている立場からいうと、「おなかすいた」といった第一次欲求しかほぼ聞こえてこないのだけど。それでも學さんに近づいてくる色んなタイプの男の人も女の人も、なんとなく「このひといいな」「このひとやだな」というのは直感的にあって、それはマネージャーとしてはわりと強固な「バリケード」だと思ってて。ほんで、や

          「楽しんでやってるやつにはかなわない。好きでやってるやつにはかなわない」

          20年前にわたしたちはどん底になって、そして、超短期間で復活した。絵も描けない。お金もすっからかん。そんな時代があって。「絵の描けなくなった學さんなんてみたくない」と心機一転。ミナミに引っ越してきたのだ。小さな6坪の昭和なバーをデザイン事務所にして、めっちゃくちゃ働いて、半年以内に借金全返済。復活を遂げた。學さんは再び絵を描くようになった。自分たちのやりたい方向にいけるようにと、「629」というアート・プレゼンテーションイベントをした。めちゃくちゃ夢中だった。そのときに、大御

          「楽しんでやってるやつにはかなわない。好きでやってるやつにはかなわない」

          美術印刷の極みへ。

          右奥に座っているのが、わたくし「まめ」です。 きょうは、印刷会社@アサヒセイハンの万里子プリンティングディレクターとピノアシスタントが本の設計相談にきてくれました。いくつものサンプルをみながら、學さんのやりたいこと、譲れないこと、予算、美術印刷としての品のよさと、アヴァンギャルドさをすり合わせていく。あっというまに、えらい分厚い本になりそーな企画ができあがっていきます。本づくりのバックヤードは愛のかたまり。「絶対、海外に売れる本をつくる」と鼻息。 なにより。「やっとつくれる