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「東學肌絵図鑑」は二か国語にしたいと思っていて。英訳は、旧友である衛藤千穂さんにお願いした。英語のタイトルは、翻訳ソフトで出てくるようなタイトルでは足りなくて。ずっと考えていく中で、ふと「DRESS」というコトバが降りてきた。墨のドレス、彼女たちひとりひとりの内面を映し出したドレス、美しさの自信をまとうためのドレス。そして「DRESS CODE」みたいなタイトルはどうかなと。いわゆるTPOにあわせた服装のルールみたいなことばの意味がある一方で、ぶっとんだところにこの女神たちの生きていくプライドや証みたいなものが表現できないかなと・・・そんなことを、衛藤さんにつたえてみた。ここに記録する。

ミカ=「肌絵図鑑」というのを最初、BODY PAINT PHOTO BOOKとしていたのですが、もうちょっとそこにメッセージを込めたいとおもってきて。DRESS CODE というタイトルを考えています。墨のドレスをきた女たち、というイメージです。英語的にどうでしょう?

衛藤=DRESS CODEですが、ぱっとイメージするのは会社とかパーティーとかのドレスコードなのですが。。こちらもネイティブの人にイメージ聞いてみますね。

ミカ=はい。イメージとしては、その人の内面があぶりだされて墨のドレスになっている。CODEはその人の、シンボルというか象徴というか、カタチ。一般的なドレスコードには絶対にない、自分だけのドレスコードで生きていく意思、というかんじなの。

衛藤=タイトルの”Dress Code”について、プルーフリーディングをしてくれているアメリカ人のStanに確認しました。一言でいうと「クールなタイトルですね」とのこと。下記のコメントがあったので、共有しますね。

Stan=I like "Dress Code". It's a cool title. It seems to me to be incorporating the kind of word play that English speakers enjoy. A "dress code" is usually rules for how people should dress in certain situations, but "code" itself can be a kind of symbolic way of transmitting messages or meaning (usually secret). The title plays with that in a very clever way.
「Dress Code」好きです。クールなタイトルですね。英語ネイティブが喜ぶような言葉遊びが含まれていると感じます。通常「Dress Code」というと、特定の状況でどのような服装をしなければならないかというルールを指しますが、「Code」という言葉にはメッセージや意味を(通常秘密裏に)伝える”暗号”という意味もあります。このタイトルは、非常にクレバーな方法でこの言葉遊びをしています。

Stan=I forgot to mention earlier that it also fits nicely with her idea of the personal “ dress code“ of the model. That could well be secret or at least private, in a way, known fully only to the model. And, of course, to the artist, ne?
さっき書き忘れたのですが、(“Dress Code”というタイトルは) 、みかさんの「自分だけのドレスコード」というアイデアともいい感じで合致していると思います。それは、そのモデルの方にとって、その人だけ(そしてもちろん、アーティスト(學さん)だけ)に完全に理解できる秘密、または少なくとも、プライベートな部分ですよね。

もちろん。最終決断は學さんですが。仕事でこういった話ができることがすごくクリエイティブでうれしい。女神たちひとりひとりに愛と感謝を込めたタイトルになりそうな気がしてきた。衛藤ちゃんとSTANと組めたことがすごくうれしい。


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